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冷え性を根本から改善する5つのポイント【女性4割/男性も増加中の体質】
目次
冷え性とは?何が原因で起こるのか

「冷え性」という言葉、どこか身近に感じませんか。手足がなかなか温まらない、布団に入っても寒い…そんな“冷え”の正体を、当院の視点も交えながら整理してみましょう。
冷え性の定義・「冷え症」との違い
まず「冷え性」という言葉ですが、検査をしても異常が見つからないのに体が冷えやすい状態を指すことが多く、一般には「冷え症」とも言われます。つまり、検査結果に異常はないけれど「手足が冷える」「体がなかなか温まらない」と感じる場合、「冷え性」と捉えられることがあります。
一方で「冷え症」という表現は、東洋医学的には体の機能低下や血流の滞りを含む症状として捉えられ、検査や施術が検討されるケースもあります。
当院では、まず「体の中で熱が作られ、末端まで届いているか」「血流・筋肉・神経のバランスに乱れがないか」を“検査ポイント”として触診・問診で確認し、いわゆる「冷え性」傾向の方に対して、根本的な改善を目指したアプローチを行っています。
女性/男性どちらに多いか、なぜ起こりやすいか
実際、冷え性に悩む方の割合は女性に多く見られ、男性でも決して少なくはありません。例えば「女性は約3人に2人、男性は3人に1人が冷えを感じる」というデータもあります。
その背景には、女性のほうが筋肉量が少ない、脂肪が相対的に多いという体質的な特徴があります。筋肉が熱を生む役割を担っているため、筋量が少ないと体温維持・熱産生がしづらくなります。
さらに女性は月経や妊娠、更年期などホルモンバランスの変化を経験しやすく、それが血流や自律神経を通じた冷えにつながる傾向があります。スカートやストッキングの着用、下半身の冷えなども影響すると言われています。
当院では、女性の冷え性傾向に対して「骨盤内循環」「下肢筋(特にふくらはぎ・太もも)強化」「ホルモンバランスを整えやすい生活習慣アプローチ」を組み込み、男性の方には「加齢による筋量低下」「代謝低下」などを意識したセルフケアもご案内しています。
主な原因(血行不良・筋肉量の低さ・自律神経の乱れ・ホルモンバランス)
冷え性の原因はひとつではなく、複数の要素が絡み合っていることが多いです。主なものとして以下が挙げられます。
- 血行不良:冷えやすい部位として手足末端を挙げる方が多いですが、これは体の中心部から遠いため、血液の流れが滞りがちだからです。血管が収縮すると熱が末端まで届きづらくなります。
- 筋肉量の低さ/基礎代謝の低下:筋肉が少ないと熱の産生能力が下がり、しかも末端から心臓へ血液を戻す“ふくらはぎポンプ”などが弱まると、どうしても冷えが生じやすくなります。
- 自律神経の乱れ:交感神経・副交感神経のバランスが崩れると、血管の収縮・拡張がうまくいかず、熱がうまく末端に届かないことがあります。ストレスや生活リズムの乱れも関係しています。
- ホルモンバランスの変化:特に女性では、月経・更年期などでホルモン変動による血流・体温コントロールの乱れが起こりやすく、それが冷えとして表れるケースが少なくありません。
当院では、上記の原因を踏まえて「触診で筋肉の硬さ・ふくらはぎや太ももの張り」「足首・手首の動き」「自律神経チェックとして首肩・背骨の可動・呼吸パターン」などを検査ポイントにしています。そして施術では、筋膜リリース・下肢筋強化エクササイズ・自律神経を整える深呼吸・生活習慣指導を組み合わせ、セルフケアでは「就寝前10分のふくらはぎストレッチ」「首・手首・足首を温める習慣づくり」「適切なタンパク質摂取&鉄分補給」なども併せてご案内しています。こうして“冷えない体づくり”を目指していくことが大切だと考えています。
自分でチェック 冷え性のタイプ&症状別「私の冷え」判定

「手足が冷える」「お腹だけ冷たい気がする」など、一口に“冷え性”と言っても、人によって感じ方や現れ方はさまざまです。ここでは、自分の冷えのタイプを見極めるためのチェックポイントを紹介します。当院では、冷えの感じ方を細かく分類して検査を行い、原因に合わせた施術とセルフケアを提案しています。
冷え性のタイプを知ることが第一歩
冷え性には大きく分けて3つのタイプがあると言われています。
①手足末端型
もっとも多いのが、手先や足先など末端が冷えるタイプです。デスクワークや立ちっぱなしの仕事などで血流が滞ると、体の中心から熱が届きにくくなります。とくにふくらはぎや足首の筋肉が硬い方は、血液を心臓へ戻すポンプ作用が弱まりやすい傾向があります。当院では、ふくらはぎ〜足裏までの筋膜のつながりを丁寧に検査し、血行を促す施術と動作改善を行います。
②お腹・腰が冷えるタイプ
「上半身は温かいのに下腹部だけ冷たい」と感じる方に多いのがこのタイプです。骨盤まわりの血流低下や、腹部の筋肉の働きの低下が関係していると考えられています。女性では生理不順やむくみを伴うこともあります。当院では、骨盤の傾きや仙腸関節の可動性をチェックし、骨盤まわりの循環を整えるアプローチを重視しています。
③全身型
「手足だけでなく全身が冷たい」「体温が常に低め」というタイプです。慢性的な疲労や自律神経の乱れ、ストレス、睡眠の質の低下などが影響すると言われています。呼吸が浅く、肩や首の緊張が強い方にも多く見られます。当院では、呼吸と姿勢のバランスを整える検査・施術を通じて、全身の血流改善を目指します。
こんなサインが出たら要注意
冷えが一時的なものでなく、次のような状態が続く場合には注意が必要です。
- 手足が「なかなか温まらない」
- 靴下を重ね履きしないと眠れない
- むくみ・しびれを伴う
- 夏でも冷房が苦手で体がだるい
- 寝つきが悪く、朝の目覚めが重い
これらは「冷えが慢性化しているサイン」とも言われています。放置すると代謝の低下や疲れやすさにつながることもあります。当院では、触診で筋肉の硬さや温度差を確認し、必要に応じて血流を促す軽いストレッチや温熱セルフケアを提案します。自宅では「就寝前の足首回し」「湯船で深呼吸」「朝の軽いウォーキング」など、日常的にできる温め習慣を取り入れるとよいでしょう。
冷えの感じ方は人それぞれですが、「自分のタイプを知ること」が改善への近道です。体の声に耳を傾け、小さな違和感を見逃さないことが大切になります。
日常生活で変えられる!冷え性を改善するセルフケア&習慣

「冷え性は体質だから仕方ない」と思っていませんか?
実は、日常のちょっとした工夫や生活習慣の見直しで、体の冷えをやわらげることは十分に可能だと考えています。ここでは、当院で指導しているセルフケアを交えながら、冷え性を改善へ導く実践的な方法を紹介します。
衣類・靴・重ね履きの見直し——「三首」を温める
冷え性対策の基本は、まず“温めるポイント”を意識することです。特に「首・手首・足首」の三首は、太い血管が通る場所で、冷えると全身の血流が悪くなります。マフラーやアームウォーマー、厚手の靴下などを活用し、冷気を感じやすい部分を重点的に守るとよいでしょう。
また、靴がきつすぎると血行を妨げてしまうため、少し余裕のあるサイズを選ぶこともポイントになります。重ね履きよりも「保温性の高い素材」を1枚選ぶ方が、通気と保温のバランスがとりやすいです。
入浴・足湯・ストレッチ・ウォーキングなど、血行を促す習慣
「お風呂に入ってもすぐに冷めてしまう」という方は、湯船の入り方を見直してみましょう。
38〜40℃のぬるめのお湯に10〜15分ほどゆっくり浸かることで、深部体温が上がりやすくなります。足湯も効果的で、くるぶし上までの高さに温かいお湯を張り、5〜10分程度温めるだけでも全身の巡りが良くなってきます。
当院では、施術後に軽いストレッチやウォーキングをおすすめしています。特にふくらはぎを動かすことで“第二の心臓”とも呼ばれる下肢の血流をサポートすることができます。
食事・飲み物・冷たいものを控える——体を内側から温める
食事の工夫も冷え性改善には欠かせません。
冷たい飲み物や生野菜ばかりでは体を内側から冷やしてしまうため、温かいスープや根菜類、発酵食品などを意識的に取り入れましょう。
ショウガ・ネギ・ニンジン・ごぼうなど、体を温めやすい食材を日常にプラスするのもおすすめです。
また、たんぱく質や鉄分の不足は血液をつくる力を弱めると言われているため、バランスの取れた食事を意識しましょう。
睡眠・ストレス・冷暖房の影響——自律神経を整える生活リズム
寝不足や過度なストレスは、自律神経のバランスを崩す大きな要因です。
冷え性の方は、交感神経が優位になりやすく、血管の収縮が続くことで冷えを感じやすくなる傾向があります。
当院では、施術を通して呼吸の浅さや姿勢の乱れを整えるとともに、「寝る前に深呼吸を3回」「起床後に軽く体を伸ばす」など、リズムを整える習慣を提案しています。
冷暖房の使い方も重要で、冬は加湿を保ち、夏は冷気を直接受けないよう工夫すると、自律神経への負担を軽減できます。
無理のない範囲で生活を見直すことが、冷え性を根本から改善する第一歩です。
日々の習慣を少しずつ変えることで、体が“冷えにくくなる感覚”を実感できることが多くなってきます。
体質改善を目指すならここを押さえよう:筋肉・代謝・血行の視点から

冷え性を根本から改善するためには、「温める」だけでは不十分です。体そのものが“温まりやすい体質”になるためのベースを整えることが大切になります。ここでは、筋肉・代謝・血行という3つの観点から、当院が大切にしている考え方とセルフケアのポイントを紹介します。
筋肉量を増やす重要性——太もも・ふくらはぎを鍛える理由
筋肉は、体内で熱を生み出す「ヒーター」のような存在です。特に太ももやふくらはぎの筋肉は全身の中でも大きな割合を占め、熱産生に大きく関わっています。これらの筋肉が衰えると、体温を保つ力が弱まり、末端の冷えを感じやすくなります。
当院では、触診を通して筋肉の硬さや張りを確認し、筋膜の滑走性を高める施術を行っています。そのうえで、太ももやふくらはぎを効率的に動かす「低負荷エクササイズ」や「姿勢改善トレーニング」を組み合わせることで、筋肉の血流と熱産生をサポートしていきます。
自宅でも、椅子に座ったまま踵を上げ下げする“カーフレイズ”など、簡単な動きでふくらはぎのポンプ機能を刺激することができます。
基礎代謝と冷えの関係——代謝が下がると何が起きる?
冷え性の方の中には「以前より体温が低くなった」「汗をかきにくくなった」という人も多いのではないでしょうか。これらは基礎代謝の低下と関係していることがあると言われています。
基礎代謝が下がると、体内で生み出される熱量が減り、手足など末端まで血流が届きにくくなる傾向があります。
特にデスクワークやストレスによって呼吸が浅くなると、酸素が十分に筋肉に行き渡らず、代謝が落ちやすくなります。
当院では、腹式呼吸や胸郭の動きを改善する施術を通じて、代謝を上げやすい体作りを意識しています。体の深部で酸素が巡ると、冷えにくく疲れにくい状態へ近づけることができると考えています。
血行・ホルモン・自律神経——冷えを左右する“内側のバランス”
血行の悪さは冷えの大きな要因の一つですが、その背景にはホルモンバランスや自律神経の乱れも関係しています。
ストレスや睡眠不足が続くと、自律神経の働きが乱れ、血管が収縮しやすくなり、体の末端まで温かい血液が届きにくくなります。特に女性はホルモン周期の影響を受けやすく、冷えが波のように変化するケースもあります。
当院では、自律神経に関わる首・肩・背中の筋緊張を緩め、深い呼吸を引き出すことを重視しています。また、日常生活の中で「湯船に浸かる」「就寝前にスマホを見ない」「呼吸を意識して姿勢を正す」など、リズムを整えるセルフケアを提案しています。
冷え性の改善には、単に温めるのではなく、“温まる力を育てる”という視点が欠かせません。筋肉・代謝・血行を整えることが、体質改善の一歩になります。
それでも変わらないなら知っておきたい:受診・専門ケアのタイミングと選び方

生活習慣を見直しても冷えが続くと、「自分のケアでは限界かもしれない」と感じる方も多いかもしれません。実は、冷え性の中には体の不調やホルモン・血液の異常が隠れているケースもあります。ここでは、来院や専門的なケアを検討すべきタイミングと、東洋医学や整体の視点から見た改善の方向性について紹介します。
冷えが長期化・強度・他の症状を伴うときの来院目安
「冷え」が数週間から数ヶ月続く、または体の一部が特に冷たく感じる場合には注意が必要です。特に、貧血・甲状腺の異常・動悸・倦怠感・むくみなどを伴うときは、体の内部のバランスが崩れている可能性も考えられます。
こうした場合は、内科や婦人科などで血液検査やホルモンバランスを確認してもらうのも一つの方法です。
当院でも、こうした背景を見極めるために、初回の触診で「血流の滞り」「左右差」「体温の分布」などを細かく検査し、必要に応じて医療機関での検査をおすすめしています。
漢方・東洋医学・専門ケアの併用で体質から整える
冷え性は、東洋医学では「気・血・水(き・けつ・すい)」の巡りが滞ることで起こると言われています。
西洋医学的なアプローチでは血流やホルモンを調整し、東洋医学では体質そのものを整える方向から働きかけることが特徴です。
当院では、整体による筋肉や関節の調整を通じて血流を促し、体を“温まりやすい状態”に導くことを目指しています。
特に、骨盤まわりやふくらはぎの柔軟性を高める施術、深い呼吸を引き出す胸郭の調整、自律神経を落ち着かせる頭部のアプローチなどを行い、漢方や鍼灸と併用する方も増えています。
「外から温める」だけでなく、「内側が自然に温まるように働く体」を作ることが体質改善の鍵とされています。
セルフケアとの使い分けと、効果を高めるための工夫
冷え性のケアは、専門施術だけに頼るのではなく、日常のセルフケアと両立させることが大切です。
施術を受けたあとも、「深部体温を維持する動き」を習慣にすることで、効果を長持ちさせることができます。
たとえば、毎日の軽いウォーキングや入浴、就寝前の足首まわしなど、血流を促す習慣を続けると良いでしょう。
当院では、施術のたびに「今の体の状態」に合わせたセルフケアをアドバイスし、次回来院までの“自分で整える期間”を大切にしています。
継続することで、徐々に体が温まりやすくなり、冷えが軽減していくケースも多いです。
冷え性は単なる“手足の冷え”ではなく、体のバランスの乱れを知らせるサインでもあります。
自分でできるケアに加えて、必要に応じて専門家のサポートを取り入れることで、より自然に温まりやすい体を目指すことができると考えています。
お悩みの方は、荒川区・文京区 整体oasisへ
なぜ当院で改善できるのか? その理由は、当院のアプローチ方法にあります。
「どこへ行っても改善しなかった…」そんな方こそ、一度ご相談ください。
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この記事を書いた人
廣瀬 知志
荒川区・文京区にある整体oasis(オアシス)では、初めてのお客様に、当院にお身体をあずけられるか判断していただくため、初回のお試し価格をご用意しています。
どのコースを選べばよいか迷われる方は、お気軽にご相談ください。お身体の状態を確認し、改善までの期間や、費用感などもおうかがいしながら、最適な計画をご提案します。