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側副靭帯損傷とは

側副靭帯

側副靭帯とは肘関節の内側と外側にそれぞれ存在します。

内側を内側側副靭帯、外側を外側側副靭帯と呼び、肘関節の安定に働きます

内側側副靭帯損傷は特に野球のピッチャーに多く見られるもので、外側側副靭帯損傷は転倒や事故などの外傷によって引き起こされることがあります。

内側および外側の靭帯損傷は、肘の酷使や外傷のいずれによっても発生する可能性があります。

 

側副靭帯損傷の症状

側副靭帯4

内側側副靭帯損傷では肘の内側、外側側副靭帯損傷では肘の外側に痛みが生じます。

その他、典型的な症状としては下記の症状があります。

 

✓ 腕を頭上に上げる動作中またはその後に、肘に痛みが感じられる。

✓ 物を掴み、持ち上げようとすると痛みが生じる。

✓ 速く、または強く物を投げる能力が低下する。

✓ 握力が弱くなったり、手の不器用さを感じる。

✓ 肘に力が入りづらかったり、不安定感を感じる。

 

重度の損傷になると、強い痛みや肘の不安定感に加え、指先にチクチク感やしびれを感じることがあります。

これは神経が圧迫されているか、損傷していることを示しています。

 

側副靭帯損傷の病態と原因

側副靭帯2

肘関節は、肘から下の2本の骨(尺骨と橈骨)と、肘から上の骨(上腕骨)によって構成されています。

これらの骨と関節の構造により、肘は曲げたり伸ばしたり、ひねったりすることができます。

 

内側側副靭帯は肘の内側(小指側)に位置し、外側側副靭帯は肘の外側(親指側)に位置しています。

これらの靭帯は、野球の投球動作や腕を頭上に上げる際に、肘関節を安定させる非常に重要な役割を果たします。

 

内側側副靭帯損傷の多くは、肘関節の過度の使用によって引き起こされます。

たとえば、野球の上手投げ動作などの繰り返しの動作は、靭帯に過度な負担をかける原因となります。

数ヶ月、あるいは数年にわたる酷使は、内側側副靭帯に炎症を引き起こし、微小な裂傷によって組織が損傷することがあります。

 

一方、外側側副靭帯損傷の多くは、外傷による骨折や脱臼に伴って発生します。

転倒した際、転倒を防ごうとして伸ばした腕で着地する行為は、特によく見られる例です。

 

内側・外側どちらの側副靭帯も関節の過度な使用や外傷など、さまざまな要因によって損傷することがあります。

 

側副靭帯損傷への施術

側副靭帯3

側副靭帯損傷の多くは、スポーツ活動における肘の酷使や外傷によって発生します。

患部に炎症がある場合はまず安静にして炎症を抑えることが重要です。

外傷の原因が明らかで、痛みが非常に強い場合は整形外科などで医師の診断を受けることをお勧めします。

過去に側副靭帯損傷と診断された方や、長期にわたり肘の痛みが続いている方はぜひ当院へご相談ください。

側副靭帯損傷を経験した方や、現在も肘を酷使している方に共通して見られるのは肘関節の骨配列の乱れです。

施術を通じて骨配列を整えることで周辺の筋緊張を緩和し、患部の血行不良や酸欠状態を改善することができます。

これにより、痛み症状の改善が期待できます。

さらに体幹から肩・肘の連動性を高めることで、患部への負担を軽減することも重要です。

専門的な検査を行い、それぞれの方に合ったセルフケアやエクササイズをご提案いたします。

 

さいごに

靭帯の損傷は痛みや不安定感を伴い、日常生活やスポーツ活動に大きな影響を与えます。

まずは無理をせず、適切な休息を取りながら専門家の指導の下でリハビリを行うことが重要です。

 

また、整体を通じて、筋肉のバランスを整えたり柔軟性を高めたりすることで回復をサポートできます。

肘の痛みでお悩みの方は、ぜひ当院へご相談ください。

身体の状態をしっかりと見極め、原因にアプローチすることで症状改善の手助けをします。

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