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足の付け根が痛い時の原因とは?歩く・立つと痛む理由と症状別の対処法を専門家が徹底解説
目次
足の付け根が痛いのはどんな症状?まず確認したいポイント

「足の付け根が痛い」と感じた時、同じような痛みに見えても、痛みが出る場所や状況によって背景が異なることがあります。まずは、自分の症状がどのタイプに当てはまりそうか、落ち着いて整理してみることが大切です。
痛みが出る場所で考えられる原因の違い
足の付け根と言っても、実際には前側・外側・内側・後ろ側のどこに痛みが出るかで、考えられる状態が変わってきます。
- 前側の痛み
歩き始めや立ち上がり動作で前側がズーンと重く感じる場合、股関節周囲の筋肉(特に腸腰筋)のこわばりや、股関節に負担がかかっている可能性が考えられます。 - 外側の痛み
横向きで寝ると外側がしみるように痛む時は、中殿筋や大腿筋膜張筋などの筋肉の疲労や使いすぎが関係している場合があります。片足重心のクセや歩き方の影響が出ることも多いです。 - 内側の痛み
内ももの付け根にツーンとした痛みを感じるケースでは、内転筋の負担や、恥骨周辺にストレスがかかっている可能性があります。スポーツや抱っこ姿勢で負担がたまりやすい部位です。 - 後ろ側の痛み
お尻の付け根側がジンワリ痛む時は、臀部の筋肉のこりや、腰からの影響が出ているケースも考えられます。長時間の座位や反り腰姿勢が関係していることもあります。
当院では、来院された際にまず触診と動作の検査を行い、痛みが出る部位の特定と、筋肉・関節・神経のどこに負担がかかっているかを細かく確認しています。
よくある痛み方の傾向から症状を整理
痛みが「いつ」「どんな動きで」出るのかを観察すると、状態を把握しやすくなります。
- 歩くと痛い:股関節まわりの筋肉や関節に負担が蓄積している可能性
- 座ると痛い:骨盤の傾きや姿勢のクセが影響している場合
- 寝返りで痛い:股関節の動きが硬くなり、体勢変化に体がついていない状態
- 左右どちらかだけ痛い:利き足・姿勢のクセ・体の使い方の偏りが関係している可能性
痛み方やタイミングを整理しておくと、原因の推測とケアの方向性が見えやすくなります。当院では、歩き方や座り姿勢も確認し、体の使い方のクセを一緒に探ることもあります。
セルフチェック|あなたの症状はどれに当てはまる?
痛みの特徴を以下のように分類してみてください。自分の状態を知る手がかりになります。
| 痛みの種類 | こんな感覚がある場合 |
|---|---|
| 動作時痛 | 立ち上がり・歩行・階段などの動き始めで痛い |
| 安静時痛 | じっとしていてもズキズキ気になる |
| 重だるさ | 動かすたびに鈍い重さが残る |
| ピリッと鋭い痛み | 特定の姿勢で電気が走るような痛み |
| 引っかかる感覚 | 股関節がスムーズに動かず詰まる感じ |
痛みの種類を知ることで、無理にストレッチをして良い状態か、それとも安静を取り入れた方が良い段階かが変わります。当院では、こうしたセルフチェックの内容も踏まえて施術計画を組み立て、筋肉・関節・姿勢のバランスを整えていく施術を行っています。
足の付け根が痛い主な原因|場所・症状別に比較して解説

足の付け根が痛いときは、痛む場所によって背景が異なることが多いです。同じ「足の付け根の痛み」でも、前側・外側・内側・後ろ側では状態の捉え方が変わってきます。まずは、それぞれの痛みの特徴を整理し、自分の症状と照らし合わせてみてください。
前側/外側/内側/後ろ側の痛みの比較ポイント
足の付け根と感じる部位は、股関節を中心に筋肉や靭帯、神経が複雑に関係しています。わかりやすくするため、4つの部位別の特徴を簡単にまとめました。
| 部位 | 痛みの出やすい動作 | よくある感覚 |
|---|---|---|
| 前側 | 歩き始め、立ち上がり、階段 | 詰まる・引っかかる・ズーンと重い |
| 外側 | 片足立ち、横向きで寝る、歩行時 | ピリッ・張る・押すと痛い |
| 内側 | 脚を閉じる・走る・抱っこ姿勢 | ツーン・キュッとした痛み |
| 後ろ側 | 座りすぎ、反り腰姿勢、長時間運転 | ジワッ・しびれ・重だるい |
自分の痛みがどこに一番近いか、まずはこの表から感覚的に見てみると整理しやすいと思います。
前側の痛み|考えられる状態と見極め方
歩き始めや階段で前側が痛む場合、股関節の動きに関わる筋肉(主に腸腰筋)が硬くなり、関節に負担がかかっているケースが考えられます。デスクワークや座り姿勢が長い人にみられることがあります。また、股関節周囲に炎症が起きている状態や、変形性股関節症の初期段階でも前側に違和感が出やすいです。
見極めのポイントは、前に脚を上げる動作で痛みが強く出るかどうかです。股関節の詰まり感や、動き始めだけ痛い場合は、筋肉のこわばりが関係していることがあります。
当院では、股関節の可動域や、腸腰筋の緊張を触診で確認し、負担の原因となる姿勢や体の使い方を検査したうえで、股関節周囲の筋肉をゆるめる施術を行っています。
外側の痛み|考えられる状態と見極め方
外側の痛みは、中殿筋や大腿筋膜張筋が疲労している場合に起こりやすく、片足荷重のクセや歩き方が影響していることが考えられます。横向きで寝ていると外側がしみるように痛む場合は、股関節の外側にストレスがかかっているかもしれません。
見極めのポイントは、片足で立った時に外側が痛むかどうかです。外側の筋肉が支えきれていない場合、歩行中に骨盤が左右に揺れやすくなります。
当院では、歩行時の動画も確認し、片足立ちテストなどで左右差を評価し、中殿筋が働きやすい状態に整える施術やセルフケアをご提案しています。
内側の痛み|考えられる状態と見極め方
内ももの付け根がツーンと痛む場合、内転筋の負担や、恥骨周辺にストレスがかかっている可能性があります。特に、脚を閉じる動作、走る、抱っこ姿勢で痛む方が多いです。
スポーツをしている方や、産後の方に見られることがあり、骨盤が不安定になっているケースも考えられます。
見極めのポイントは、脚を閉じる動きで痛むか、片足立ちで恥骨周辺に違和感が出るかです。
当院では、骨盤の安定性を確認し、内転筋だけではなく骨盤底筋や体幹との連動を高める施術やエクササイズを取り入れています。
後ろ側の痛み|考えられる状態と見極め方
後ろ側の痛みは、お尻の筋肉(特に中殿筋・梨状筋)が硬くなっている場合や、腰からの神経の影響が出ているケースがあります。長時間座る習慣や反り腰姿勢が関係していることも考えられます。
見極めポイントは、座っている時間が長いほど痛みが強くなるかどうかです。お尻の筋肉を押すと痛い場合は、筋肉の緊張による可能性があります。
当院では、股関節と腰椎の連動性を検査し、臀部の緊張を緩めながら、負担の少ない姿勢を作るための施術とセルフケアを併用しています。
状況別(片側だけ/朝だけ/妊娠中)に見るポイント
- 片側だけ痛い:利き足・体重のかけ方・日常動作のクセの影響が出ることがある
- 朝だけ痛い:寝姿勢や筋肉の冷え、関節のこわばりが関係することがある
- 妊娠中・産後:ホルモンバランスによる骨盤のゆるみや支え方の変化が影響している場合がある
状況によって見方が変わるため、「どのタイミングで痛いか」をメモしておくと整理しやすいです。
自宅でできる対処法・ケア方法(応急〜改善)

足の付け根が痛い時は、まず無理をせず、状態に合わせたケアを行うことが大切です。「早くどうにかしたい…」と焦る方も多いですが、正しい順番でケアをしていくことで負担を減らしやすくなります。ここでは、応急ケアから日常の負担軽減、ストレッチまで、段階的にまとめました。
まずやるべき応急ケア|冷却・温めの使い分け
痛みが出始めた直後は、まず炎症が起きている可能性があり、冷やすことで痛みが落ち着きやすいです。保冷剤やアイスパックをタオル越しに当てて、10分ほど行うと負担が和らぎます。
一方、痛みが落ち着いてきた段階では、温めて血流を促すことで、こわばった筋肉がゆるみやすくなります。入浴や蒸しタオルで温める方法は取り入れやすいケアの一つです。
また、痛みが出ている時は、無理にストレッチをしたり、痛い動きを繰り返すことは控えた方が良いでしょう。まずは、安静にしながら負担を減らすことを優先してみてください。
当院では、初回来院時に炎症の有無を確認し、冷却・温めのどちらが合っているかを一緒に判断し、負担が少ない状態づくりからサポートしています。
日常動作での負担軽減法|座り方・歩き方・立ち方の見直し
日常の動作に少し工夫を加えるだけでも、股関節まわりの負担を減らしやすくする ことができます。
・座り方
背もたれに寄りかかりすぎたり、反対に前傾になりすぎると、股関節の前側に負担がかかることがあります。骨盤を立てて座る意識を持ち、足を組むクセを控えるだけでも変化が出やすいです。
・歩き方
歩く時に片足に重心が寄っていると、左右差によって痛みが出やすくなることがあります。歩幅を少し狭め、真っすぐ前に足を出す意識で歩くと、股関節への負担が減らしやすくなります。
・立ち方
片足重心で立つ癖がある方は、股関節への負担が偏りやすくなります。つま先と膝を正面に向けて立ち、体重を左右均等にすることを意識してみてください。
当院では、動作のクセを確認するために、立ち姿勢や歩行のチェックを行い、体の使い方を整えるアドバイスやセルフケアもお伝えしています。
痛みが落ち着いてきたらできる軽いストレッチ・ケア
痛みが少し落ち着いてきた段階では、股関節周りの筋肉をゆるめ、動きをスムーズにするための軽いストレッチが取り入れやすくなります。いきなり強く伸ばすのではなく、心地よい範囲で行うことが大切です。
例:足の付け根を伸ばすシンプルなストレッチ
- 片足を前に出して膝立ち姿勢をとる
- 背筋を伸ばし、上体を少し前に移動する
- 太ももの付け根から伸びる感覚があればOK
- 左右15〜20秒ずつ、ゆっくり行う
呼吸を止めず、痛みが強い日は無理をせずに短時間で終える日があっても良いです。
必要に応じて、筋肉だけではなく股関節の動きを補うために、骨盤まわりの軽いエクササイズを取り入れることもあります。当院では、股関節の負担を減らすために体幹や骨盤周囲の安定性を高めるセルフケアもご案内しています。
避けた方が良いこと|悪化を防ぐためのポイント
痛みがある時期は、控えた方が良いと言われている動きもあります。
- 無理な開脚ストレッチ(負担が強くかかりやすい)
- 長時間座りっぱなしや立ちっぱなし
- 急な運動や反動を使ったストレッチ
- 痛みを我慢して歩き続けること
特に、痛みがある時に「強いストレッチで伸ばせば改善する」と思い込むと、逆に関節に負担がかかったり、炎症を促進してしまうこともあります。
当院では、来院された際に現在の状態を確認し、避けた方が良い動きや、自宅でのケア方法を一人ひとりに合わせてお伝えしています。
病院に行くべき症状と来院の目安・検査内容

足の付け根が痛い時、「このまま様子を見ても良いのか、それとも病院に行くべきなのか…」と迷う方も多いと思います。日常で感じやすい痛みの範囲なのか、専門的な検査が必要な状態なのかを判断する目安を知っておくと安心につながるでしょう。ここでは、病院を検討した方が良いサインや、相談先の選び方、病院での流れをまとめました。
病院への来院を考えたいサイン
足の付け根の痛みでも、以下のようなケースは早めの相談がすすめられます。
- 腫れ・熱感がある(炎症が強く出ている可能性)
- 歩くのが辛い・びっこを引くほど痛い
- 夜間痛がある・寝返りで激しく痛む
- 足のしびれ・感覚の違和感が出てきた
- 転倒やスポーツで強い衝撃を受けた後から痛みが続く
- 妊娠中や産後で、日常生活に支障が出るほど痛む
特に、「安静にしていても痛む」「だんだん強くなってきている」「3〜5日経っても変化がない」場合は、病院での検査を考える目安になります。
一方で、筋肉のこわばりや姿勢・体の使い方のクセが背景にある場合は、整体で体のバランスを整えることで負担を減らせることも多いです。当院では、症状を確認したうえで、必要な場合は医療機関での検査をおすすめしています。
何科を目安に行けば良い?迷った時の選び方
足の付け根の痛みは、原因が一つとは限らず、筋肉・関節・神経・骨盤の変化など様々な要素が関わってきます。そのため、どこに相談すれば良いのか迷う方も多いです。
以下を目安にしてみてください。
| 状況 | 検討したい相談先 |
|---|---|
| けが・転倒後の痛み/腫れ・熱感が強い | 整形外科 |
| しびれ・違和感がある | 整形外科(神経症状の確認) |
| 妊娠中・産後の痛みが強い | 産婦人科 → 状況に応じて整形外科 |
| スポーツ時の痛みが続く | スポーツ整形外科 |
「まずは状態を確認したい」「レントゲンやMRIの必要性を判断してほしい」という場合は、整形外科の相談が一般的です。
当院では、来院された方の状態を検査したうえで、医療機関での精密検査が必要と判断される場合には、適切な受診先の提案を行っています。
病院で行われる検査の流れ
病院では、痛みの原因を特定するために、以下のような流れで確認が進むことが多いです。
- 問診
痛みが出たタイミングや場所、動作、生活習慣を細かく確認します。 - 触診・可動域チェック
関節の動き・痛みが出る角度を調べ、炎症や腫れの有無を確認します。 - 画像検査(必要に応じて)
レントゲンで骨の状態を確認し、必要に応じてMRIで軟部組織(筋肉・靭帯・軟骨)の状態を詳しく見ていくことがあります。
検査を行うことで、骨や関節の変化が関係しているのか、筋肉や靭帯の問題が中心なのかを判断する材料になります。
一方で、筋肉のこわばりや姿勢・体の使い方が背景にある場合は、画像検査では変化が映らないことも多いです。そのため、「検査で異常なし」と言われても痛みが続くケースもあります。
当院では、こうしたケースの方に対して、股関節や骨盤の動き・姿勢のクセを丁寧に検査し、筋肉や関節のバランスを整える施術やセルフケアの指導を行っています。
再発予防のための日常習慣・セルフケア・生活チェック

足の付け根の痛みが落ち着いてきた後は、「もう大丈夫かな」と感じる一方で、再発しないように普段の過ごし方を整えていくことが大切になります。痛みが和らいだあとも、日常で少し意識を変えるだけで、股関節まわりの負担を減らしやすくなります。ここでは、再発予防に役立つ習慣やセルフケアをまとめました。
日常生活で負担を減らすコツ(姿勢・歩き方・靴・座り方)
日常の動作は、股関節の負担に大きく影響してきます。少しの工夫で負担が軽くなることも多いです。
●姿勢の意識
背中が丸まった姿勢や、反り腰の状態が続くと、股関節の前側や腰回りに負担がかかりやすいです。立つ時は、耳・肩・腰・くるぶしが一直線に近いイメージを意識すると、体が安定しやすくなります。
●歩き方のポイント
歩く際は、歩幅を少し狭め、つま先と膝を正面に向けて歩くことが股関節に優しい歩き方となります。片足に体重が寄るクセがある方は、左右均等を意識することで負担を減らしやすくなります。
●靴選び
かかとが安定しない靴や、クッション性の少ない靴は、股関節や膝に影響が出やすいです。足裏の接地が安定する靴を選ぶことが、再発予防にもつながります。
●座り方
足を組むクセがあると、骨盤が傾き、股関節周辺に負担がかかりやすくなります。椅子に座る時は、骨盤を立てて座り、長時間同じ姿勢が続かないように1時間に1回は軽く動くことがおすすめです。
当院では、来院された際に姿勢や歩き方をチェックし、普段の動作で意識したいポイントをお伝えしています。
股関節周りの柔軟性と筋力を維持する習慣
痛みが改善しても、股関節周りの柔軟性や支える筋力が低下していると、再発しやすくなります。無理のない範囲で、少しずつ体を整えていきましょう。
●柔軟性を保つ習慣
股関節や太もも周りを軽く動かすストレッチを、1日数分取り入れるだけでも違いが出てきます。特にお風呂上がりや体が温まっている時は、筋肉がゆるみやすく、伸ばしやすいためおすすめです。
●筋力を補うセルフケア
股関節を支える筋肉(中殿筋や体幹)を使えるようにしておくことは、再発予防に役立ちます。例えば、横向きに寝て膝を軽く開く動きや、骨盤を支えるインナーマッスルを意識するエクササイズが取り入れやすいと思います。
当院では、触診で状態を確認したうえで、現状に合わせたセルフケア方法をお伝えしており、無理なく続けやすい動きを選ぶようにしています。
再発しやすい人の特徴と予防チェックリスト
以下の項目に心当たりがある場合、股関節に負担がたまりやすい傾向があります。定期的に振り返る習慣にしてみてください。
□ 足を組むクセがある
□ 片側に体重をかけて立つことが多い
□ 運動不足で筋力が弱いと感じる
□ 長時間同じ姿勢で過ごすことが多い
□ 疲れがたまると姿勢が崩れやすい
3つ以上当てはまる場合は、日常の習慣を少しずつ見直すことで、再発予防につながります。
当院では、股関節だけではなく体全体のバランスを確認し、再発を防ぐための姿勢や生活動作のポイントをお伝えしながら、必要に応じて定期的なケアをご提案しています。
お悩みの方は、荒川区・文京区 整体oasisへ
なぜ当院で改善できるのか? その理由は、当院のアプローチ方法にあります。
「どこへ行っても改善しなかった…」そんな方こそ、一度ご相談ください。
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この記事を書いた人
廣瀬 知志
荒川区・文京区にある整体oasis(オアシス)では、初めてのお客様に、当院にお身体をあずけられるか判断していただくため、初回のお試し価格をご用意しています。
どのコースを選べばよいか迷われる方は、お気軽にご相談ください。お身体の状態を確認し、改善までの期間や、費用感などもおうかがいしながら、最適な計画をご提案します。