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膝の内側が痛いと感じたら―まず知っておきたいポイント

膝の内側が痛いと感じたとき、多くの人は「関節の問題かも」と思いがちですが、実際には筋肉・靭帯・姿勢バランスなど、さまざまな要素が関係しています。特に、太ももの内側から膝にかけての筋肉(内転筋群や鵞足部)は、歩行や立ち上がり動作で大きな負担を受けやすく、これらの筋肉の緊張や使い方のクセが痛みを引き起こすこともあります。
当院では、膝そのものを見るだけでなく、「なぜその部分に負担が集中しているのか」を検査で丁寧に確認します。骨盤や股関節のねじれ、足のアーチの崩れ、体重のかけ方など、動作全体のバランスを観察し、原因を全身的に捉えることを大切にしています。
痛みが出ている箇所だけを施術するのではなく、体の使い方や姿勢を整えることで再発を防ぎ、根本からの改善を目指す方針です。
「膝の内側」とはどの位置か、痛みが出やすい条件
「膝の内側」とは、膝のお皿の内側からすねの骨(脛骨)の内側にかけての部分を指します。この場所には内側側副靭帯・鵞足(がそく)・内側半月板などが集まっており、負担が蓄積すると痛みが出やすい部分になります。
特に、O脚傾向の方や、長時間立ち仕事・階段昇降・急な方向転換を繰り返す方は、膝の内側に過剰な圧力がかかりやすいです。当院では、触診で関節周囲の硬さや熱感を確認し、問診や動作検査で痛みが出るタイミングを特定します。必要に応じて、中殿筋やハムストリングスの使い方を見直すセルフケア指導も行っています。
「いつ」「どこで」「どんなときに」痛むかによる分類
痛みの出方にはいくつかのパターンがあります。
- 歩行や階段動作で痛む:筋肉や関節、靭帯への負担型
- 朝起きたときや立ち上がりの瞬間に痛む:関節や筋膜の硬さが関与
- スポーツ中・ランニング後に痛む:オーバーユースによる炎症傾向
こうした分類は、原因を見極める大切なヒントです。
当院では、膝だけでなく骨盤・股関節・足首まで連動してチェックし、体全体の動きの中で痛みを分析します。これにより、単なる「膝の不調」としてではなく、体の使い方の癖や重心の偏りとして改善へ導くことを大切にしています。
膝の内側の痛みで考えられる主な原因(疾患・状態)

膝の内側が痛い場合、その背景にはいくつかの疾患や状態が関係していると考えられます。代表的なものは「変形性膝関節症」「鵞足炎」「内側半月板損傷」「内側側副靭帯損傷」などです。どれも痛みの出方や部位は似ていますが、原因や体への影響は少しずつ異なります。
当院では、膝だけを局所的に見るのではなく、骨盤・股関節・足首・姿勢のバランスまで含めた全身の連動を確認することを大切にしています。どの筋肉が引っ張り、どの動きで負担がかかっているのかを触診と動作検査で見極め、根本的な改善を目指していきます。
変形性膝関節症:加齢・体重・O脚・内側荷重の影響
変形性膝関節症は、加齢や長年の負荷、O脚による内側荷重の偏りなどが重なり、関節のクッションである軟骨がすり減ることで痛みが出るとされています。特に、体重がかかるたびに内側に圧が集中することで炎症を起こしやすいです。
当院では、膝関節そのものに対するアプローチに加え、股関節や骨盤の位置を整えて内側への荷重を分散させる施術を行います。さらに、日常の立ち方・座り方・歩行パターンの癖を見直し、再発を防ぐ体の使い方を指導しています。
鵞足炎:ランニング・反復動作・筋肉・腱の負荷
鵞足炎は、太ももの内側にある3つの筋肉(縫工筋・薄筋・半腱様筋)がすねの骨に付着する部分で摩擦が生じ、炎症を起こすことで痛みが出ると言われています。ランニングや階段の上り下りなど、同じ動作を繰り返す人に多く見られる傾向があります。
当院では、ハムストリングや内転筋の過緊張を和らげる施術を行い、ストレッチとセルフケアを組み合わせて再発しにくい体づくりをサポートしています。
内側半月板損傷/内側側副靭帯損傷:スポーツ・捻り・外傷の影響
膝をひねったり、ジャンプの着地で強い力が加わると、内側半月板や内側側副靭帯を損傷することがあります。これらはスポーツや転倒で発症することが多く、「動かすと引っかかる」「膝が抜けるような感じがする」などの特徴的な違和感を伴うことがあります。
当院では、関節の動きを細かく検査し、損傷部位に負担をかけずに動きを再学習させる施術を行います。必要に応じて、整形外科との連携も行いながら改善をサポートします。
その他(荷重バランス異常・筋力低下・運動不足)
膝の内側の痛みは、特定のケガや疾患に限らず、普段の姿勢・歩行バランス・筋力の低下によっても起こることがあります。特に、内ももやお尻の筋肉が弱いと、膝が内側に入りやすくなり、関節や靭帯に余分なストレスがかかります。
当院では、筋肉のバランスを整えるトレーニングや姿勢の再教育を行い、日常動作から負担を減らす体づくりを目指しています。
セルフチェックと専門機関を来院すべきサイン

膝の内側が痛いと感じたとき、「少し休めば良くなる」と思ってしまう方も少なくありません。しかし、膝の痛みは一時的な疲労だけでなく、筋肉のアンバランスや関節の変化、姿勢の癖などが複合して起こることも多いです。
痛みが軽いうちに自分の状態をチェックし、必要に応じて早めに専門家へ相談することが、長期的な改善への近道です。当院では、痛みの強さだけでなく、「どんな動きで」「どの位置で」「どのタイミングで」痛みが出るのかを丁寧に検査し、根本的な原因を見極めるようにしています。
自宅でできるチェックポイント
自分でできる簡単なチェック方法としては、次のようなポイントが挙げられます。
まず、膝を軽く曲げ伸ばししてみる。このとき、引っかかる感覚や内側のチクッとした痛みがあるかを確認します。
次に、椅子から立ち上がる・階段を上る・しゃがむなどの動作で痛みが強くなるかを試してみましょう。もし、動き始めの一瞬だけ痛い場合は、筋膜や腱のこわばりが関係していることが多いと考えられます。
また、内側の骨の少し下を指で軽く押してみると、炎症や負担がある部分では圧痛(押すと痛い感覚)が出ることがあります。当院ではこうしたセルフチェックの結果をもとに、体全体のバランスを分析し、必要に応じて筋肉や関節の動きを整える施術を行っています。
「放置するとどうなるか」リスク整理
膝の内側の痛みを放置してしまうと、関節や筋肉のバランスが崩れ、他の部位に負担が広がる可能性があります。例えば、股関節や腰に影響が出たり、反対側の脚にまで痛みが及ぶケースも少なくありません。
変形性膝関節症などの場合は、軟骨への圧力が偏ることで変形が進行し、歩行や階段の昇降がつらくなることもあります。
当院では、痛みが軽いうちに体の使い方を修正し、筋肉や関節の正しい動きを再学習させることを大切にしています。日常動作での癖を整えることで、今後の悪化を防ぐサポートを行っています。
整形外科に相談すべきタイミング
次のような状態がある場合は、専門機関への相談がすすめられています。
- 膝が腫れて熱を持つ
- 夜間もズキズキ痛む
- 歩くと膝が抜ける感覚がある
- 曲げ伸ばしの途中で引っかかる
- 2週間以上続く痛みがある
これらは炎症や靭帯・半月板の損傷、あるいは関節の変性が関係している可能性があるため、早めの検査が大切です。
当院では、整形外科での検査が必要と判断される場合には適切に連携し、並行して体のバランスを整える施術を行っています。特に、筋肉・関節・神経の連動を改善し、再発を防ぐケアを重視しています。
自宅でできるセルフケアと運動・姿勢の見直し

膝の内側の痛みを改善していくうえで、自宅でのセルフケアや姿勢の見直しはとても大切になります。膝関節は、股関節や足首、さらには骨盤の動きとも密接につながっており、部分的なケアだけでは根本的な変化が得られにくいこともあります。当院では、膝そのものだけではなく、体全体のバランスを整えるアプローチを重視しています。以下では、実際にご自宅で取り入れやすいストレッチや筋トレ、姿勢のポイントを紹介します。
ストレッチ:ハムストリング・内転筋・太もも内側など
膝の内側が痛い方の多くは、太もも内側(内転筋群)やハムストリングが硬くなっている傾向があります。これらの筋肉が縮んだままだと、歩行時や立ち上がり動作で膝にねじれが生じやすくなり、痛みの原因につながることがあります。
ストレッチの一例として、椅子に座った状態で片脚を前に伸ばし、つま先を上に向けて軽く体を前に倒す方法があります。このとき、太ももの裏がじんわり伸びる程度にとどめ、無理に反動をつけないことが大切です。
また、内転筋をゆるめるには、床に座って足の裏を合わせ、膝を上下に軽く動かすストレッチも効果的です。呼吸を止めずに行い、片側の硬さの違いを感じ取ることも、体のバランスを整える第一歩になります。
筋力トレーニング/膝を支える筋肉を整える(大腿四頭筋・ハムストリング)
膝を守るには「柔軟性」と同じくらい「支える力」も重要です。特に、大腿四頭筋(前もも)とハムストリング(もも裏)のバランスが崩れると、膝への負担が増加します。
自宅でできる簡単なトレーニングとしては、椅子に座って片脚をゆっくり伸ばす「レッグエクステンション」がおすすめです。膝を完全に伸ばしきる前に少しキープし、太ももの筋肉に力が入る感覚を意識します。
また、仰向けで膝を立て、お尻を持ち上げるブリッジ運動も、ハムストリングとお尻の筋肉をバランスよく鍛えられる方法です。当院ではこうした運動を、動作分析の結果に基づいて個別に調整し、無理のない強度で行うよう指導しています。
日常生活で気をつけること
膝の痛みは、日常動作の「小さな癖」によって蓄積されることも少なくありません。たとえば、片足重心で立つ癖や、座るときに膝を内側へ倒す姿勢などは、知らず知らずのうちに膝の内側へ荷重をかけやすくします。
また、体重が増えると膝にかかる圧力はその数倍にもなると言われており、体重管理や歩行姿勢の見直しも大切です。階段を上る際は、体を前に倒しすぎず、お尻や太ももで支える意識を持つと膝への負担が軽減しやすくなります。
当院では、こうした生活習慣を分析し、「どこに負担がかかっているのか」を見極める動作検査を行い、セルフケアと合わせて再発を防ぐための体づくりをサポートしています。
当院でのアプローチと次のステップ

膝の内側の痛みは、筋肉・関節・姿勢・生活習慣など複数の要因が関係していることが多いです。当院では、表面的な痛みだけに注目せず、「なぜその部分に負担がかかっているのか」を見極めることを大切にしています。
一人ひとりの体の動きやクセを丁寧に観察し、根本的な改善へと導くことを目的に、検査から施術、セルフケアの指導までを一貫して行っています。
当院が実施している検査ポイント
まずは、姿勢や歩行の癖、関節の可動域などを「視診」で確認します。次に、筋肉や筋膜の硬さ・温度差・圧痛の有無を「触診」で把握し、膝に負担をかけている要因を細かく分析します。
当院では、膝そのものではなく、骨盤・股関節・足首の連動性にも注目しています。特に、膝の内側に負担をかけることが多いのは、中殿筋やハムストリングスの機能低下による荷重バランスの乱れと考えられます。そのため、これらの筋肉の動きをチェックし、関連筋や筋膜のつながりを意識したアプローチを行います。
当院の整体方針
当院では、電気治療や強い刺激を用いず、手技による筋膜調整・関節の可動域改善を中心とした施術を行っています。痛みのある部位に直接アプローチするだけでなく、動作全体のバランスを整えることを重視しています。
また、膝の痛みは体重や代謝バランスにも関係しているため、必要に応じて栄養面・食事指導を取り入れています。これは当院の「体質改善ダイエットコース」ともつながる考え方で、体の内側から負担を減らすサポートを行うことができます。無理な運動を勧めることはなく、日常生活で自然に続けられる範囲で改善を目指していきます。
セルフケアの継続・再発予防のための指導体制
施術後に一時的に楽になっても、生活の中で同じ動作や姿勢を繰り返すと再発しやすいと考えられます。そのため当院では、施術後に「自分で整える」ためのストレッチやセルフエクササイズをお伝えし、LINEを使ったフォローアップ体制を整えています。
ご自宅でできる簡単な動作確認や質問もLINE上で受け付けており、施術が終わったあとも安心してケアを継続できるようサポートしています。
専門機関との連携・必要な場合の整形外科併用の考え方
膝の痛みの中には、靭帯損傷や半月板損傷など、整形外科的な検査が必要なケースもあります。当院では、触診・動作検査の結果からその可能性が高い場合、整形外科への来院をすすめることもあります。
整体でできることと医療機関で確認すべきことを明確に分け、安心して通っていただけるよう心がけています。必要に応じて、病院での検査結果をもとに再度施術プランを組み直し、整体と医療の両面からサポートすることを大切にしています。
お悩みの方は、荒川区・文京区 整体oasisへ
なぜ当院で改善できるのか? その理由は、当院のアプローチ方法にあります。
「どこへ行っても改善しなかった…」そんな方こそ、一度ご相談ください。
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この記事を書いた人
廣瀬 知志
荒川区・文京区にある整体oasis(オアシス)では、初めてのお客様に、当院にお身体をあずけられるか判断していただくため、初回のお試し価格をご用意しています。
どのコースを選べばよいか迷われる方は、お気軽にご相談ください。お身体の状態を確認し、改善までの期間や、費用感などもおうかがいしながら、最適な計画をご提案します。