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こめかみが痛い時の原因と対処法|これは大丈夫?危険なサインもチェック
こめかみってどこ?痛いとはどういう状態?

「こめかみが痛い」と感じたとき、まずこの部分がどこなのかを知っておくことが大切です。こめかみは耳の少し上あたり、頬骨と頭頂部の間にある側頭部の一部で、咀嚼筋(そしゃくきん)や側頭筋、血管や神経が多く集まる場所になります。そのため、筋肉の緊張や血流の変化、神経の刺激などが起きやすく、痛みとして感じやすい部位とも考えられています。
どんな痛みを“こめかみが痛い”と捉える?
痛み方にはいくつかのパターンがあります。たとえば、ズキズキと脈打つように痛む場合は「片頭痛」タイプのことが多いと言われています。両側が締めつけられるように感じるなら、首や肩のこりに関連した「緊張型頭痛」の可能性も考えられます。押すと鈍く痛む、片側だけが重だるい、疲れたときに痛むといったケースもあり、人によって感じ方やタイミングが異なります。
実際に当院でも、長時間のデスクワークや噛みしめ癖、姿勢の崩れなどが重なり、こめかみ付近に負担がかかっている方が多く来られます。
なぜこめかみは痛みを感じやすいのか?
側頭部には、側頭筋や咬筋といった「噛む動き」に関わる筋肉が密集しています。これらが緊張すると、筋膜を介して頭全体のバランスが乱れ、血流が滞ることで痛みにつながることがあります。また、首や肩の筋肉と連動して動くため、猫背やストレートネックなどの姿勢不良も影響しやすいです。
当院では、こうした筋膜のつながりを重視し、まずは姿勢や頸部・背中の動きを細かく検査します。そのうえで、筋膜リリースや関節モビライゼーションを中心とした施術を行い、血流や神経の通りを整えることを目指しています。また、セルフケアとしては、こめかみや側頭筋を軽くマッサージするほか、深呼吸や首回りのストレッチなど、無理のない範囲で筋肉をゆるめる方法も有効です。
主な原因・分類と症状パターン

こめかみの痛みといっても、その原因は人によってさまざまです。実際には「一次性頭痛」と「二次性頭痛」に分けられ、それぞれ特徴が異なります。ここでは、代表的なタイプと見分け方のポイントを整理していきます。
一次性頭痛の主なタイプと特徴
まず、こめかみが痛い時に多いのが「一次性頭痛」です。これは他の病気が原因ではなく、頭の中の血管や神経、筋肉のバランスなどによって起こる頭痛と考えられています。
片頭痛は、片側のこめかみや目の奥がズキズキと脈打つように痛むのが特徴です。光や音に敏感になったり、吐き気を伴うこともあると言われています。
緊張型頭痛は、両側のこめかみや後頭部が締めつけられるように重く感じるタイプです。長時間のデスクワークやスマホ操作など、姿勢の崩れによって首や肩がこり、筋肉が緊張することで起こるとされています。
そして、群発頭痛は片側の目の奥からこめかみにかけて「刺すような」強い痛みを感じることが多く、涙や鼻水を伴う場合もあります。特定の時期に集中して起こるのが特徴とされています。
二次性頭痛・その他の原因
一方で、こめかみの痛みが他の疾患によって起こるケースもあります。代表的なのが側頭動脈炎で、こめかみの血管に炎症が起きることで、触れるとズキズキと痛むことがあると考えられています。
また、くも膜下出血や脳腫瘍など脳の異常、副鼻腔炎や顎関節症といった顔まわりの不調が原因で痛みを感じることもあります。このような場合は、突然強い痛みが出たり、数日経っても改善しないケースが多いです。
症状パターン別チェックとセルフケア・来院の目安
- 右側・左側どちらかだけ痛む
- 押すと痛い/ズキズキする
- 数日間続く/朝より夕方に強くなる
- 肩や首も同時に重い
こうしたサインから、おおよそのタイプを見極める手がかりになります。
当院では、まず首や顎・肩・背中など体全体のバランスを検査し、どの筋膜ラインに緊張が出ているかを確認します。筋膜リリースや関節の可動を整える施術を行い、神経や血流の通りをスムーズにすることを目的としています。
自宅では、湯船にゆっくり浸かる・深呼吸をする・こめかみを優しく指で回すなど、力を抜いてリラックスできる時間を意識するのもおすすめです。
ただし、急激な痛み・吐き気・しびれを伴う場合は、早めの専門機関への相談が推奨されています。
自宅でできるセルフケア・暮らしの見直しポイント

こめかみの痛みが続くとき、「少しでも自分で和らげたい」と思う方は多いと思います。実際、日常のちょっとした習慣を整えるだけでも、筋肉や神経への負担を減らせることができます。ここでは、自宅でできるセルフケアの方法と、生活の見直しポイントを紹介します。
ストレッチと首・肩・側頭部の筋肉をゆるめる方法
スマホやパソコン作業を続けていると、首から肩、そして側頭部の筋肉がじわじわと硬くなりやすくなります。こめかみ付近には「側頭筋」という噛む動作に関係する筋肉があり、ここが張ると頭痛につながることもあります。
仕事の合間に肩を大きく回したり、耳の後ろからこめかみにかけて円を描くように軽くマッサージしてみましょう。深呼吸を合わせると、副交感神経が優位になりやすく、リラックス効果も期待できます。
当院では、こうした筋膜の連動を考え、首や顎、肩、背中までを含めた施術を行っています。セルフケアでも「点」ではなく「つながり」でほぐす意識が大切です。
目の疲れ・眼精疲労の対策
こめかみの痛みは、目の使いすぎとも関係が深いと言われています。長時間画面を見続けると、眼球を支える筋肉が緊張し、周囲の血流が滞ります。
1時間に1回は画面から目を離して遠くを眺めたり、ホットタオルを目の上にのせて温めるのもおすすめです。照明の明るさやブルーライトカット眼鏡の使用も、環境調整として効果的とされています。
睡眠・姿勢・食生活の見直し
睡眠不足や寝姿勢の崩れも、頭痛の誘因になることがあります。枕の高さやマットレスの硬さを見直すだけでも、首の緊張をやわらげることができます。
また、カフェインやアルコール、喫煙は血管の収縮や拡張を繰り返し、痛みを助長することもあります。バランスの取れた食事や水分補給を意識して、体のリズムを整えることが大切です。
痛みが出た時の応急ケアと継続する痛みへの対応
痛みを感じたら、まずは静かな場所で深呼吸しながら体を休めてみましょう。冷やすと落ち着くケースもあれば、肩や首を温めて緩む場合もあります。自分の体がどちらに反応しやすいかを観察しながら行うのがおすすめです。
もし痛みの頻度が増えたり、数日経っても改善しない場合は、早めに専門家へ相談してみてください。当院では、来院時に姿勢・筋膜・神経の流れを多角的にチェックし、根本原因を見つけ出す検査と施術を行っています。
病院に行くべき「危険なサイン」

こめかみが痛いとき、多くは筋肉の緊張や姿勢、ストレスなどが関係していると考えられます。しかし、中には放っておくと危険なケースもあります。いつもと違う痛みを感じたら、早めに行動することが大切です。
急激で激しい痛みが出た場合
「ズキンと突然走るような強い痛み」「今までにないほど強い痛みが一瞬で起こる」を感じたときは注意が必要とされています。これは、くも膜下出血や血管性のトラブルによる可能性があると言われています。特に、痛みが一瞬で強くなり、吐き気やめまいを伴う場合は早めの対応が望ましいとです。
普段の片頭痛とは明らかに違う感覚があるときは、“様子を見る”よりも安全を優先することが大切です。
しびれ・言葉が出づらい・意識の変化があるとき
手足のしびれや、ろれつが回らない、意識がぼんやりするなどの症状が一緒に出ている場合、脳や神経のトラブルが関係していることがあります。脳梗塞や脳出血などは時間との勝負になるため、こうした変化があったら迷わず専門機関へ相談しましょう。
当院でも、施術前の検査段階でこうした神経系の異常が疑われる場合は、医療機関での検査をおすすめしています。整体では、筋膜や関節のバランスを整えることで血流や神経の通りをサポートしますが、緊急性のある症状は専門の検査が優先です。
こめかみ付近の腫れや熱感がある場合
こめかみの血管が腫れていたり、触ると熱を感じるときは、「側頭動脈炎」などの炎症が関係していることがあるとされています。高齢者の方に多く見られ、放置すると視力低下などにつながるリスクもあると言われています。
痛みが数日続く・腫れが目立つ場合は、自己判断せず、早めに医療機関に相談することが推奨されています。
頭をぶつけた後や繰り返す頭痛に注意
転倒やスポーツなどで頭部を打ったあとに痛みが出る場合、脳内の出血(血種)が起きていることもあるとされています。また、同じようなこめかみの痛みが何度も繰り返す場合は、脳腫瘍などの可能性もゼロではありません。
「いつもと違う」「今回は強い」「痛みが長引く」と感じたら、早めに検査を受けることで安心につながります。
当院では、施術前に必ず体調確認と触診を行い、危険なサインがないかを見極めてから施術を行っています。
病院・受診時の流れと治療の概要

「こめかみの痛みが続く」「いつもと違う痛みを感じる」とき、どこに相談すればよいのか迷う方も多いと思います。実際には、症状の出方や持続時間によって受けるべき検査や診察の流れが少しずつ変わると言われています。ここでは、一般的な受診の流れと、専門機関で行われる検査・治療の考え方を紹介します。
どの科を受ければいい?症状に合わせた選び方
こめかみの痛みが続く場合、まずは頭痛外来や神経内科、脳神経外科などが相談先として挙げられます。
・「ズキズキ」「締めつけられる」「片側だけ痛い」など、頭痛のタイプがはっきりしている場合は頭痛外来
・手足のしびれやめまいを伴う場合は神経内科
・突然の激痛、意識障害などがあるときは脳神経外科
といったように、症状の特徴によって選ぶことが大切とされています。
特に「頭痛が急に強くなった」「痛みが数日続く」「視覚や言葉に異常がある」場合は、早めに検査を受けることが推奨されています。
典型的な検査の流れと内容
初めて来院すると、まずは問診(痛みの場所・頻度・きっかけ・生活習慣など)で全体の傾向を把握します。
その後、神経の反応やバランスを確認する神経学的検査が行われることがあります。必要に応じて、MRIやCTスキャンなどの画像検査で脳や血管の状態を詳しく調べる場合もあると言われています。
痛みの原因が脳や血管以外にある場合(顎関節や首・筋肉由来など)には、整形外科や歯科での検査につながることもあります。
頭痛の種類別アプローチと当院の考え方
頭痛のタイプによって、治療やケアの方法も異なります。
・片頭痛の場合:生活リズムの調整、ストレスコントロール、食事の見直しなど
・緊張型頭痛の場合:姿勢改善、首・肩の筋緊張を緩めるアプローチ
・群発頭痛の場合:専門的な薬物療法や酸素吸入などが行われるケースもあります
当院では、筋膜や関節の動きを評価し、体の左右差や緊張の連動を見極めたうえで施術を行っています。特に、首・顎・背中のつながりを整えることで、こめかみへの負担を減らし、再発を防ぐサポートを行っています。ご自宅では、正しい姿勢・呼吸法・ストレッチを組み合わせて、体全体のバランスを保つことがポイントです。
まとめ — 変化を感じたら迷わず相談を
頭痛は「いつものこと」と思いがちですが、原因によっては重大なサインであることもあります。セルフケアや生活習慣の見直しで軽くなる場合もあれば、専門的な検査が必要なケースもあります。
痛みの出方に変化を感じたときや、強くなっているときは、迷わず専門機関で相談することが大切になります。
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この記事を書いた人
廣瀬 知志
荒川区・文京区にある整体oasis(オアシス)では、初めてのお客様に、当院にお身体をあずけられるか判断していただくため、初回のお試し価格をご用意しています。
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