今日は《肩が引っかかって痛みが出てしまう症状》についてまとめました。
こんな症状でお悩みはありませんか?
・肩を動かすと途中で引っかかって痛む
・いつも痛いわけではないけど、角度によって肩が痛い
・背中に手を回すと肩が引っかかる感じがする
・髪を結う時に肩が痛む
こんな症状の時、インピンジメント症候群による痛みの可能性があります。
ぜひ今回の内容がお役に立てればと思いますので読み進めてみてください。
インピンジメント症候群とは?
肩のインピンジメント症候群とは、肩や腕を動かした時にある角度で肩が引っかかるように痛み、それ以上動かすことができない症状のことをいいます。
例えば、腕を伸ばした時や万歳をした時などに、肩が引っかかって痛みが出現します。
痛みの出る角度をすぎると痛みがなくなり動かすことができる場合もあります。
図のように、肩の中にある滑液包という組織や腱が骨の間に挟まれてしまって痛みが出現します。
痛みの程度にもよりますが、ひどい時にはかなりの激痛を伴うことがあり、放置すると夜間痛が出たり、肩の運動制限が出現してしまいます。
インピンジメント症候群の原因
今までは痛くなかったのにいつの間にか肩が引っかかってしまうのはなぜなんでしょうか?
通常の肩であれば痛みが出現することはありません。
それがいくつかの原因によって、肩の滑液包や腱が挟まれてしまうインピンジメント症候群になってしまいます。
今回はその原因をお伝えしていきます。
原因その1 肩の周りの組織が硬くなっている
1つ目の原因は肩の周りの組織が硬くなっている場合です。
肩の周りには筋肉や腱、血管や神経もたくさん通っています。
その中でも特に筋肉や腱の硬さがあると肩関節や肩甲骨の動きが悪くなってしまうため、関節で挟み込まれてしまうことがあります。
原因その2 肩のインナーマッスルが弱っている
肩には《ローテーターカフ》と呼ばれるインナーマッスルがあります。
ローテーターカフは棘上筋・棘下筋・肩甲下筋・小円筋の4つからなります。
このローテーターカフの働きにより、肩を動かす際、肩甲骨に上腕骨を引き付け安定させることでスムーズに腕をあげることができます。
ローテーターカフが機能していない場合、スムーズに骨を動かすことができずに、骨同士の噛み合わせが悪くなり、滑液包や腱が挟み込まれてしまいます。
原因その3 肩甲骨の動きが悪い
肩をあげる際には腕だけではなく、必ず肩甲骨の動きを伴います。
この時に肩甲骨がしっかり動いてくれないと、腕の動きだけが先行してしまい、肩関節で挟み込みが起きてしまいます。
原因その4 背骨の動きが悪い
肩を動かす際には肩、肩甲骨だけではなく、背骨も動きます。
肩を動かす際に背骨が動かない場合、肩に無理がかかって、引っかかってしまったり、肩の痛みが出現することがあります。
最後に
今回は《肩が引っかかって痛みが出てしまう:インピンジメント症候群》についてお伝えしました。
インピンジメント症候群を改善するには、これらの原因を一つ一つ探り、施術していく必要があります。
原因は一つだけではなく、複合している場合もあります。
少しでも痛みがある方は早めに対処して、慢性化したり、悪化したりしないことが大切です。
ご不明な点があればいつでも当院のLINEからご相談ください。
それでは今回も読んでいただきありがとうございました。