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目次
EMSとは?―仕組みと一般的な効果の基礎知識

EMSは、電気刺激によって筋肉へ“疑似的な運動指令”を送る仕組みとされています。普段、筋肉は脳からの指令で動きますが、EMSはその電気信号に近い刺激を外部から与えることで、筋収縮を促すと言われています。電気刺激の強さや周波数によって作用の出方が変わるため、機器によって感じ方や効果の幅に違いが生まれます。
EMSの電気刺激が筋肉に与える作用
電気刺激を流すと、筋繊維が反応して小さく収縮と弛緩を繰り返します。これが「筋トレに近い状態」と説明される理由ですが、実際には“自力で動かすとき”とは負荷のかかり方が異なるとも言われています。特に体幹まわりの深層筋(いわゆるインナーマッスル)は、日常で意識しにくい部分のため、EMSを補助として使うと刺激を入れやすいとされています。
当院でも、姿勢の崩れや腰の負担が大きい方の検査を行う際、体幹の安定性が弱いケースを多く目にします。そのような場合、EMSで刺激を入れる前に「どの筋肉が働きにくくなっているのか」を触診・動作検査で確認することを大切にしています。
インナーマッスル・アウターマッスルどちらに効くのか問題
“インナーに効くEMS”“アウターに効くEMS”と商品によって表現が異なりますが、実際には周波数や電気刺激の質で働きやすい筋肉が変わります。
・低周波:浅い部分の筋肉(アウターマッスル)に反応しやすい
・中〜高周波:刺激が深部まで届きやすく、インナーマッスルに届く可能性がある
ただし、「貼れば必ずインナーが鍛えられる」わけではないとされており、姿勢の崩れや筋バランスの偏りがあると、期待した部位に反応しにくい場合もあります。当院では施術前後の姿勢チェックや呼吸の入り方、骨盤の動きを確認し、必要であれば筋膜リリースや姿勢調整を併用しながらインナーが働きやすい状態に整えていく流れを重視しています。
医療用/家庭用/サロン用の違い
EMSは大きく3種類に分かれると言われています。
- 医療用:リハビリ目的で使用され、深部まで安定した刺激が届きやすい
- サロン用:出力が家庭用より高く、短時間で広範囲を刺激しやすい
- 家庭用:安全性を保つため出力は控えめだが、継続しやすい
それぞれの特徴にメリットがあり、「どれが正解」という考え方よりも、目的と体の状態に合っているかが重要と考えています。
「痩せる/引き締める」の誤解が起きやすい理由
検索でも“EMS 痩せる?”という疑問が多く見られますが、電気刺激で直接脂肪が落ちるわけではないと言われています。
ただし、体幹が働きやすくなることで姿勢が整い、結果としてお腹まわりがスッキリ見えるケースはあります。姿勢の改善は見た目の変化につながりやすいため、「痩せたように見える」という印象が生まれやすいのかもしれません。
当院でも、腰痛や反り腰のケアを進める中で「お腹まわりがスッとした気がする」と話される方が多く、これはインナーが働きやすい状態になり、普段使われていなかった部分が自然と安定するためです。
そのためEMSは“単体で痩せる機械”というより、“姿勢づくりのサポート”として使うことで効果を感じやすいと考えています。
EMSの効果は?期待できる5つのメリットと“限界”

EMSの効果については、日常生活では意識しにくい筋肉へ刺激を入れられる点が大きな特徴と言われています。ただ、「筋肉が動く=痩せる」という単純な話ではなく、どのような目的で使うのかによって得られやすい変化が変わってきます。ここでは、一般的に期待されるメリットと、誤解されやすい“限界”を整理しながら、当院で大切にしている考え方も交えてお伝えします。
筋肉刺激による引き締め効果の範囲
EMSは電気刺激によって筋肉を動かし、軽い運動に近い状態を作ります。そのため「引き締まったように感じる」ケースが生まれやすいのですが、あくまで筋肉の活動量が増えることでの変化で、脂肪そのものが直接減るわけではないとも説明されています。
当院では、腹圧の入り方や体幹の支えが弱い方に対して、筋肉の働きやすさを高める目的でEMSをおすすめするケースもあります。ただしその前に、姿勢のバランスや呼吸の深さを検査し、筋肉が適切に働く準備が整っているかを必ず確認しています。
姿勢改善・腰痛予防との関連
姿勢が崩れていると、体幹の深い部分が働きにくくなり、結果として腰の負担が大きくなります。EMSはインナーマッスルへ刺激を届けやすいため、体幹が安定しやすく、姿勢を整えるサポートとして使われることがあります。
当院では、骨盤の傾きや背骨の動きを丁寧に触診し、硬さや左右差を整えたうえでEMSをおすすめすることがあり、こうした流れによって「体幹が入りやすい状態」が作られ、腰の負担が軽く感じられたという声もあります。
むくみ・血流のめぐりに関する作用
筋肉がリズムよく動くことで、ふくらはぎやお腹まわりの血流が促されやすくなります。軽いポンプ作用が働くため、夕方にむくみやすい方にとってはサポートとして使いやすい場合もあります。ただし、むくみの原因が内科的な問題による場合もあるため、気になる症状が続く時は早めに相談する必要があります。
運動が苦手な人のサポートとしての位置付け
「運動が苦手」「体力に自信がない」という方にとって、EMSは“最初の一歩”として便利です。自分では動かしにくい部分に刺激が入りやすいので、トレーニングの入口として使う方もいます。
ただし、当院の考え方としては“EMSだけに頼る”のではなく、日常の動作改善や軽いストレッチと組み合わせることで自然に筋肉が働きやすくなる流れを作ることが大切だと考えています。
“EMSだけでは痩せない”と言われる理由とエビデンス
検索でもよく見かけるフレーズですが、EMSは脂肪燃焼を直接起こす機器ではないと言われています。
・体幹が働いて姿勢が整う
・お腹の力が抜けにくくなる
・見た目がスッキリしやすい
こうした変化から「痩せた気がする」と感じることはありますが、体重が大きく変わるというより、体の使い方が整うことで見え方が変わるケースが多いと言われています。
当院では、食事の知識や日常動作の改善も併せてサポートし、単に数字だけを見るのではなく、「無理なく続けられる体の土台づくり」を大切にしています。
EMSが向いている人・向いていない人の特徴

EMSは、筋肉に電気刺激を入れることで働きやすさをサポートするツールになります。ただ、誰にでも同じように効果が期待できるわけではなく、「向いている人・向いていない人」に違いがあるとも話されています。当院でお体を検査している中でも、EMSが役に立ちやすいパターンと、そうではないケースがはっきり分かれることが多いため、そのポイントを整理してお伝えします。
体幹が弱い/姿勢が崩れている人に合いやすい理由
姿勢が崩れている方は、腹圧が入りにくく体幹が働きづらい状態になっていることが多いです。特に反り腰・猫背・骨盤の前傾/後傾のクセがある場合、インナーマッスルがサボりやすい状態となっています。
EMSは深層部への刺激を補助しやすいため、「力を入れる感覚がわかりにくい」という方にとっては、体幹の入りやすさを感じるきっかけになりやすいです。
当院では、骨盤の角度・背骨の可動性・呼吸の深さを触診し、筋肉が働きやすい状態かどうかを確認しています。
加齢による筋量低下が気になるケース
年齢とともに筋肉量は少しずつ減っていきます。特に太もも・お腹まわり・背中などは影響を受けやすく、立ち上がりやすさや歩きやすさにも関わります。
「自分でトレーニングをしても力が入りづらい」という方は、EMSで軽い刺激を入れることで動きの感覚をつかむ助けになることがあります。
ただし、無理に強い刺激を入れるのではなく、動作検査で可動域や筋バランスを確認し、負担の少ない範囲で使うことが大切と当院では考えています。
ダイエット目的の場合の注意点
検索でも多く見られますが、「EMS=痩せる機械」というイメージは誤解されやすいポイントです。
脂肪燃焼そのものを直接おこすわけではないと言われており、体幹が働きやすくなることで姿勢が整い、見た目がスッキリしやすいケースがある…程度の理解が現実的とされています。
当院のダイエットサポートでは、
・食事、栄養の知識
・生活習慣の見直し
・筋肉、関節の動きを改善
などと組み合わせることで、無理のない範囲で体の変化を目指しています。
禁忌
EMSは便利な機器ですが、以下のケースでは使用できないと言われています。
・妊娠中
・心疾患がある
・ペースメーカーを使用している
・皮膚に炎症や傷がある
・知覚異常がある部位
よくある誤解:「貼るだけで痩せるわけではない」
最も多い誤解が「貼るだけで痩せる」というイメージです。
EMSは“筋肉を働かせる手助け”であって、“脂肪を直接減らす道具”ではないと言われています。
ただ、「筋肉が働きやすくなる → 姿勢が整う → 見た目が変わりやすい」という流れが起こることはあり、その違いが誤解を生みやすいのかもしれません。
実際どう使えば効果的?EMSの選び方と正しい活用方法

EMSを効果的に使うためには、周波数や強度の調整だけでなく、「どんな目的で使うのか」を明確にすることが大切になります。なんとなく貼ってしまうと刺激が表層で終わってしまい、期待した変化に結びつきにくい場合があるため、少しだけ仕組みを理解しておくと使いやすくなります。当院でも、姿勢の検査や触診の結果を踏まえて、必要に応じて使い方を提案することが多く、使い方の違いが実感の差につながりやすいと感じています。
周波数・強度・部位による効果の違い
EMSは、周波数が変わると刺激が届く深さや筋肉の反応が変わります。
・低周波:表層の筋肉が動きやすい(アウター中心)
・中周波:ある程度深い部分まで刺激が届きやすい
・高周波:インナーにアプローチしやすい機器もある
強度は「痛くないレベル〜軽く筋肉が動くレベル」が目安です。強すぎる刺激は逆に体が力んでしまい、目的の部位に刺激が入りにくくなることもあります。
インナーマッスル狙いとアウターマッスル狙いのパラメータ
「お腹を引き締めたい」「姿勢を支える力を高めたい」という場合は、インナーマッスルが働く設定を選ぶと良いでしょう。
一方、「ももの筋肉を使いたい」「お尻を動かしたい」というケースではアウターマッスル狙いの刺激が合うこともあります。
当院では、呼吸の入り方や骨盤の傾きを触診し、インナーが働く姿勢を整えることで、効果を感じやすい状態を作るようにしています。
家庭用EMSの選び方
家庭用機器を選ぶ際は、
・パッドを貼る位置が分かりやすい構造か
・出力調整が細かく設定できるか
・皮膚トラブルを避けるため衛生管理しやすいか
このあたりがポイントになります。
パッド位置が少しズレるだけで刺激される筋肉が変わるため、「貼っているのに思った場所が動かない」ということが起きやすくなります。
「運動習慣」「食事管理」「姿勢改善」と組み合わせた時の相乗効果
EMS単体では大きな筋肥大や体重変化は起きにくいと言われていますが、
・軽い運動
・日常での姿勢改善
・食事の調整
と組み合わせることで効果を実感しやすくなることがあります。
当院では、姿勢のクセを整える施術に加えて、日常的にできるセルフケアや呼吸法をお伝えしながら、EMSを“補助ツール”として使っていただく流れを大切にしています。
使用時間の目安・頻度・継続期間
一般的には、
・1回10〜20分程度
・週2〜4回
・4〜8週間の継続
がひとつの目安と言われています。
「毎日たくさん使えば良い」というよりも、筋肉が回復する時間を確保しながら継続した方が、体への負担が少なく使いやすいとされています。強度よりも“続けやすいペース”を重視するのがポイントです。
EMSで期待できる効果を最大化するために知っておきたいこと

「EMSって貼れば痩せるの?」とよく聞かれますが、実は“痩身”そのものを目的にする機器ではないと言われています。電気刺激は筋肉の収縮をサポートしますが、脂肪を直接減らす仕組みではないため、イメージと現実にギャップが生まれやすいのかもしれません。ただ、体幹が働きやすくなることで姿勢が整い、お腹まわりがスッキリ見えやすくなるケースはあるため、「見た目の変化につながる可能性がある」という理解が近いとされています。
どの目的なら良い投資になるのか
EMSは、体幹の安定性を高めたい人や、姿勢が崩れやすい方、筋肉の衰えが気になる方には相性が良いとされています。当院でも、骨盤の傾きや背骨の動きを触診したうえで、インナーが入りにくいタイプの方に補助としておすすめすることもあります。また、ケガ後のリハビリ段階で「うまく筋肉に力が入らない」と感じる人にとっても、最初のきっかけ作りとして役立ちます。
やりすぎ・誤使用のリスク
「強くすれば効く」というわけではなく、強度を上げすぎると逆に体が緊張してしまい、目的の筋肉に刺激が届きにくくなることもあります。皮膚トラブルや筋肉痛が出やすくなる場合もあるため、違和感を抱えたまま続けるのはおすすめできません。
併用するとさらに効果が高まりやすいケア
EMS単体より、
・姿勢を整える施術
・呼吸を深めるセルフケア
・軽い運動(ウォーキングやストレッチ)
と組み合わせる方が、筋肉が働きやすくなりやすいです。
当院でも、姿勢調整やインナーが入りやすい呼吸の練習を取り入れながら、日常のクセが改善しやすい状態を整える流れを重視しています。
使用前に専門家へ相談すべきサイン
以下のケースでは、使用前に専門家へ相談することが推奨されています。
・お腹や皮膚に違和感がある
・強い腰痛やしびれが続いている
・心疾患がある
・妊娠中
・ペースメーカーを使用している
当院では来院時に体の状態を丁寧に確認し、EMSが安全に使えるかどうかを一緒に判断しています。
お悩みの方は、荒川区・文京区 整体oasisへ
なぜ当院で改善できるのか? その理由は、当院のアプローチ方法にあります。
「どこへ行っても改善しなかった…」そんな方こそ、一度ご相談ください。
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この記事を書いた人
廣瀬 知志
荒川区・文京区にある整体oasis(オアシス)では、初めてのお客様に、当院にお身体をあずけられるか判断していただくため、初回のお試し価格をご用意しています。
どのコースを選べばよいか迷われる方は、お気軽にご相談ください。お身体の状態を確認し、改善までの期間や、費用感などもおうかがいしながら、最適な計画をご提案します。