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梨状筋症候群を改善するために知っておきたい5つのポイントと整体でのアプローチ
目次
1.梨状筋症候群とは?〜症状・原因・なぜ「坐骨神経痛」と間違われやすいか〜

梨状筋症候群の定義・病態
梨状筋症候群とは、お尻の奥にある「梨状筋」という筋肉が、すぐ下を通る坐骨神経を圧迫することで痛みやしびれを感じる状態を指すといわれています。梨状筋は股関節の動きを支える重要な筋肉で、歩く・立つ・座るといった動作の安定に深く関わっています。この筋肉が過度に緊張したり硬くなると、神経を圧迫して痛みが広がりやすくなるのです。当院では、こうした“筋肉由来の神経症状”を見逃さないために、まずは骨盤や股関節の動き、筋肉の硬さを丁寧に触診していきます。
主な症状
梨状筋症候群では、お尻から太ももの裏にかけての痛み・しびれが特徴的です。特に「長時間座っているとお尻が痛くなる」「立ち上がるときに違和感がある」と感じる人が多い傾向にあります。症状が強い場合は、歩行中に違和感が出たり、階段の昇り降りで痛みが悪化することもあります。これは坐骨神経が圧迫され続けることで、下肢全体に負担が広がってしまうためです。当院では、痛みの出る動作や姿勢のクセを一緒に確認し、どの筋肉が原因なのかを見極めるようにしています。
原因・発症トリガー
発症の背景には「長時間の座り姿勢」や「足を組む癖」、「スポーツなどによるお尻の筋肉の使いすぎ」などが関係しているといわれています。特にデスクワークが多い方や、ランニング・ゴルフなどをされる方に多い傾向があります。体のバランスが崩れることで骨盤の傾きや股関節の可動域に差が生まれ、梨状筋が過剰に働く状態になりやすいのです。当院では、骨盤の歪み・筋膜の癒着・姿勢の偏りを総合的に検査し、どの要因から緊張が生まれているかを見極めた上で、筋膜リリースや関節の調整を行っていきます。
坐骨神経痛・椎間板ヘルニアとの違い
梨状筋症候群は、坐骨神経痛や腰椎椎間板ヘルニアと症状が似ているため、誤って判断されやすいといわれています。実際、腰の画像検査で異常がなくても、痛みが続くケースでは梨状筋が関係していることも少なくありません。整形外科では画像検査が中心ですが、整体では筋肉や骨盤の動きの制限から原因を探ることができます。当院では、腰部・股関節・骨盤の連動を確認し、神経圧迫の根本原因を見極めることを大切にしています。必要に応じて専門医との併用もおすすめしています。
2.セルフチェック・当院で確認する検査ポイント

自宅でできる簡単セルフチェック
梨状筋症候群が疑われるときは、まず「お尻の奥の圧痛」と「脚のしびれ方」を確認することが大切です。椅子に座り、片足を反対側の膝に乗せて軽く前に倒すと、お尻の奥に張りや痛みを感じることがあります。また、仰向けで足を伸ばした状態から内・外にひねった際にお尻の奥が突っ張るような感覚がある場合も、梨状筋の緊張が関わっている可能性があるといわれています。こうしたセルフチェックは、痛みの出方や左右差を把握する目安になりますが、強い痛みが出る場合は無理せず中止することが大切です。
当院で行う触診・動作検査の流れ
当院ではまず、骨盤の位置や股関節の動きを細かく確認します。立位・座位・仰向けでの検査を通して、梨状筋だけでなく、中殿筋や大腿方形筋などの関連する筋群の硬さや動きをチェック。さらに、左右の脚長差、骨盤の傾き、腰から下肢への神経の流れを丁寧に触診して、神経圧迫の有無や筋肉の緊張度を見極めていきます。この段階で「筋肉の張りによる痛み」なのか「神経の通り道の問題」なのかを分けて考えることが、的確なアプローチにつながります。
整体的に重視する3つのポイント
- 骨盤と股関節の連動性
骨盤の傾きがあると梨状筋が片側で過剰に働き、神経を圧迫しやすくなるといわれています。当院では骨盤を整え、股関節の動きをスムーズにすることを重視しています。 - 深層筋・筋膜の状態
梨状筋の奥には複数の深層筋が存在し、筋膜の癒着があると回復を妨げることも。当院では手技による筋膜リリースを用い、奥の筋肉までやさしく緩めていきます。 - 姿勢・重心の癖
立ち方・座り方・歩行の際の体重のかけ方にも原因が潜んでいます。施術後は姿勢の写真や鏡を用いて、自分のクセを理解してもらうステップを取り入れています。
医療機関との連携と見極めの目安
梨状筋症候群に似た症状でも、腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症が関係している場合もあります。次のような症状がある場合は整形外科での検査も検討が必要です。
- 足の力が入りにくい
- しびれが日を追うごとに強くなる
- 夜間に強い痛みで眠れない
整体と医療の併用により、より安心して改善を目指すことができると考えています。当院ではその見極めも含め、初回のカウンセリングで丁寧にご説明しています。
3.整体でのアプローチと当院の施術方針

当院の“梨状筋症候群”への考え方
梨状筋症候群は、お尻の奥にある小さな筋肉が神経を圧迫することで痛みやしびれが出るといわれています。ただし、実際には「梨状筋だけが悪い」わけではなく、骨盤の歪みや股関節のねじれ、筋膜の硬さなど複数の要因が絡み合って症状が出ているケースが多いのが特徴です。当院では、痛みが出ている箇所だけにアプローチするのではなく、体全体のバランスを見ながら根本的な原因を探していきます。骨盤や股関節まわりの動きを整えることで、梨状筋への過剰な負担を軽減させ、神経への圧迫が起きにくい状態を目指します。
具体的な施術内容と流れ
初回はまず、立ち姿勢や歩き方、座り方などの動作を観察し、どのタイミングで痛みが出るかを細かく確認します。そのうえで、梨状筋・中殿筋・大腿方形筋など、骨盤まわりの深層筋を中心に触診し、硬さや張りを見極めます。施術では、強い刺激ではなく、筋膜リリース・骨盤の微調整・関節の可動性改善などを中心に行い、体の緊張を解くように整えていきます。また、長時間の座位姿勢が原因の場合は、座り方のクセや椅子の高さなどの生活環境にも着目し、再発を防ぐアドバイスを行います。
筋膜・姿勢・呼吸を組み合わせた独自の整体
当院では、梨状筋そのものを“押す”のではなく、筋膜のつながりを利用して間接的に緊張をゆるめる施術を取り入れています。特に骨盤周囲の筋膜ラインや股関節の動きを調整しながら、自然に神経の通り道を広げていく手技を用いています。また、施術中には呼吸を意識してもらうことで、自律神経を整え、体の回復力を高めるサポートも行っています。これにより、施術後に「体が軽くなった」「立ち上がりがスムーズになった」と感じられる方が多い傾向にあります。
再発を防ぐためのアフターサポート
痛みの改善後も、再発しない体づくりをサポートすることが当院の特徴です。特に梨状筋症候群は、生活の中での姿勢や習慣によって再発しやすい症状のひとつです。そのため、施術後には自宅でできる軽いストレッチや座り姿勢の工夫、股関節を守る動作のポイントなどをお伝えしています。必要に応じて、体質改善を目的とした「食事・栄養指導」や「ダイエットサポート」も組み合わせることで、体全体を健康的に整えることを目指しています。
4.自宅でできるセルフケア・日常改善ポイント

梨状筋をゆるめるストレッチ
梨状筋症候群のケアでは、「お尻の奥をやさしくゆるめるストレッチ」が大切だといわれています。まずは、椅子に浅く座り、片脚を反対の膝に乗せて、上半身を軽く前に倒します。このとき、背中を丸めずに骨盤を前に倒すように意識すると、梨状筋に気持ちよい伸びを感じやすくなります。床で行う場合は、仰向けで片膝を胸に引き寄せ、もう片方の足を交差させるように抱えるのもおすすめです。呼吸を止めずに行い、「伸びて気持ちいい」と感じる範囲で止めることがポイントです。
日常生活での姿勢と動作の工夫
長時間の座位は梨状筋に負担がかかりやすいといわれています。1時間に1回は立ち上がって軽く腰を伸ばす、または数歩歩くことで血流が改善し、筋肉のこわばりを防げます。デスクワーク中は、深く腰をかけ、背もたれに軽く寄りかかるように座ると骨盤が安定します。足を組む習慣や片側に体重をかけて立つ癖も、筋肉バランスを崩す原因になります。普段の立ち姿勢では、両足に均等に体重を乗せることを意識してみましょう。
生活習慣とセルフケアの組み合わせ
筋肉の緊張を改善するには、体の内側からのサポートも大切です。冷えによる血行不良は筋肉を硬くする一因になるため、温めるケア(湯船に浸かる・温タオルを当てる)も有効だといわれています。また、たんぱく質やビタミンB群を意識した食事を心がけると、筋肉の回復を助けやすくなります。当院では、こうした日常ケアを「施術後のアフターケア」としてお伝えし、無理なく続けられるようにサポートしています。
セルフケアの注意点
ストレッチを行う際は、「痛みを我慢して伸ばす」ことは避けましょう。強い刺激を加えると、かえって筋肉が反射的に固くなる場合があります。また、痛みやしびれが脚全体に強く出る、あるいは時間が経っても症状が変わらない場合は、自己判断せず専門家に相談することをおすすめします。当院では、施術と並行して自宅でできるストレッチ・筋膜リリース方法をお伝えし、体の回復を支える習慣づくりを行っています。
5.どうしても改善しない時・整形外科との連携・当院からのご案内

改善しにくいケースと見極め方
梨状筋症候群の多くは、筋肉や骨盤のバランスを整えることで改善が期待できるといわれていますが、なかには別の原因が関係しているケースもあります。たとえば、腰椎椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・股関節の炎症などが併発している場合、神経圧迫が強く、痛みやしびれが長引くことがあります。また、痛みが強すぎて夜も眠れない・足に力が入らないなどの症状が出ている場合は、整形外科での画像検査(レントゲンやMRI)を受けることが推奨されています。
整形外科での検査・治療の流れ
整形外科では、画像検査によって骨や椎間板、神経の状態を確認します。明確な圧迫や炎症が見つからなかった場合は、薬や湿布などの保存的な対応が中心となることが多いです。梨状筋症候群は筋肉性の問題であるため、薬だけで完全に改善するとは限りません。そのため、医療機関での検査+整体での体の調整を併用することで、痛みの根本原因をより多角的にケアすることが可能になります。
当院が大切にしている“連携”の考え方
当院では、医療機関との併用を前提に「できること」と「できないこと」を明確に伝えるようにしています。筋肉・関節・姿勢など、整体で改善が見込める部分を整えながら、整形外科での検査や処方を活かすことで、より効果的な回復を目指します。必要に応じて、症状の経過を整理し、医療機関に伝えやすいようアドバイスを行うこともあります。これは、患者さんが「どこに相談すればいいかわからない」と不安を感じないためのサポートです。
当院独自のサポート体制
施術による改善に加え、当院では再発予防のための「体質改善プログラム」も導入しています。姿勢・筋肉・食生活・体重管理などを3ヶ月単位でサポートし、痛みの出にくい体を自分で維持できるようにするのが特徴です。整体の施術を通じて痛みが落ち着いた後も、生活の中でできる習慣づくりを一緒に進めていくことで、再発リスクを減らしていきます。
まとめ
梨状筋症候群は、正しい検査と施術の方向性を見極めることで、改善が期待できるといわれています。無理をせず、体のサインを見逃さずにケアを続けることが大切です。当院では、「検査 → 施術 → セルフケア → 再発予防」までを一貫してサポートしています。気になる症状が続く場合は、早めのご相談をおすすめします。
お悩みの方は、荒川区・文京区 整体oasisへ
なぜ当院で改善できるのか? その理由は、当院のアプローチ方法にあります。
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この記事を書いた人
瑞慶山 良二
荒川区・文京区にある整体oasis(オアシス)では、初めてのお客様に、当院にお身体をあずけられるか判断していただくため、初回のお試し価格をご用意しています。
どのコースを選べばよいか迷われる方は、お気軽にご相談ください。お身体の状態を確認し、改善までの期間や、費用感などもおうかがいしながら、最適な計画をご提案します。