今回は《股関節の痛みを解消するポイント》についてお伝えしたいと思います。
股関節や脚の付け根の痛みでお悩みの方にはお役に立てる内容になっているかと思いますので、ぜひ読んでみてください。
股関節の痛みはどこにくる?
まず《股関節の痛みをどこで感じるか?》ということについてお伝えしていきます。
実は、漠然と脚が痛いことは感じていても、それが股関節からきていると気付いていらっしゃらない場合も多いです。
図の黄色で印した場所に痛みを感じる場合、それは股関節から痛みがきている場合が多いです。
もし、この辺りに痛みを感じるのであれば股関節を疑ってみてください。
股関節の痛みを解消するマル秘ポイント
ここからは股関節の痛みを解消するために良く施術するポイントについてお伝えします。
1.お尻の横の筋肉
お尻の横には《中臀筋(ちゅうでんきん)》と《大腿筋膜張筋(だいたいきんまくちょうきん)》と言う筋肉があります。
この筋肉は股関節に問題があると非常に硬くなりやすいです。
この筋肉が硬くなってしまうだけでも痛みが出現します。
また、硬くなり機能不全を起こすと股関節を支える力が低下するので関節痛も起きやすくなってしまうのです。
2.お尻の中の筋肉
次のポイントは《深層外旋六筋(しんそうがいせんろっきん)》という筋肉です。
これはお尻の深いところにある、
- 梨状筋
- 上双子筋
- 下双子筋
- 大腿方形筋
- 内閉鎖筋
- 外閉鎖筋
の6つの筋肉のことをさします。
股関節の痛みを起こしている場合、ここの筋肉が非常に硬くなってしまっていて、関節の動きが制限されてしまっている場合があります。
ここの柔軟性を改善し、筋力を取り戻していくことで股関節の痛みが緩和されてきます。
3.脚の付け根の筋肉
脚の付け根には《腸腰筋(ちょうようきん)》という筋肉があります。
股関節に痛みがある場合、腸腰筋が原因のケースも非常に多いです。
腸腰筋は本来股関節を守るためにある筋肉ですが、度重なる股関節への負担などにより、柔軟性が低下したり、機能不全になってしまい、本来の役割を果たせなくなります。
腸腰筋の柔軟性と筋力も重要ポイントの1つです。
対策
最後にお伝えするのは《股関節の痛みに対するセルフケア》です。
ただ、ここまでお伝えした股関節の周りにある筋肉は非常に複雑に入り組んでいて、なかなかセルフケアが難しいなというのが本音です。
少しでも痛みが減ればという観点でお伝えしていきます。
ボールを使ってほぐす!
今回ご紹介するのは《ボールを使ってほぐす方法》です。
例えばテニスボールを使ったり、最近ではマッサージ専用のボールもあったりするのでそれを活用します。
座って、あるいは横向きになって、お尻の下にボールを入れて、身体を前後左右に動かします。
少し痛みを感じたり、硬く感じるポイントを探しながらグリグリとほぐしていきます。
1つのポイントについて、2〜3分程度できると良いと思います。
最後に
今回は《股関節の痛みの解消ポイント》についてお伝えしてきました。
セルフケアの方法もお伝えしましたが、股関節の周りの筋肉は非常に複雑なので、それだけで全ての痛みを改善するのは難しいかも知れませんが、やらないよりは良いです。
股関節の痛みでお悩みの方はぜひやってみてください。
やり方などご不明点がありましたら、いつでもご相談ください。
また、どうしても痛みが改善しない場合はぜひ1度当院にご相談いただければお役に立てると思います。
それでは本日も読んでいただきありがとうございました。