みなさんは乳製品についてどんなイメージをお持ちですか?
一般的に乳製品というと、牛乳やヨーグルトなど『健康に良い』とされているイメージが多いかと思います。
ですが、乳製品は実は身体に負担をかけてしまう食べ物というのが最近の一般的な知見となっています。
□お腹の不調や疲れが取れない
□めまいや吐き気、頭痛などの自律神経症状に悩んでいる
上記のような症状にお悩みで、乳製品を積極的に摂取している方は、乳製品が症状の一要因となっている可能性があります。
今回は、そんな『乳製品』が身体に与えるメリット・デメリットをお伝えしていきます。
牛乳に含まれるカゼインが危険
よく『牛乳はタンパク質が含まれるから骨や身体が丈夫になる!』というイメージがあります。
確かにタンパク質は含まれていますが、そのタンパク質が身体に良いかどうかは別です。
牛乳にはカゼインとホエイというタンパク質が含まれています。
そのうち、カゼインは人間の身体で分解しにくい構造になっており、腸の粘膜を傷つけ、炎症を起こしやすいというデメリットがあります。
腸の炎症は食べ物の吸収を阻害するので、せっかく良い食べ物を食べても吸収できずに終わります。
そして、グルテンの内容でも触れましたが、慢性的なだるさや肩こり、頭痛、お肌のトラブル、便通障害などたくさんの不調の一要因となります。
ホエイたんぱく質も危険!
ホエイとは牛乳から脂肪分やカゼインなどを除いた液体の事です。
さらにホエイには乳糖(ラクトース)という糖分を含みますが、これが曲者です。
日本人は遺伝的にラクトースを分解する酵素、「ラクターゼ」が少ない人が多いことがわかっています。
例えば、牛乳を飲むと下痢をしたり、お腹のトラブルになりやすい人は、このラクターゼの分泌が少なく、消化不良を起こしているのです。
日本人の80%以上に見られるようです。
これはヨーグルトでも同じことが起こります。
牛乳には身体に良い栄養素もあるが・・・
確かに牛乳をはじめとする乳製品にはカルシウムやビタミンなど、身体に良い栄養素も豊富に含まれており、メリットがあるのも事実です。
ですが、メリットとデメリットを天秤にかけても、デメリットの方がはるかに大きいです。
カルシウムやビタミンなどは牛乳からではなく、例えばサプリメントや他の食材から摂取することがおすすめです。
代わりになるものは?
乳製品が身体に及ぼす影響は理解できたけど、牛乳やヨーグルトを好まれている方も多いかと思います。
いきなりそれを全て断つことは難しいでしょう。
なので、代替品として例えば
・豆乳や豆乳ヨーグルト
・アーモンドミルク
・ココナッツヨーグルト
・カシューナッツヨーグルト
などに変えてみることをおすすめします。
最後に
いかがだったでしょうか?
牛乳やヨーグルトが好きで、たまに食べたり飲んだりする分には構わないと思いますが、健康のために毎日摂っていて、何か不調にお悩みの方は、今日の内容が一つの知見になればと思います。
健康に良いとされている乳製品ですが、それが逆に不調の引き金となっている可能性もあることを念頭に、今日からの生活の参考にしていただけたらと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。