ふくらはぎが急につって痛い！「こむら返り」について

「こむら返り」とは

「こむら返り」とはふくらはぎの筋肉が急に収縮し、けいれんを起こしてしまった状態です。

筋肉のけいれんは「こむら返り」という名称が有名な通りふくらはぎの筋肉で多く起こりますが、全身どの筋肉でも起こることがあります。

就寝中や起床時、運動中に急に起きることが多く、一度筋肉をつってしまうと強い痛みを感じて、けいれんが治まるまで数分以上かかる場合があります。

「こむら返り」が起きやすい人の特徴として

✓長時間にデスクワークや立ち仕事をしている

✓運動習慣がなく、運動不足である

✓食事内容にかたよりがある、食習慣が不規則である

✓冷え性で手先や足先が冷えやすい

✓普段、コーヒーやお茶を飲んでいてお水を飲む習慣がない

上記に該当する人は特に起きやすいとされています。

「こむら返り」の主な原因の一つに「体液中の電解質の不足」が挙げられます。

人の身体の水分、すなわち体液には「電解質（イオン）」が含まれています。

この「電解質」は身体の水分量の調整をしたり、筋肉をスムーズに動かすために必要な栄養素です。

代表的な電解質としてナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム等があります。

電解質は汗をかく事により体外へ排出されてしまう為、汗をかきやすい運動中や睡眠中に不足しやすく筋肉がつりやすい状況になります。

また、電解質が不足すると体内の水分量の低下や血行不良に繋がり、筋肉に対する栄養素の受け渡しが不十分になります。その結果、筋肉が血行不良、栄養不足となり筋肉がつりやすくなります。

睡眠中は心拍数や血圧が低下することから筋肉がつりやすい状況下であると言えます。

こむら返りを起こしやすい人の特徴の一つとして「ふくらはぎの筋肉の機能低下」があります。

運動不足や長時間のデスクワーク、立ち仕事などでふくらはぎの筋肉の機能が低下すると疲労物質や老廃物質を体外へ排出するための血管のポンプ作用が低下し血行不良となります。

ひいては、筋肉に対する栄養素の受け渡しが不十分となりこむら返りの原因になります。

当院では機能が低下したふくらはぎの筋肉に対して施術を行うことにより、筋肉の柔軟性や足関節の正常な可動域を取り戻し血行不良の改善、及び症状の改善に繋げることが出来ます。

また、上述した通りこむら返りは体液中の電解質の不足によって起きるため食習慣との関連が深くなります。

食事内容にかたよりがある、食習慣が不規則であるという方は無理のない範囲で改善出来る食事方法を提案させていただきます。

いかがだったでしょうか？

体内の電解質や水分、運動量が不足すると筋肉がつりやすくなります。

一度筋肉をつってしまうと痛みとけいれんが治まるまでに数分かかってしまう場合もあるので頻繁に発症してしまう人にとっては非常につらい症状かと思います。

急なこむら返りや筋肉のけいれんにお悩みの方はぜひ、当院へご相談ください。