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指の関節が痛いときに知っておきたい原因・セルフケア・専門施術の流れ
目次
指の関節が痛いと感じたとき、まず押さえておきたい「仕組み」

指の関節とはどこ?
「指の関節が痛い」と一言でいっても、実際にはどの関節が気になるのかによって考えられる背景が少し変わってきます。第一関節(DIP)、第二関節(PIP)、そして付け根のMP関節では、それぞれ動き方や負担のかかり方が異なるためです。たとえば、日常でペンを持つ、スマホを操作する、家事で細かい動きを繰り返すなどの動作が、場所によって負担になりやすいとも言われています。当院ではまず、どの動きで痛みが強く出るのかを触診と可動域チェックで確認し、使い方の癖や姿勢の影響も含めて全体像を捉えることを大切にしています。
なぜ痛みが出る?使いすぎ・関節の摩耗・炎症・神経圧迫の主なメカニズム
指の関節痛は「これだけが原因」と言い切れるものではなく、複数の要因が重なることで起きやすいとされています。
たとえば、
- 使いすぎ(腱鞘炎・ドケルバン病)
- 関節の変化(ヘバーデン結節・ブシャール結節)
- 炎症(関節リウマチなど)
- 神経の影響(手首の使い方や姿勢からくる負担)
などが挙げられます。
当院では関節そのものだけでなく、「なぜそこに負担が集中しているのか」という部分を重視します。手首や肘、肩の動きが制限されていると、細かい作業のたびに指へ負担が集中しやすくなるためです。施術では手指だけを触るのではなく、肘・肩・胸郭の動きまで広く確認し、全体が連動しやすい状態づくりを目指します。
どんなときに“すぐ来院”を考えたほうがいい?
次のような状態が続く場合は、早めの専門チェックが推奨されています。
- 関節が明らかに腫れてきた
- 変形してきた気がする
- 痛みが数週間以上続く
- 朝のこわばりが強く、動かすまで時間がかかる
- 両手の複数の関節が同時に痛む
こうした場合、炎症性の背景や関節変化の可能性を確認する必要があるため、整形外科との併用も視野に入れつつ、当院では触診・可動域検査・姿勢動作のチェックを行い、負担の偏りや改善の方向性を整理してお伝えしています。また、再現しやすいセルフケアも併せて提案し、負担を減らしやすい日常の使い方へ導いていきます。
「指の関節が痛い」主な原因と、それぞれの特徴

腱鞘炎・ばね指・ドケルバン病:使いすぎがきっかけのケース
細かな動作を続けたあと、「なんだか指がひっかかる感じがする」「親指側がズキッとする」といった違和感が出ることがあります。いわゆる腱鞘炎やばね指、ドケルバン病と呼ばれる状態で、スマホ・パソコン作業・家事の繰り返しがきっかけになることが多いと言われています。
当院でも、こうしたケースでは指だけを確認するのではなく、手首や肘の動き、肩や胸郭の固さまで広く見ていきます。上流の関節が固いと、指への負担が増えやすいためです。触診で炎症のサインや動きの制限を確認し、無理のない範囲で負担が分散する姿勢や動作へ整えていきます。
変形性関節症(ヘバーデン結節・ブシャール結節)・加齢・女性ホルモンの影響
第一関節や第二関節が硬くなり、節が少しずつ大きくなってくるパターンもあります。加齢や手の使い方のクセにくわえて、女性ホルモンの変動が影響する可能性も示唆されています。
「痛みが出たり引いたりする」「朝のこわばりが長く続く」などの声もよく伺います。当院では動きの左右差や姿勢の癖を細かくチェックし、関節が動きやすい状態を取り戻せるよう施術していきます。また、指のストレッチや温め方など、再現しやすいセルフケアもお伝えし、負担を減らすサポートをしています。
炎症性疾患(関節リウマチ・乾癬性関節炎など)・神経・血行の影響
「朝、手が強くこわばる」「左右どちらも痛む」「複数の関節が同時に腫れる」といった症状がある場合は、炎症性の疾患が背景にあることも考えられます。また、首や肩の緊張で神経が刺激されると、手指に違和感が出るケースもあります。
当院では、炎症が疑われる場合は医療機関との併用をおすすめしつつ、姿勢や胸郭の動きの改善、呼吸の深まりを引き出すアプローチを行います。血流や神経の通り道のコンディションが整うと、指への負担が減りやすくなります。
外傷・突き指など急に痛くなったときのケース
スポーツ中の衝撃、物をつかんだ瞬間の負荷、思わぬ突き指などで急に痛むこともあります。
この場合、まずは腫れ・熱感・赤みの有無を確認し、強い痛みが続く場合は医療機関でのチェックが推奨されています。当院では、外傷後の回復サポートとして、指の動きが戻りやすいように手首・肘・肩の状態を調整し、無理のないリハビリ的なセルフケアもお伝えします。
日常でできるセルフチェック&セルフケア

押したとき/曲げたとき/朝起きたときの“こわばり”チェック
「朝起きたら指が固まったように動きづらい」「曲げたときだけ痛む」「押すとズンと響く感じがある」──こうしたサインは、関節や腱の負担が蓄積している可能性があります。まずは、どの動きで痛みが強くなるのかを把握することが大切です。
当院では、朝のこわばりの有無や、曲げ伸ばしのしやすさ、押したときの痛みの出方などを一緒に確認し、指だけでなく手首や肘・肩の動きも総合的にチェックします。周囲の関節が固くなると指の動きに負担が集まりやすいため、背景を丁寧に整理しながら改善の方向性を探っていきます。
セルフケアの基本
指の関節が痛いときは、まず「使いすぎていないか」を確認することが重要になります。スマホ操作や家事、PC作業など、無意識のうちに同じ動作を繰り返してしまうことも多いためです。
セルフケアとしては、
- 一時的な安静
- 負担の大きい動作を控える
- 指や手首の軽いストレッチ
- 温めて血流を促す
などが挙げられます。当院では、それぞれの生活パターンを伺いながら「どの作業が負担になっているか」を会話の中で整理し、日常で無理なく続けられるケア方法を提案しています。
当院の検査ポイント
当院では、痛みが出ている関節そのものだけではなく、動作そのものの癖を重視しています。たとえば、
- 握る動作でどの指に力が入りやすいか
- 手首の角度がどのタイミングで変わるか
- 肘や肩の動きと指の動きが連動しているか
などを触診と動作チェックで細かく確認します。また、胸郭の固さや呼吸の浅さも指の負担につながるため、その点も含めて全体のバランスを見ていきます。
自宅で行えるセルフケア
自宅でできるケアとしては、
- 指1本ずつの軽い曲げ伸ばし
- 手首を大きく回すストレッチ
- 温めて血流を促すケア
- 痛みが強いときは一時的な冷却
- 作業が続く時のサポーター使用
などがあります。
当院では、患者さまの生活動作に合わせて「無理なく継続できるケア」を一緒に選び、再発を防ぐ体の使い方の習慣づくりもサポートしています。
当院の「指の関節が痛い」方への施術方針と流れ

当院が考える「痛みの背景」
指の関節が痛いとき、多くの方が「指そのものが悪いのかも」と感じやすいですが、実際には姿勢や手首の角度、腕の使い方の癖が影響していることもあります。たとえば、長時間のデスクワークで肩が前に巻き、手首が固定されたまま細かい動作を繰り返すと、指に負担が集中しやすくなるパターンがあります。
当院では、痛みを「局所」だけで判断するのではなく、腕〜肩〜胸郭〜姿勢全体のつながりを見て、どこに負荷がかかり続けているのかを丁寧に整理していきます。筋肉・靭帯・関節のバランスが崩れている可能性を含めて、動きのクセや生活習慣との関係性も一緒に確認します。
初回の検査でチェックする項目
初回の来院時には、
- 指の曲げ伸ばしのしやすさ
- 圧痛の出方(どこを押すと痛むのか)
- 手首の角度や可動域
- 肘・肩・肩甲骨の動き
- 胸郭の柔らかさ
- 呼吸の深さ
- 日常の使い方の癖
などを丁寧に触診しながら確認します。
当院では「呼吸の浅さ」や「胸郭の固さ」が手指の使いすぎにつながる場合もあると考えており、指の痛みと一見関係なさそうなエリアにも着目します。動きの制限がどこから始まっているのかを一緒に探り、改善の方向性を共有します。
施術の流れ
施術は、痛みの強い部分を押しすぎるような方法ではなく、関節が動きやすい環境づくりを目的としたソフトなアプローチを中心に行います。指だけでなく、手首・肘・肩・胸郭の動きがなめらかになるように整えることで、負担の偏りを減らすことが期待できます。
施術後は、
- 再現しやすいセルフストレッチ
- 作業時の手首の角度
- つかむ/押す動作のコツ
- 体の使い方の癖を減らすアドバイス
- 必要に応じた食事や栄養面のサポート
など、日常生活に落とし込みやすい内容をお伝えします。
改善に向けてのサポート
指の関節が痛い方は、「一時的に良くなったけど、また痛くなる」という不安を抱えていることが多いです。当院では、施術の後も定期的なフォローを行い、再発しづらい体の使い方を一緒に作っていきます。
姿勢の癖が戻りやすい方には、自宅でできる呼吸エクササイズやストレッチを提案し、作業姿勢・家事動作など、日常で負担が偏りやすいポイントも整理して進めます。「痛みを取るだけ」ではなく、再発を防ぐための習慣づくりを重視してサポートしています。
よくある質問Q&A&早めの来院をおすすめするケース

「片側だけ痛むけど大丈夫?」→左右対称の痛みがあると要注意
「右の指だけ痛むんですけど大丈夫ですか?」という相談はよくあります。片側だけの場合は、使い方のクセや負担の偏りが原因になっていることが多いと言われています。ただし、左右の複数の指が同時に痛む、朝のこわばりが毎日続くなどの症状がある場合は、炎症性の背景が関係することもあります。当院では、片側の痛みでも肩・肘・手首の動きまで確認し、「どの動作で負担が集中しているか」を一緒に整理しながら、改善の方向性を探っていきます。
「指が変形してきたけどどうすれば?」→変形性関節症の進行と対策
節が大きくなってきた、指が曲がって見える──こうした変化に気づいたとき、多くの方が不安を感じます。ヘバーデン結節・ブシャール結節など、加齢や使い方のクセ、ホルモンバランスの影響が関わる場合があります。
当院では、変形そのものを直接“元に戻す”というより、痛みを軽減し動かしやすさを引き出すための施術を行います。手指だけでなく、胸郭・肩・肘など上流の関節の動きを整えることで負担の偏りを減らし、セルフケアの習慣づくりもサポートします。
「手首をぶつけたけどそのうち良くなる?」→外傷後のリスクと目安
「ちょっとぶつけただけだから」と放置してしまうケースもありますが、外傷後に腫れが続く・痛くて力が入りづらい・関節が安定しない感じがする、といった場合は注意が必要です。
当院では、ぶつけた直後の状態でも、圧痛・可動域・腫れの有無などを丁寧に触診していきます。必要に応じて整形外科との併用を提案しながら、負担を和らげる施術や、自宅でできるケアの方法をお伝えしています。
「セルフケアだけでいいの?」→来院を考えたほうがいいサイン
セルフケアはとても役立ちますが、以下のような状態が続く場合は専門チェックをおすすめされています:
- 数週間以上痛みが続く
- 関節が腫れたり熱を持つ
- 朝のこわばりが長く続く
- 複数の関節が同時に痛む
これらは、炎症性の背景の可能性があるためです。当院では全体の動きや姿勢を含めて負荷の原因を探りながら、必要に応じて医療機関との併用も案内しています。
まとめ
「そのうち良くなる」と思って様子を見る方も多いですが、指の関節の痛みは生活動作に影響しやすいため、長引く場合は専門的なチェックが推奨されています。当院では、痛みの出ている指だけでなく、姿勢・呼吸・動きのクセ・生活習慣まで含めて総合的にサポートし、再発しづらい体の使い方を一緒に作っていきます。
お悩みの方は、荒川区・文京区 整体oasisへ
なぜ当院で改善できるのか? その理由は、当院のアプローチ方法にあります。
「どこへ行っても改善しなかった…」そんな方こそ、一度ご相談ください。
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この記事を書いた人
廣瀬 知志
荒川区・文京区にある整体oasis(オアシス)では、初めてのお客様に、当院にお身体をあずけられるか判断していただくため、初回のお試し価格をご用意しています。
どのコースを選べばよいか迷われる方は、お気軽にご相談ください。お身体の状態を確認し、改善までの期間や、費用感などもおうかがいしながら、最適な計画をご提案します。