オスグッド病は正式には「オスグット・シュラッター病」という名称で、小学校高学年から中学3年生くらいの子供によく発症する疾患です。
特に野球やサッカー、バスケットなどのスポーツに取り組んでいる子供に多く発生し、膝のお皿の下が腫れ上がって痛むのが特徴です。
オスグッド病の症状
オスグッド病は下記の様な症状があります。
✓膝の下が痛い
✓膝の下が痛みと共にはれ上がってきた
✓膝の下を押すとものすごく痛い
✓痛みでしゃがむことができない
✓正座が痛くてできない
✓運動すると膝の下に痛みが出る
などの特徴があり、小学校高学年から中学3年生くらいのスポーツに取り組む子供に多く発症します。
オスグッド病になる原因
オスグッド病は膝の筋肉の使い過ぎによりお皿の下部分にある軟骨がはがれて、炎症した状態です。
膝のお皿の下には、太もも前側の筋肉が付着していますが、この筋肉が過度に緊張・収縮することで、付着部が引っ張られ、はがれるようになり症状が出始めます。
成長期の子どもは、骨の成長に対してその周りの筋肉の成長が追いつかないため、特に筋肉の付着部に負担がかかりやすい状況にあります。
筋肉に強さと柔軟性がないので、野球やサッカー、バスケットなどのスポーツにより過度な負担が膝にかかると軟骨が部分的にはがれて炎症を起こします。
オスグッド病に対する施術
当院ではオスグッド病に対して
・太ももの前側に位置する筋肉への施術
膝のお皿の下には、太もも前側の筋肉が付着していますが、この筋肉が過度に緊張・収縮することで、付着部が引っ張られ、はがれるようになり症状が出始めます。
この硬く緊張した太もも前側の筋肉(大腿四頭筋)に施術をして柔軟性を上げることによりお皿の下にある筋肉の付着部に対する負担を軽減し症状の改善を行うことが出来ます。
・膝関節、および足・股関節への施術
膝関節やその周りの筋肉に負担がかかる原因として膝関節の上下にある足関節・股関節の硬さが影響することがあります。
足関節・股関節が硬く動きにくい状況にあるとその硬さを補正するために膝関節が過度に働き、負担がかかります。
膝関節はもちろんのこと、その上下にある足関節・股関節に施術をして関節の動きを良くすることにより膝関節にかかる負担を軽減し症状の改善を行います。
・膝関節周辺の神経への施術
膝周りには筋肉や靭帯で構成された神経の通り道がいくつかあります。
筋肉が硬くなることによりその通り道が狭くなり大腿神経・伏在神経といった膝周りに影響を出す神経が障害されて痛みの原因となります。
膝周りで障害された神経に直接施術をすることにより症状の改善を行うことが出来ます。
最後に
いかがだったでしょうか?
オスグッド病と診断を受けると一般的には運動の中止を指示されて冷却や圧迫などの処置を行いますが症状の改善まで長期にわたるケースがあります。
当院で施術を受けることによりオスグッド病と診断を受けた多くの患者様の症状が改善し、迅速に競技へ復帰しています。
長い間、膝が痛い、痛みを我慢しながらスポーツをしている、スポーツの練習を休みたくない等のお悩みをお持ちの方はぜひ、当院へお問い合わせください。