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アキレス腱が気になる方へ|原因・症状・整体でのケアまで徹底解説
目次
1.アキレス腱とは?構造と機能を知ろう

アキレス腱の位置・役割(ふくらはぎと踵をつなぐ腱)
アキレス腱は、ふくらはぎの筋肉(腓腹筋・ヒラメ筋)が踵の骨につながる部分で、体の中でもっとも太く強い腱と言われています。歩く・走る・立ち上がるといった動作のたびに、ふくらはぎの力を踵へ伝える役割を担っています。いわば「足のバネ」のような存在で、動作を支える縁の下の力持ちです。
ただし、強靭な構造でありながら血流が少なく、疲労や負荷の蓄積に弱いという特徴もあります。そのため、日常生活でも無意識のうちに負担がかかりやすい部位です。当院では、アキレス腱そのものだけでなく、ふくらはぎ・膝・骨盤・足首といった全体の動きやバランスを検査の際に確認します。部分的なケアではなく、全体の連動性を整えることで、自然な動作を取り戻すことを目指しています。
なぜ「アキレス腱」と呼ばれるのか(神話・人体の腱として最大級)
「アキレス腱」という名前は、ギリシャ神話の英雄アキレウス(アキレス)に由来しています。彼は全身が無敵でしたが、かかとだけが弱点だったという逸話があり、その部分にあたる腱が「アキレス腱」と呼ばれるようになったそうです。
この腱は人体の中でもっとも太く、通常の生活で体重の数倍の力がかかるといわれています。スポーツをする人だけでなく、階段の上り下りや通勤の歩行など、私たちの毎日の動作を陰で支えています。当院では、この腱に生じる「張り」「違和感」「重だるさ」などを早期に察知することが、大きなトラブルを防ぐ第一歩だと考えています。
日常・スポーツでのアキレス腱への負担について(歩行・走る・跳ぶ動作)
アキレス腱は、歩く・走る・跳ぶといった動作の際に大きな伸縮を繰り返しています。特に、硬い靴・姿勢のくずれ・片足重心・長時間の立ち仕事などが続くと、腱の柔軟性が低下しやすくなるといわれています。
当院では、こうした“負担のかかる背景”を探るため、姿勢・足の接地バランス・歩行のクセなどを細かく検査しています。施術では、筋膜やふくらはぎの柔軟性を取り戻すようにアプローチし、日常でもできるセルフケアとして、ふくらはぎの軽いストレッチや足首まわしを指導しています。負担を減らしながら腱の弾力を保つことで、再発しづらい体づくりをサポートしています。
2.アキレス腱に痛み・違和感が出る原因

アキレス腱炎・アキレス腱周囲炎とは?そのメカニズム
アキレス腱の痛みとして代表的なのが「アキレス腱炎」や「アキレス腱周囲炎」と呼ばれるものです。これらは、腱やその周囲の組織に炎症が生じることで起こるといわれています。原因は、走る・跳ぶ・長時間歩くなどの繰り返し動作による“使い過ぎ”が多く、ふくらはぎの柔軟性が低下している人にも見られます。特に、急に運動量を増やしたり、合わない靴を履いたりすると腱に微細なダメージが蓄積し、痛みにつながることがあります。
当院では、単に痛みのある箇所だけをみるのではなく、足首の可動域・ふくらはぎの硬さ・骨盤の傾きなど、全身の動作連動を検査します。体の一部にかかる負担を分散させることで、腱への過剰なストレスを軽減していくことを重視しています。
アキレス腱断裂とは?前兆・その特徴
アキレス腱断裂は、急なジャンプやダッシュなど、瞬間的な強い力がかかった際に起こることが多いとされています。「バチッ」と切れるような感覚を覚える人も多く、断裂音を感じたという声もあります。ただし、完全に切れていない「部分断裂」では痛みが強くないケースもあり、気づかず放置してしまうこともあります。
整体の範囲では断裂そのものの修復は行いませんが、当院ではこうした前兆(張り・違和感・力の入りづらさ)がないかを早期に確認し、負担のかかる動作パターンを修正していきます。ふくらはぎの筋バランスや足首の動きを整えることで、腱への負担を軽減し、再発リスクを減らすサポートを行っています。
整体的な視点で気をつけたいこと
アキレス腱の不調は、局所の炎症だけでなく「姿勢」や「歩き方」「重心バランス」が深く関係していることが多いです。たとえば、猫背や骨盤の傾きによって体重のかかり方が変わると、足首からふくらはぎにかけての筋肉が常に緊張しやすくなります。
当院では、まず姿勢や立ち方・歩行のクセを丁寧に観察し、触診で筋膜のつながりを確認します。そのうえで、手技による筋膜リリースや足部の調整を行い、アキレス腱に過剰な負担がかからないよう全身のバランスを整えます。こうしたアプローチを通して、「痛みが起こる背景」を根本的に見直していくことを大切にしています。
放っておいたらどうなる?
アキレス腱の違和感を放置すると、慢性的な炎症や腱の肥厚(分厚くなる状態)が進行する場合があると言われています。その結果、歩くだけでも痛みを感じたり、再発を繰り返したりするケースも少なくありません。
当院では、痛みのある箇所に加え、回復を妨げる“周囲の硬さ”や“動作のくせ”にも注目します。早めに検査・施術・セルフケアを取り入れることで、腱への負担を減らしながら自然な回復を促していきます。
3.当院(整体院)で行う検査・施術の流れ

検査のポイント(触診・可動域・筋バランス・姿勢チェック)
アキレス腱に違和感や痛みがある場合、当院ではまず「どの動作で痛みが出るか」「どの筋肉が関与しているか」を丁寧に確認します。腱そのものに炎症があるケースもあれば、ふくらはぎや足首・骨盤といった他の部位の動きが原因で負担が集中している場合もあります。そのため、触診で筋膜の張りを確かめ、足首の可動域や歩行時の重心のかかり方、姿勢のクセを細かく検査します。
特に、ふくらはぎ(腓腹筋・ヒラメ筋)の緊張具合と骨盤の傾きは、アキレス腱のストレスと深く関係していると言われています。こうした体の“つながり”を見極めることで、痛みの本質にアプローチするための方向性を立てていきます。
施術の主なアプローチ(筋膜・筋バランス・ふくらはぎ・足首補正)
当院では電気治療などの機械的な刺激は行わず、すべて手技による施術を中心に行っています。筋肉や筋膜をやさしく緩めながら、足首・ふくらはぎ・骨盤といった全体の連動を整えることで、アキレス腱にかかる余計な負荷を減らしていきます。
たとえば、ふくらはぎの外側が強く張っている方には内側の筋肉を活性化させ、全体のバランスを整えるように調整します。また、足首の動きが硬い場合には、関節周囲の筋膜リリースを行い、自然に動ける状態を取り戻すことを目指します。痛みを「抑える」のではなく、再発しにくい動作パターンへ導くことを重視しています。
当院が“電気治療を行わない”理由
電気治療は一時的な鎮痛効果が期待できる一方で、根本的な原因にアプローチしづらいことがあります。当院では、体の状態を「感じながら整える」ことを大切にしており、施術者の手で筋肉・腱・関節の状態を読み取り、必要な部分に最小限の刺激で変化を促します。
また、施術によって変化した体のバランスを確認しながら、動作テストを重ねることで、「施術後すぐの軽さ」ではなく「翌日・翌週も持続する改善」を目指しています。
セルフケアを伴うプログラム設計(施術+ご自宅でできる動き)
施術だけで終わらせず、自宅でも体を整えられるように、簡単なセルフケアや姿勢の意識づけもお伝えしています。アキレス腱まわりでは、
・タオルを使ったふくらはぎのストレッチ
・足首まわしによる血流促進
・つま先立ち運動での筋バランス強化
などを体の状態に合わせて提案します。
3ヶ月を目安に「自分の体の使い方を理解し、再現できる」ことをゴールとしており、来院が終わった後もセルフケアを継続しやすいサポートを行っています。
4.セルフケア・予防法:自宅でできる3つのステップ

ストレッチ&筋トレ(腓腹筋・ヒラメ筋・アキレス腱周辺)
アキレス腱の違和感を感じたときは、まず「動かしながら整える」ことが大切です。特にふくらはぎ(腓腹筋・ヒラメ筋)の柔軟性を保つことで、アキレス腱への負担を減らせると言われています。
おすすめは、壁に手をつき、片足を後ろに引いてかかとを床につけたまま、ふくらはぎの伸びを感じるストレッチ。軽く膝を曲げることで、より深い位置のヒラメ筋まで伸ばすことができます。1回30秒ほど、呼吸を止めずに行いましょう。
当院では、ストレッチ前後での可動域チェックや、左右差を見ながらフォームを整える指導も行っています。正しい姿勢で行うことで、筋肉の“伸び”を感じやすくなり、より効果的なケアにつながります。
日常での習慣(負荷をかけ過ぎない、靴選び、足首の使い方)
アキレス腱の炎症や張りは、トレーニングだけでなく日常の動作からも影響を受けます。硬い靴底やかかとの高い靴、サイズの合っていない靴を履くと、常に腱が引っ張られる状態になりやすいです。また、デスクワークなどで長時間座ったまま過ごすと血流が滞り、ふくらはぎが硬くなってしまいます。
日中はこまめに足首を回したり、立ち上がって軽く背伸びをしたりするだけでも血流が促され、アキレス腱の回復を助けると言われています。当院では、患者さまの生活リズムに合わせて「無理なく続けられる小さな習慣」を提案し、自然に体を動かす環境づくりをサポートしています。
再発を防ぐために(柔軟性維持・筋力バランス・早期違和感対応)
アキレス腱の痛みは、一度落ち着いても再発しやすい傾向があります。原因として多いのが、「柔軟性の低下」と「筋力のアンバランス」です。片足重心や姿勢のくずれによって再び腱に負担が集中し、炎症を繰り返すことがあります。
当院では、施術による調整だけでなく、セルフケアを“習慣化”するための3ヶ月サポートを行っています。ストレッチや筋トレの動画を共有しながら、フォームを確認し、正しく継続できるように伴走しています。違和感を感じた段階でケアを取り入れることで、痛みを防ぐだけでなく、より動きやすい体を保つことができます。
5.こんなときは医療機関も視野に/受診の目安と注意点

「動き始めてから痛みが消えない」「腫れ・熱感・明らかな違和感」がある場合
アキレス腱の痛みは、初期の段階では軽い違和感や張り感から始まることが多いですが、炎症や損傷が進行すると、歩行時にズキッとした痛みや腫れ、熱感を伴うことがあります。
特に「朝起きたときにかかと付近が強く痛む」「歩き始めると痛みが強く、動かしても和らがない」といった症状は注意が必要です。こうした状態が数日続く場合は、整形外科などの専門機関での検査が推奨されています。腱の微細な損傷や断裂を見逃すと、慢性的な炎症につながる可能性があるため、早めの相談が安心です。
整体院と整形外科の棲み分け(整体で対応できる範囲 vs 専門医療が必要な範囲)
整体院では、炎症を伴わない慢性的な張りや、姿勢・動作のくせによる負担の軽減を目的に施術を行います。一方で、急性の強い腫れや、明らかな断裂が疑われる場合には、整形外科での画像検査(超音波・MRIなど)が必要となるケースもあります。
当院では、検査の段階で炎症の可能性が高いと判断した場合、専門医への来院をおすすめする場合があります。そのうえで、炎症が落ち着いた後の再発予防・バランス調整・セルフケアのサポートとして整体を併用する形を提案しています。
当院としてのご案内(整体での対応方針・医療機関への橋渡し)
当院では「今できる最善の対応」を大切にしています。アキレス腱の痛みが軽度で、姿勢や歩行動作に偏りが見られる場合は、手技による筋膜リリースや足首の動作改善を行い、再発を防ぐケアを行います。
一方、腫れ・熱感・強い痛みがある場合は、炎症の可能性を考慮して一度専門医の判断を仰ぐようご案内します。その後、医療機関での検査を経て炎症が落ち着いたタイミングで、当院の整体を再開することで、体の使い方から整えていくサポートをしています。
Q&A(よくある疑問に整体院の視点で回答)
Q:どのくらいの期間で良くなりますか?
→ 症状の程度によりますが、多くの場合、初期の違和感なら数週間の継続的なケアで改善が見られることが多いと言われています。
Q:運動はしても大丈夫?
→ 痛みがあるうちは控えるのが基本です。ただし、完全に動かさないことも筋力低下を招くため、痛みの範囲を見ながら軽いストレッチや足首の運動を続けることをおすすめします。
Q:整体と病院、どちらに行くべき?
→ 強い痛み・腫れ・熱感がある場合は整形外科、それ以外の体のバランス・再発予防・姿勢改善などは整体が適しています。当院ではその両方を組み合わせたケアを提案しています。
お悩みの方は、荒川区・文京区 整体oasisへ
なぜ当院で改善できるのか? その理由は、当院のアプローチ方法にあります。
「どこへ行っても改善しなかった…」そんな方こそ、一度ご相談ください。
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この記事を書いた人
瑞慶山 良二
荒川区・文京区にある整体oasis(オアシス)では、初めてのお客様に、当院にお身体をあずけられるか判断していただくため、初回のお試し価格をご用意しています。
どのコースを選べばよいか迷われる方は、お気軽にご相談ください。お身体の状態を確認し、改善までの期間や、費用感などもおうかがいしながら、最適な計画をご提案します。