肩が痛くて夜眠れない…
こんにちは(^ ^)
東京都荒川区で肩の専門施術できる《整体院Oasis-オアシス-》の笠井です。
今回は『夜も眠れないくらい痛い肩の痛みを改善するポイント』についてブログを書きました。
実は、私自身スポーツでの大怪我をし、肩の手術をしました。
術後の肩の痛みはこれまで経験した痛みの中でもワースト3には入ります。
肩が痛いと夜眠るのも辛く、どう腕を置いて良いのかわからなくなります。
そんな経験から、今回は夜間の肩の痛みを改善するためにはというテーマでブログを更新しました。
今回の記事が皆様のお役に立てれば嬉しいです。
肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)という状態
皆さんは肩関節周囲炎という肩の病態を耳にしたことがあるでしょうか。
一般的には四十肩や五十肩と言われる症状です。
肩関節周囲炎とは、40〜50代の中年の方に多く見られる病態で、老化や慢性的な肩への負担により骨や靭帯、筋肉・腱などの組織に炎症が生じて硬くなり、運動制限や痛みが出現するとされています。
また、炎症が長引くと肩の動きをスムーズにするための肩峰下滑液包や肩の周りを包み込む関節包が癒着し余計に状態悪化します。
肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)では以下のような症状が出現します。
・少し動かすと肩に激痛が走る
・痛みはそれほどないが、腕が全体的に動かせなくなってきた
・髪を触ったり、背中に手を回せなくなった
などです。
これらの症状には注意が必要です。
なぜ夜に肩が痛むのか?
今回は肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)の中でも、『夜間の痛み』についてお伝えしていきます。
厳密な原因は今でも特定はされていないですが、現在の有力な知見と当院での施術経験を踏まえてお伝えしていきます。
1.肩の関節の内圧の上昇による原因
少しわかりにくい見出しになってしまいましたが、簡単に説明します。
肩の夜間痛を感じる症状をお持ちの方では、図の肩峰下滑液包〜肩峰周囲の内圧が高かったと報告されています。
そのため、ここの圧が夜の痛みと関連していると考えられています。
この圧が上昇してしまう原因は、
・骨の増殖変形による骨棘の形成
・靭帯、関節包むの肥厚
・腱の石灰化
・肩周りの筋肉の柔軟性低下
・肩峰下滑液包の炎症による癒着
などがあります。
これらを解決していくことが重要です。
2.肩板疎部という脆い部分の存在
肩には肩板疎部という構造的に脆い部分があります。
肩板疎部には痛みを感じる神経がたくさん存在していて、痛みを感じやすい場所です。
炎症が起きていたり、肩関節の周りに癒着が起き、硬くなっていると非常に痛みやすいです。
例えば、
・夜中の寝返り
・腕のポジション
・寝ている姿勢による肩への負担
により痛みを感じることが多いです。
3.骨の内圧上昇による夜の痛み
3つ目の原因は、『上腕骨の内圧の上昇』による原因です。
肩の夜間痛を持つ方々は、上腕骨の内圧が高かったとの報告があり、夜の肩の痛みの原因の1つと考えられています。
肩の骨にも血管が通っています。
この血管が、肩の周りの筋肉が硬くなったり、靭帯・関節包の肥厚より圧迫されると血流が阻害されます。
そのため、血流のうっ血が生じて、骨の内圧が上がり痛みに繋がると考えられています。
痛みを取るにはどうすれば良い?
次に実際、夜の肩の痛みを取るにはどうすれば良いかをお伝えしていきます。
1.肩関節の癒着をとる
まず大切なことは、炎症し肥厚してしまった靭帯や腱などを緩め、肩関節の癒着を取ることです。
これは地道な作業ですが、しっかり施術していくと夜の痛みは解消されてきます。
2.肩周りの筋肉の柔軟性を取り戻す
次に重要なポイントは『肩の周りの柔軟性を改善する』ことです。
関節包や靭帯だけでなく、筋肉や腱も柔軟性が低下しています。
それに伴い、血流も悪くなり夜間痛が生じてしまいます。
図に示した筋肉だけではありませんが、柔軟性が低下している部分をしっかり見つけ改善することが重要です。
最後に
今回は『夜の痛みの原因と解決するためのポイント』についてお伝えしました。
本音をいうと、残念ながら肩関節周囲炎や四十肩・五十肩による肩の痛みはセルフケアはできにくい症状でもあります。
もし肩の痛みでお悩みの方がいらっしゃれば一度当院にご相談いただければお力になれると思います。
それでは今回も読んでいただきありがとうございました。
東京都荒川区の肩・膝の専門院《整体院Oasis》
院長 笠井将也
五十肩・四十肩の痛みでお困りの方へ
当院は荒川区五十肩・四十肩を専門的に治療している整体院です。
当院が全国でも発売されている健康雑誌に掲載されました!
4月15日(木)までのご予約限定5名様⇒3名様