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喉に何か張り付いてる感じ – 感じる原因と自宅でできる対処法5選
1.「喉に何か張り付いてる感じ」の正体を知ろう

喉の奥に「何かが張り付いているような」「異物が取れないような」違和感を覚えると、つい気になってしまいますよね。この感覚は、単なる喉の乾燥や一時的な炎症だけでなく、ストレスや姿勢、胃の状態など複数の要因が関わることがあると言われています。実際には何かが“付着している”わけではなく、粘膜の状態や神経の感受性が変化することで、張り付き感として感じやすくなることもあるようです。
当院では、こうした喉の違和感に対して「喉そのものの問題」だけでなく、「首・肩の筋緊張」や「呼吸パターン」も確認しています。特に、姿勢の乱れによって首の前面の筋肉(胸鎖乳突筋や舌骨筋群など)が硬くなり、喉の奥の組織が引っ張られるような状態になることが多くみられます。これが「何かが張り付いている感じ」につながるケースも少なくありません。
「張り付き感・つかえ感」とはどういう状態か
この「張り付き感」や「つかえ感」は、医学的には「咽喉頭異常感症」と呼ばれることがあり、明確な異物がなくても違和感を覚える状態を指します。クラシエの漢方情報によると、喉の違和感は“気の滞り”や“自律神経の乱れ”が背景にあることも多く、心身のバランスが関係しているとも考えられているそうです。また、ユビーの症状検索データでも、同様の症状は風邪の後やストレス期に増える傾向があると言われています。
実際のところ、こうした感覚は「痛み」ではなく「存在感」に近いもの。飲み込みには支障がないのに、何となく詰まるような、もやっとした圧迫感が続くのが特徴です。長時間デスクワークをする方や、呼吸が浅くなりやすい方は、首まわりの血流や神経の働きが鈍くなり、余計に違和感を強く感じやすい傾向があります。
当院では、喉の動きに関係する筋肉を優しく触診し、どの部分が張っているかを確認していきます。過度に緊張している箇所を緩めることで、喉の通りが自然に整っていくケースもあります。
主な原因:粘膜の腫れ・咽喉頭異常感症・逆流性食道炎・後鼻漏など
喉に何かが張り付いているように感じる背景には、いくつかの代表的な要因があるとされています。健栄製薬によると、まず考えられるのは「粘膜の炎症や乾燥」。空気の乾燥や口呼吸が続くと、喉の表面が荒れて粘つき、違和感を生じやすくなるようです。
また、「逆流性食道炎」によって胃酸が喉の方まで上がり、粘膜を刺激して炎症を起こすケースもあります。これが慢性的になると、軽い張り付き感が続くことがあります。さらに、「後鼻漏(こうびろう)」と呼ばれる鼻水が喉の奥に垂れる状態でも、常に何かが付着しているような不快感を感じやすくなります。
当院では、喉だけを局所的にみるのではなく、首・背中・胸郭の可動性も検査します。猫背や頭部前方位などの姿勢の乱れがあると、喉の奥のスペースが狭まり、呼吸や飲み込み動作にも負担がかかりやすくなります。そのため、首まわりの筋緊張を整える施術や、深い呼吸を取り戻すエクササイズを通して、喉への負担を軽減するサポートを行っています。
なぜ「何かが張り付いてる」ように感じるのか、メカニズムを簡単に説明
喉の違和感は、実際に異物があるわけではなく、神経の“感覚過敏”が影響していると言われています。喉には多くの感覚神経が集まっており、粘膜がわずかに腫れたり、空気の流れが変わったりするだけでも、過剰に反応して「何かがある」と感じてしまうのです。
特に、ストレス状態では自律神経のバランスが乱れやすく、喉の筋肉が常に緊張していることがあります。この状態が長引くと、喉が「狭まっているような感覚」や「引っかかるような違和感」として現れることがあるようです。
当院では、こうした神経や筋肉の連動を考慮し、喉周囲だけでなく全身のバランスを見ながら調整を行います。首から鎖骨、胸の前までの筋肉を緩めるだけでも、呼吸が深くなり、喉の圧迫感が和らぐケースがあります。セルフケアとしては、喉をさすりながら深呼吸を行う・首の前側を温める・こまめに水分を摂るなど、体をゆるめる習慣を意識することが大切です。
2.自宅でできる初期の対処法と日常ケア

喉に何かが張り付いているような感覚は、ちょっとした生活習慣の見直しで軽くなることがあります。特に、空気の乾燥や口呼吸、ストレスなどによって喉が乾きやすくなると、粘膜が炎症を起こしやすくなるため注意が必要です。まずは身近な環境を整えることが大切です。
当院では、喉の違和感がある方に「呼吸の深さ」「姿勢」「首・肩の硬さ」を確認する検査を行っています。これらが原因で喉に負担がかかっている場合、喉だけをケアするよりも、首の筋肉や胸郭の動きを整えるほうが改善につながりやすいと考えています。
加湿・水分補給で喉を潤す
室内が乾燥していると、喉の粘膜が乾き、異物が付着しているように感じやすくなると言われています。加湿器で湿度を50〜60%ほどに保つと、喉への刺激を減らせます。また、こまめな水分補給も重要です。常温の水や白湯を少しずつ摂ることで、喉の潤いを保ちやすくなります。
ただし、一度に大量の水を飲むのではなく、1〜2口をこまめに取ることがポイントです。冷たい飲み物や炭酸は喉を刺激する場合があるため、避けた方がよい場合もあります。
うがい・刺激物の制限・声の使い方を意識する
健栄製薬の情報でも紹介されているように、うがいは単なる予防行為ではなく、粘膜表面の保湿にも役立ちます。塩水うがいや緑茶うがいも刺激が少なく、喉の環境を整えるのに適しています。
また、辛い食べ物やアルコール、タバコなどの刺激物は粘膜を傷つけやすく、違和感を悪化させることがあります。声を使いすぎたり、大きな声で話す習慣も喉の筋肉を緊張させるため、なるべく控えるのがおすすめです。
姿勢と呼吸を整えるケア
デスクワークが長い方は、前かがみ姿勢が続くことで喉が圧迫されやすくなります。当院では、姿勢を整えることで喉の通りを改善する施術を行い、胸郭が開くような姿勢づくりをサポートしています。
セルフケアとしては、深呼吸を意識しながら首の前側を軽く伸ばすストレッチが効果的です。背筋を伸ばして、胸を少し開くように呼吸するだけでも、喉の圧迫感が軽減されることがあります。
ストレス緩和と睡眠の質を見直す
喉の張り付き感は、自律神経の乱れが関係しているケースもあります。リラックスできる時間を意識的に作ることで、筋肉の緊張をやわらげることが期待できます。寝不足や夜更かしが続くと、回復力が落ちて粘膜も荒れやすくなるため、睡眠のリズムを整えることも大切です。
3.症状に応じた「張り付き感」別の対処法

喉の張り付き感といっても、その背景にある原因はさまざまです。たとえば胃の不調、鼻の炎症、ストレス、姿勢などによっても起こるため、原因に応じた対処が必要になります。ここでは代表的なタイプ別に、自宅でできるケアと整体的なアプローチを整理して紹介します。
胃酸逆流タイプ(逆流性食道炎)
胃酸が喉の方へ上がることで、粘膜が刺激されて炎症が起きやすくなります。このタイプでは「朝起きた時の喉の違和感」や「就寝中に咳が出る」などが見られることがあります。食後すぐに横になる習慣や、締め付ける服装は避けたほうがよいと言われています。
また、寝る際は上半身を少し高くして、胃酸が上がりにくい姿勢を意識するのもポイントです。当院では、胸郭の動きを整えることで呼吸を深くし、腹圧のバランスを調整する施術を行っています。これにより、胃と横隔膜の連動をスムーズにし、喉の圧迫感が和らぐケースもあります。
後鼻漏・上咽頭炎タイプ
鼻水が喉の奥に垂れてくる「後鼻漏(こうびろう)」は、慢性的な鼻炎や花粉症の方に多くみられます。この状態が続くと、喉の奥が常に刺激され、粘つきや張り付き感を感じやすくなるようです。
セルフケアとしては、ぬるま湯や生理食塩水を使った鼻うがいが効果的といわれています。鼻腔を清潔に保ち、炎症を起こしにくくすることで喉への負担を減らせます。当院では、首の前側や顔面のリンパの流れを促すようなソフトな施術も取り入れており、鼻〜喉の通りを改善させるサポートを行っています。
ストレス・姿勢由来タイプ(咽喉頭異常感症)
検査をしても明確な異常が見つからない場合、「咽喉頭異常感症」と呼ばれるケースがあります。ストレスや自律神経の乱れによって喉の筋肉が過度に緊張し、常に狭まっているように感じるのが特徴です。
このタイプでは、「喉の違和感をなくそう」と意識しすぎるほど、逆に症状を感じやすくなる傾向もあります。呼吸が浅くなっていたり、常に首に力が入っていたりする人は要注意です。
当院では、頸部(けいぶ)や胸の筋肉をゆるめ、呼吸を深くする施術を中心に行います。併せて、セルフケアとしては「口を軽く閉じて鼻呼吸を意識する」「1日数回、肩を回す」「首の前を軽く温める」といった方法を提案しています。少しずつ体がゆるむことで、喉の張り付き感が自然と軽くなることがあります。
乾燥・アレルギー・風邪の回復期タイプ
乾燥やアレルギー、風邪の後などで喉の粘膜がデリケートになっているときにも、異物感を感じやすくなります。加湿・水分補給に加え、喉を守るマスクの活用も効果的です。
当院では、こうした一時的な違和感でも「首・肩・胸の筋緊張」が関係していないかを確認します。短時間で行える軽い施術で筋肉のこわばりを解消し、喉まわりの血流を整えることで、自然な回復を促すサポートを行っています。
4.こんなときは来院を検討しよう

喉の違和感は一時的なものも多いですが、長く続く場合や他の症状を伴うときは注意が必要です。特に、「何かが張り付いている」「飲み込みづらい」「声がかすれる」などが続くときは、体からのサインかもしれません。ここでは、来院を考える目安や受けられる検査の流れを整理しておきます。
来院をおすすめする具体的なサイン
次のような場合は、自己判断で放置せず、早めに専門家へ相談することが勧められています。
- 張り付き感が2週間以上続く
- 声が枯れる、息苦しさを感じる
- 食べ物や飲み物が飲み込みにくい
- 喉の奥に痛みや熱っぽさがある
- 体重減少や倦怠感などの全身症状を伴う
これらの症状があるときは、喉の粘膜だけでなく、筋肉や神経、内臓の関係も考えられるため、より丁寧な検査が必要とされています。当院では、喉の構造的な問題だけでなく、首・肩・姿勢からの影響を同時に確認し、違和感の根本要因を探ることを重視しています。
来院先と検査の流れ
喉の張り付き感が強い場合、まずは耳鼻咽喉科の受診が一般的です。鼻や喉の炎症、ポリープ、逆流性食道炎などがないかを確認してもらうと安心です。
一方で、検査で異常が見つからなかった場合でも、違和感が続くことがあります。そのようなときは、筋緊張や姿勢の乱れ、自律神経の影響など、構造的・機能的な視点から体を整えるケアが有効なこともあります。
当院では、まず触診によって首や鎖骨周囲の筋肉・リンパの状態を確認し、呼吸の深さや喉の動きをチェックします。そのうえで、筋肉や関節の動きを取り戻すように施術を行い、喉にかかる緊張を軽減させていきます。
放置した場合のリスク
「そのうち良くなるだろう」と放置してしまうと、喉の筋肉のこわばりが習慣化し、呼吸や発声に負担をかけやすくなることがあります。また、炎症が続くと粘膜が敏感になり、少しの刺激でも違和感を感じやすい状態になることもあるようです。
さらに、稀ではありますが、ポリープや甲状腺疾患など、専門的な検査が必要なケースもあります。違和感が長引くときは、まず検査で大きな問題がないか確認したうえで、体全体のバランスを整えるケアを取り入れると安心です。
当院では、喉の症状に対して「首・肩・呼吸・姿勢」を一つのつながりとして考え、再発しにくい体づくりをサポートしています。
5.当院の考え方とセルフケア支援

喉の違和感は、単なる喉のトラブルとして扱われがちですが、当院では「体の全体バランスの乱れ」として捉えています。実際、喉は呼吸・姿勢・筋肉・神経と密接に関わっており、局所的なケアだけでは再発しやすい傾向があるためです。ここでは、当院の検査の流れや施術の方針、そして自宅でできるケア方法を紹介します。
当院での検査ポイント
初回の来院時には、まず「喉だけでなく、首・肩・胸・背中の動き」をチェックします。喉の違和感が続く方の多くは、姿勢の崩れや首の前傾、肩の内巻きなどによって、喉の奥にある筋肉(舌骨筋群や胸鎖乳突筋など)が過緊張しているケースが見られます。
また、呼吸の浅さも見逃せません。浅い呼吸は、喉や胸の筋肉を常に使い続ける状態をつくり、結果的に喉の圧迫感につながります。そのため、当院では触診を通して「どの筋肉が硬く、どの動作で違和感が出るか」を丁寧に確認していきます。
施術内容と考え方
施術では、喉の周囲を直接刺激するのではなく、関連する首・肩・胸郭まわりの筋肉をゆるめていきます。これにより、喉周辺の筋緊張が自然に緩和し、呼吸が深くなりやすくなります。
特に、鎖骨下やあご下のリンパが滞っていると喉がむくみやすくなるため、血流・リンパの流れを整える手技を中心に行います。強く押すことはせず、体の反応を見ながらソフトに調整します。施術後は「喉が通りやすくなった」「息がしやすい」と感じる方も多いです。
自宅でできるセルフケア
喉の違和感を軽減するためのセルフケアとして、次の方法をおすすめしています。
- 首の前側の軽いストレッチ
あごを少し上げて、鎖骨の下に手を当てながらゆっくり呼吸します。 - 温めケア
ホットタオルを首の前や鎖骨の下に当て、3〜5分ほど温めます。血流が促進され、喉の緊張が和らぎやすくなります。 - 姿勢リセット
1時間に1回は肩を回し、深呼吸をして胸を開きます。
また、「気づいたときに水分を少し飲む」「寝る前は深呼吸をして体をゆるめる」といった小さな習慣を続けることで、喉の違和感を感じにくい体を保つことができます。
再発を防ぐために
喉の張り付き感は、喉だけをケアしても再発することがあります。当院では、呼吸と姿勢を整えながら「喉に負担をかけない体づくり」を目指しています。
体全体の使い方を整えることで、喉の筋肉が過度に緊張するのを防ぎ、自然な呼吸と発声を取り戻すことができると考えています。
お悩みの方は、荒川区・文京区 整体oasisへ
なぜ当院で改善できるのか? その理由は、当院のアプローチ方法にあります。
「どこへ行っても改善しなかった…」そんな方こそ、一度ご相談ください。
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この記事を書いた人
瑞慶山 良二
荒川区・文京区にある整体oasis(オアシス)では、初めてのお客様に、当院にお身体をあずけられるか判断していただくため、初回のお試し価格をご用意しています。
どのコースを選べばよいか迷われる方は、お気軽にご相談ください。お身体の状態を確認し、改善までの期間や、費用感などもおうかがいしながら、最適な計画をご提案します。