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ぎっくり腰と内臓疾患の関係性とは?見逃せない症状と対処法

1.ぎっくり腰とは?その原因と症状

ぎっくり腰(急性腰痛症)の定義と一般的な原因
「ぎっくり腰」という言葉を、よく耳にするかと思います。正式には「急性腰痛症」と呼ばれ、突然腰に激しい痛みが走る状態です。
ちょっとした動作、たとえば「重い荷物を持ち上げた」「急に体をひねった」などがきっかけで起こることが多いです。特に筋肉や靭帯に無理な負担がかかったときに、損傷が起きやすくなります。
また、普段からの筋力低下や柔軟性の不足、さらには冷えなどもぎっくり腰を招くリスクを高めます。
筋肉や靭帯の損傷による痛みの特徴
ぎっくり腰の痛みは、「ビキッ」と瞬間的に走る鋭い痛みが特徴です。
多くの場合、腰を動かすたびに痛みが強くなり、動けなくなることもあります。しかも、痛みは局所的で、腰周辺に限られることが多いです。
ただ、神経を圧迫するヘルニアなどとは違い、足にしびれが出るケースは少ないです。この違いを知っておくと、少し安心かもしれません。
一般的な対処法と回復までの経過
ぎっくり腰になった直後は、無理に動かさず、まずは安静が基本です。痛みが強い場合は、患部を冷やして炎症を抑える方法も効果的とされています。
数日間、痛みが落ち着くまではできるだけ腰に負担をかけないことが大切です。その後、徐々に日常動作を再開し、無理のない範囲で体を動かすようにすると、自然と改善していくケースが多いです。
ただし、痛みが強く続く場合や、別の症状(足のしびれなど)が出たときは、医師の診察を受けることをおすすめします。
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2.内臓疾患が原因となる腰痛とは

内臓からくる腰痛のメカニズム(関連痛)
「腰が痛い=腰の筋肉や関節の問題」と思いがちですが、必ずしもそうとは限りません。
実は、内臓からの不調が腰痛として現れるケースもあります。
このような痛みは「関連痛(かんれんつう)」と呼ばれていて、内臓に問題があっても、その場所ではなく、離れた部位に痛みが出ることがあります。
たとえば、胃や膵臓に異常があると、背中や腰のあたりに違和感が出ることもあります。
主な内臓疾患と腰痛の関係
実際に、どんな内臓の異常が腰痛と関係しているのでしょうか?いくつか例を見てみましょう。
- 腎臓の不調:腎結石や腎盂腎炎などでは、腰のやや上あたりにズーンと重い痛みが現れます。
- 膵臓の炎症(膵炎):みぞおちから背中側にかけて鋭い痛みを感じます。
- 胃腸の問題:胃潰瘍や大腸の炎症なども、腰痛のように感じる原因になりえます。
- 大動脈瘤:特に腹部大動脈瘤は、破裂のリスクもあるため注意が必要です。
内臓が原因の場合、単なる動作では痛みが変化しにくく、じっとしていても痛みが続くという特徴もあります。
内臓性腰痛の特徴と一般的な腰痛との違い
「これ、ぎっくり腰かな?」と思ったら、実は内臓からの痛みだった…ということもあります。
内臓性腰痛と、一般的なぎっくり腰にはいくつか違いがあります。
- 動いても痛みの強さが変わらない
- 痛みが深部からくるような感覚
- 発熱や吐き気、血尿などの内臓由来の症状がある
このような特徴があるときは、無理に自己判断せず、医療機関への相談がおすすめです。
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3.見逃してはいけない症状とそのサイン

発熱、吐き気、血尿など内臓疾患特有の症状
腰痛と聞くと、筋肉や骨の問題を思い浮かべがちですが、実は「内臓疾患」が関係していることもあります。
その見極めポイントの一つが、**腰痛に伴う“その他の体調の変化”**です。
例えば、腎盂腎炎や腎結石などの腎臓系の疾患では、腰の痛みに加えて以下のような症状が出るケースがあると言われています。
- 発熱
- 吐き気や嘔吐
- 血尿(おしっこに血が混じる)
- 排尿時の違和感
こういった症状が一緒に見られる場合は、単なる筋肉疲労やぎっくり腰ではない可能性もあるため、注意が必要です。
痛みの部位や性質の違いに注目
もう一つのポイントは「痛みの性質」。
ぎっくり腰のような筋肉や靭帯の損傷では、動いたときにズキッと痛みが走ることが多いのに対して、内臓由来の痛みは持続的で、安静にしていても続くことが特徴です。
たとえば、背中側の腰より少し上のあたりに、じわじわと重たい感じの痛みがあって、しかも横になっても和らがない…。そんなときは、内臓が関係している可能性もあります。
さらに、姿勢を変えても痛みがほとんど変化しない場合や、呼吸や食事の影響を受けるような痛みも、筋肉ではなく内臓が関わっていることがあります。
緊急性の高い症状とその対応
中には、緊急対応が必要なケースもあります。
- 腰の強い痛みに加え、冷や汗をかく
- 意識がもうろうとする
- 脈が速くなる、血圧が急に下がる
- 下腹部や背中に広がる激痛
このような症状は、腹部大動脈瘤の破裂などの重大な疾患が疑われることもあり、早急な検査が求められます。
特に「突然の強い痛み」で「体勢を変えても改善しない」ような場合は、無理せず医療機関への来院がすすめられています。
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4.適切な診断と医療機関の選び方

整形外科と内科、どちらを来院すべきか
「腰が痛いけど、どこに行けばいいの?」と悩んだ経験はありませんか?
痛みの原因によっては、選ぶべき診療科も変わってきます。
たとえば、ぎっくり腰のように筋肉や関節に由来する痛みであれば、まず整形外科が適しているでしょう。
一方、内臓疾患が疑われる場合、たとえば発熱や血尿を伴っていたり、安静にしていても痛みが引かない場合などは、内科や泌尿器科、消化器内科といった科目の方が適しているケースもあります。
「痛みの性質」「伴う症状」「痛みの出方」などをもとに、総合的に判断していくことが大切だと考えられます。
必要な検査(MRI、CT、血液検査など)
症状の原因を正しく把握するためには、必要に応じて検査を受けることがすすめられます。
- MRI:椎間板ヘルニアや神経圧迫など、筋骨格系の問題を詳しく見るときに使われます。
- CT検査:内臓の炎症や結石などを画像で確認するのに有効です。
- 血液検査・尿検査:腎臓や膵臓など、内臓系の異常がないかを確認する手段のひとつです。
「腰が痛い=レントゲンだけで済む」と思われがちですが、実際には状況に応じてさまざまな検査が必要になることもあります。
早期診断の重要性と検査の選択肢
腰痛の原因が内臓由来であった場合、早期に検査を受けて、問題を特定することがとても重要です。
たとえば、腎盂腎炎や胆石症などは、初期段階での対応が改善への近道になることが多いです。また、仮に整形外科で異常が見つからなかった場合でも、内科系の診察を併せて受けることで、より正確な判断につながる可能性があると考えられます。
つまり、「どこが悪いのか」をはっきりさせるために、柔軟に専門科を切り替えていく姿勢も大事になります。
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5.予防と日常生活での注意点

内臓疾患による腰痛を予防する生活習慣
「腰が痛くなるたびに内臓のことが気になる…」そんな不安、誰しも一度は感じたことがあるかもしれません。
実は、内臓由来の腰痛は日常生活のちょっとした意識で予防が期待できるとも言われています。
まず大切なのは、生活習慣の見直しです。特に次のようなポイントが挙げられています。
- 栄養バランスの整った食事(腎臓・肝臓に負担をかけない)
- 水分補給を意識して、老廃物を体外へしっかり排出
- 腰回りを冷やさないようにする(内臓の働きを助ける)
- 適度な運動を習慣にする(内臓の血流を促進)
どれも今日から意識できることばかりだと思います。
定期的な健康診断の重要性
腰の痛みが「まさか内臓が原因だった」と後からわかるケースもあります。
そのため、年に一度の健康診断はとても重要と考えます。
血液検査や尿検査で腎機能や肝機能、膵臓の状態などが把握できれば、早い段階で気づくきっかけになるかもしれません。
とくに自覚症状がないまま進行するタイプの疾患もあるので、「今は元気だから大丈夫」と思っていても、定期チェックは習慣にしておくと安心です。
腰痛が再発した場合の対応と専門医への相談
一度腰痛を経験すると、「また再発するんじゃないか」と不安になるかと思います。
実際、再発を繰り返すタイプの腰痛もあるとされています。だからこそ、早めの対応が大切です。
痛みの出方が以前と違う、動かなくても痛む、吐き気や発熱がある――
そんなときは迷わず、整形外科や内科など専門医に相談することがすすめられます。
我慢せずに早めに来院することで、安心できる材料が得られるかもしれません。
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この記事を書いた人

瑞慶山 良二
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