こんにちは(^-^)
整体院Oasisの副院長の河内です☆
脳を蘇らせる!!第4回
今回は片麻痺での更衣動作の必要性と実践
についてお話いたします(^-^)
病院から退院したばかりの方は担当のリハビリの先生から教えて頂いた方もいらっしゃるかと思います。
その方は今一度、おさらいで読んでいただけるといいかと思います(^-^)
逆に現在、ご自宅でいらっしゃる方でご自身で更衣動作をされていない方は
是非、このブログを読んで少しの協力動作からでもいいのでチャレンジしてみてください。
自分で行う理由
どうして自分でやらないといけないのか?
このブログを読んでいただいている方の中には
●ご家族様が行っていただけているからいいよ
●片手が動かないから出来ないよ
●座ってやるのがしんどいからやってないよ
など
様々な問題がありご自身で行えていない方もいらっしゃるかと思います。
では、自分で行うと何がいいかといいますと
『脳が機能するからです』
脳が損傷されると損傷した場所の機能が低下します。
例えば、、、
●左右の認識が分かりずらくなった
●上手く物が使えない
●注意が散漫になる
●記憶が衰えた気がする
など、全て脳が損傷された影響で機能が低下しているからです。
これらは、ご自身で頑張って動作を行ったり、リハビリすることで損傷された周辺組織が活性化して回復していきます。
脳はすごいですよね、、、
逆に動作やリハビリを行わない事で損傷した組織は大きな変化することもなく、神経伝達は衰えていきます。
なので大変なのはすごく分かるのですが行うことをお勧めします(^-^)
私がよく患者様と日常生活動作の練習する時は
「どうやったら楽にできるか」を一緒に考えていました。
便利なグッズがあれば紹介したり、「こんな物があったら一人でもできそう」と仰っていたら作っていました。
いかに、できる道筋を立てるかが大事なのかなと個人的には感じています☆
更衣動作~上肢~
【着る】
①着替える洋服を膝の上に広げて、
健側の手で上着の裾を持ち麻痺側の手に袖を通す
②袖を出来るだけ肩の方まで上げる
③健側の袖を通し、後ろの裾とえりをまとめて頭を出す
④健側の手で襟や肩のしわを整える
【脱ぐ】
①健側の手で前後の裾を首の近くまで上げる
②健側の手で後ろの襟を持って前に引っ張り、首を抜く。
持っていたところをずらしていき、裾を持って前へ引っ張る
③健側の袖は、わき腹にこすったり手を振ったりしながら脱ぐ
④麻痺がある側の袖は、健側の手で引いて脱ぐ。
更衣動作~下肢~
【着る】
①麻痺している足を健側の足と組ませる
②麻痺している足から足を通す
(この時ズボンの裾を手繰りよせていると着やすいです)
③健側の足にズボンを通す。この時に出来るだけズボンを上に引き上げる
④立って(立てない場合いはベッドの上で)ズボンを上まで上げる。
⑤ボタンを留めてチャックを上にあげる
便利な福祉用具紹介
●グリップ&プル
ズボンの着衣
シャツのボタン留め
上着のチャックをするときに便利です(^-^)
●ソックスエイド
靴下を履く際に便利です(^-^)
●リーチャー
手が伸ばしても届かないところに引っ掛けて使うと便利です(^-^)
終わりに
更衣動作一つでも毎日行えばの脳への刺激は絶大です!!
是非麻痺の手を動作の中に加えながら行ってみてください(^-^)
協力動作からでもいいので行ってみてください(^-^)