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筋肉痛 冷やす?温める?正しい対処法とタイミングを徹底解説

筋肉痛とは?その原因とメカニズム

筋肉痛の種類:即発性と遅発性
「筋肉痛」と一口に言っても、実は2つのタイプがあるんです。まずひとつは、運動中や直後に感じる「即発性筋肉痛」。これは、普段使わない筋肉を急に使ったことで、一時的に筋肉内の血流や代謝物の変化が原因だとされています。
そしてもう一つが「遅発性筋肉痛」。運動後24~72時間ほど経ってからじわじわと出てくる痛みのことで、よくある「翌日の筋肉痛」はこちらの方。運動習慣のない人が急に運動したり、負荷の高いトレーニングをした後などに起こりやすいと言われています。
筋繊維の損傷と炎症反応の関係
遅発性筋肉痛が起こる背景には、筋繊維の微細な損傷が関係しているようです。特に筋肉が引き伸ばされながら力を発揮する「エキセントリック運動」(たとえば階段を下る動きやスクワットの下げる動作)で、この損傷は起こりやすいとされます。
筋繊維が損傷すると、その周囲で炎症反応が起きます。この炎症によって、血管が拡張したり、白血球が集まってきたりといった体の修復プロセスが始まります。つまり、筋肉痛は「筋肉が傷ついた証拠」でもあるんです。
発痛物質と痛みの発生メカニズム
炎症が起きると、そこから「ブラジキニン」や「ヒスタミン」といった物質が放出されます。これらは「発痛物質」と呼ばれ、神経を刺激して痛みを感じさせる働きがあります。
このため、筋肉痛のピーク時にはジンジンとした鈍い痛みを感じることが多く、筋肉に触れるだけでも痛みを感じることもあります。痛みの程度は運動の強度や個人差によっても変わりますが、体が修復モードに入っている証拠と捉えることもできそうです。
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2. 冷やすべきタイミングと方法

急性期の筋肉痛には冷却が効果的
筋肉痛が発生した直後、特に運動後24〜72時間以内は「急性期」と呼ばれ、この時期には冷却(アイシング)が効果的とされています。患部が熱を持っていたり、腫れていたりする場合は、炎症が起きている可能性が高いため、冷やすことで炎症を抑える効果が期待できます。
アイシングの具体的な方法と注意点
アイシングを行う際は、氷嚢や冷却パックを使用し、患部に15〜20分程度当てるのが一般的です。このとき、直接肌に当てると凍傷の恐れがあるため、タオルなどを一枚挟むと安全です。
また、冷却後は1〜2時間の間隔をあけて再度アイシングを行うと効果的です。ただし、感覚がなくなるほど冷やしすぎると逆効果になる場合があるため、注意が必要です。
アイシングの効果とその理由
アイシングには、血管を収縮させて血流を一時的に減少させることで、炎症を抑える効果があります。また、神経の伝達速度を遅くすることで、痛みの感覚を鈍らせる作用も期待できます。
これらの効果により、筋肉痛の悪化を防ぎ、回復を促進することができるとされています。
3. 温めるべきタイミングと方法

慢性期の筋肉痛には温熱療法が効果的
筋肉痛が発症してから数日経過し、炎症の兆候(熱感や腫れ)が落ち着いてきた段階では、温熱療法が有効とされています。この時期に患部を温めることで、血行が促進され、酸素や栄養素の供給が増加し、老廃物の排出が促されると言われています。
ただし、急性期(特に発症から24時間以内)に温めすぎると、炎症が悪化する可能性があるため、注意が必要です。
温熱療法の具体的な方法
温熱療法には、以下のような方法があります
- 入浴:38〜42℃のぬるめのお湯にゆっくりと浸かることで、全身の血行が促進され、筋肉の緊張が緩和されます。
- 温湿布やホットパック:蒸しタオルや市販のホットパックを患部に当てることで、局所的に温めることができます。
- マッサージやストレッチ:温めた後に軽いマッサージやストレッチを行うことで、筋肉の柔軟性が向上し、痛みの軽減が期待できます。
これらの方法を組み合わせることで、筋肉痛の緩和に効果的とされています。
4. 冷やす・温めるの判断基準

判断のポイント:炎症の有無を見極める
筋肉痛に対して「冷やす」か「温める」かを判断する際、最も重要なのは炎症の有無です。炎症がある場合は冷却が推奨され、炎症がない場合は温熱療法が適しているとされています。
炎症の兆候には以下のようなものがあります:
- 患部の熱感
- 赤み
- 腫れ
- ズキズキする痛み
これらの症状が見られる場合は、冷却を行うことで炎症を抑える効果が期待できます。
冷やすべきタイミングと方法
冷却が適しているのは、筋肉痛が発症してから48時間以内の急性期です。この時期に冷やすことで、炎症を抑え、痛みや腫れを軽減する効果が期待できます。
冷却方法としては、氷嚢や冷却パックを使用し、患部に15〜20分程度当てるのが一般的です。直接肌に当てると凍傷の恐れがあるため、タオルなどを一枚挟むと安全です。
温めるべきタイミングと方法
炎症の兆候がなくなり、痛みが鈍くなってきた慢性期には、温熱療法が効果的とされています。温めることで血行が促進され、筋肉の緊張が緩和される効果が期待できます。
温熱療法の方法としては、ぬるめの入浴や温湿布、ホットパックの使用が一般的です。また、温めた後に軽いストレッチやマッサージを行うと、さらに効果が高まるとされています。
判断に迷ったときの対処法
炎症の有無が判断しづらい場合は、以下のポイントを参考にしてください:
- 患部に熱感や腫れがある場合は冷やす
- 痛みが鈍く、筋肉のこわばりを感じる場合は温める
また、痛みが強い場合は冷やすことで感覚が鈍くなり、痛みを感じにくくなる効果が期待できます。
5. 筋肉痛を早く改善するためのセルフケアと予防法

ストレッチとマッサージで筋肉の回復をサポート
運動後にストレッチやマッサージを取り入れることで、筋肉の回復を助け、痛みの予防や緩和につながります。
十分な水分補給と栄養摂取
筋肉の修復には、たんぱく質やビタミンB群などの栄養素が必要です。 また、運動中や前後で水分補給を心がけることも、筋肉痛を予防することができます。
質の高い睡眠で回復を促進
深い眠りの中で成長ホルモンが分泌され、筋肉の再生が促されます。 質の良い睡眠を意識することで、筋肉痛の回復を早めることができます。
適切な運動習慣の継続
週に数回程度のウォーキングや簡単なストレッチを行うなど、運動習慣を身につけておくと、筋肉痛になりにくくなると考えられています。
これらのセルフケアと予防法を日常生活に取り入れることで、筋肉痛の発生を抑え、早期の回復を促すことが期待できます。
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この記事を書いた人

谷口 綾
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