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末端冷え性の原因と治し方|女性に多い症状を専門家がわかりやすく解説
目次
末端冷え性とは?まず押さえておきたい基礎知識

末端冷え性の定義と一般的な特徴
「手足の先だけずっと冷えている感じが続くんです…」
こんな相談をいただくことがあります。いわゆる末端冷え性と呼ばれている状態で、手先・足先が冷えやすく、温めても戻りづらいという特徴があると言われています。
全身が冷える一般的な“冷え”とは少し違い、末端冷え性の場合は体はそこまで冷たくないのに、手足の先だけが極端に冷えるのが特徴と言われています。特に冬場だけでなく、夏の冷房時にも出やすい傾向があります。
当院でも、姿勢のくせや筋肉の緊張、胸郭の動きの悪さが関連しやすいと考えていて、検査では骨盤の傾き・呼吸の深さ・足首の動きなどを細かく触診しながら確認します。
「普通の冷え」とどう違うのか?
「ただ冷えやすいだけかな…」と思う方も多いですが、末端冷え性は血流の巡り方に特徴があると言われています。
- 体はそこまで冷えていない
- 手足の先が特に冷える
- 温めても戻りにくい
- ストレスや自律神経の乱れで悪化しやすい
こうした状態が続くと、単なる冷えとは違い、体の調整機能が働きづらい可能性があります。
女性に多い理由
末端冷え性は圧倒的に女性からの相談が多いです。
理由としては、
- 筋肉量が少なく熱を生みづらい
- ホルモンバランスが変化しやすい
- 冷えやすい姿勢(反り腰・猫背)が起こりやすい
などが挙げられます。当院で検査をしていると、骨盤前傾・胸郭の硬さ・呼吸が浅いケースが多く、これらが血流に影響することも考えられます。
施術では、筋膜の硬さをゆるめたり、胸郭の動きを出すアプローチを中心に進めながら、呼吸が入りやすい姿勢づくりをサポートしています。
放置するとどうなる?疲労・眠り・自律神経への影響
冷えが長く続くと、ただの「冷たい」だけでなく、
- 疲れが取れにくい
- 眠りが浅くなる
- 肩こりや頭の重さが続く
- 自律神経が乱れやすい
といった影響も合わせて出やすいです。
当院では、来院時の状態を確認しながら、骨盤や胸郭の動き、足首の柔軟性などを丁寧に検査し、施術だけでなく、日常で続けられるセルフケア(呼吸・ストレッチ)も提案しています。
末端冷え性の主な原因と“改善しにくい人”の特徴

血行不良
「夕方になると手足だけ冷えてつらくなるんですよね…」
こんな声を聞くことがよくあります。末端冷え性は、体の熱を全身に届ける力が弱くなった時に起こりやすくなります。特に筋力が落ちている人や、姿勢のくせで血管が圧迫されやすい人、デスクワークで長時間同じ姿勢が続く人では冷えが戻りづらい方が多いです。
当院では、骨盤の傾きや胸郭の動き、足首の可動域を細かく触診しながら「どの部分で循環が止まりやすいか」を探します。筋膜の硬さが一部分だけ強くなっているケースも多く、施術ではまずそこをゆるめて血流が通りやすい状態に整えることを意識しています。
自律神経の乱れ
「冷えって、体だけの問題じゃないんですか?」
と思われがちですが、冷えは自律神経と深い関係があるとされています。ストレスが続くと血管が収縮しやすくなり、睡眠不足や食事の乱れが重なると、さらに冷えを感じやすくなることがあります。
当院では、胸郭の硬さや呼吸の浅さが自律神経に影響することも多いと考えていて、施術では呼吸が入りやすい姿勢づくりを丁寧に進めていきます。
食生活の偏り
食事の内容も冷えに影響すると言われています。
- エネルギー不足
- 鉄分の不足
- 冷たい飲み物の習慣
こうした積み重ねで体が温まりづらくなるケースも見られます。
施術後には、体が冷えにくい食事のとり方や、無理なく続けられる軽い運動についてもお話しするようにしています。
内科疾患との違い
末端冷え性に似ている症状でも、貧血や甲状腺機能の低下、循環器の不調が背景にあるケースもあります。
- 動悸
- 息切れ
- 強い疲労
- むくみ
などがある場合は、一度内科に相談しておくと安心です。
整体では触診や姿勢の検査が中心になるため、医療の検査が必要なケースでは専門機関との併用をおすすめしています。
「なぜ改善しないのか?」よくある誤解と落とし穴
「手足を温めれば何とかなる」と思っている人は多いのですが、実は温めるだけでは根本が変わらないことがあります。
血流を妨げる姿勢のくせや、胸郭の硬さ、呼吸の浅さが残ったままだと、冷えが戻りやすいです。
当院では、筋膜・骨盤・胸郭のバランスを整えつつ、日常でできるセルフケア(呼吸・ストレッチ・歩き方の工夫)までセットでサポートすることで、冷えが戻りにくい体づくりを目指しています。
今日からできる!末端冷え性のセルフケア&生活改善

手足を温めても改善しない理由と“温め方のコツ”
「毎日カイロで温めてるのに、冷えが戻っちゃうんですよね…」
そんな言葉をいただくことが少なくありません。実は、手足だけを温めても“表面だけが温まっていて、深部が温まっていない状態”になりやすいです。
体が冷えやすい人ほど、胸郭まわりが硬くなり呼吸が浅くなっていることが多くあります。呼吸が浅いと全身に熱がつくられにくく、結果的に“温めてもすぐに冷える”という流れにつながりやすいです。
当院では、まず胸郭の硬さや骨盤の傾き、足首の動きを触診しながら、どこで循環が停滞しているかを一緒に確認します。施術では筋膜の緊張をゆるめて呼吸が入りやすい状態へ整え、温かさが体の奥まで広がりやすい状態を目指しています。
体を内側から温める習慣
「何をしたら体って温まりやすくなるんですか?」
と聞かれることがありますが、一つの方法だけではなく、いくつかの習慣を組み合わせることが鍵になると考えています。
- ゆっくり吐く呼吸を数回入れる
- 朝や寝る前に軽いストレッチをする
- 冷たい飲み物を控えて温かいスープや味噌汁をとる
- タンパク質や鉄分を意識した食事を少し増やす
このあたりから始めるのが続けやすいです。
施術後には、体に負担の少ない呼吸法や、日常で取り入れやすい“ほぐしポイント”もお伝えしています。
やりがちなNG行動
「寒いから厚着すればいいでしょ?」と思いがちですが、実は厚着のしすぎで動かなくなり、逆に血流が落ちてしまうこともあります。
他にも、
- 長時間の猫背姿勢
- 脚を組むクセ
- 毎日冷たい飲み物を飲む習慣
こうした小さな積み重ねも冷えにつながることが多いです。
当院では姿勢のくせを細かくチェックし、どこに負担がかかりやすいかを一緒に確認しながら、負担が分散する座り方や立ち方のコツをお伝えしています。
日常生活で血流を促す工夫
日常の中にも取り入れやすいポイントはたくさんあります。
例えば、
- 湯船に10〜15分ゆっくり浸かる
- 肩まわり・股関節・足首のストレッチを少し入れる
- 骨盤が立つ座り方を意識する
といった工夫は、無理なく続けられるためおすすめです。
当院でも、来院のたびにその日の状態を見ながら、姿勢の癖や生活リズムを踏まえたセルフケアをご提案するようにしています。
整体でチェックするポイントと当院のアプローチ

姿勢・骨盤・胸郭の動き/筋膜の硬さを細かくチェック
「冷えって整体で見るところあるんですか?」
こんな質問を受けることがあります。実は、末端冷え性の背景には“体の使い方の癖”や“姿勢の崩れ”が関わっていることも多いです。当院では、まず立った姿勢・座った姿勢を一緒に見ながら、骨盤が前に傾きやすいのか、逆に後ろに倒れているのかを触診して確認します。
胸郭(肋骨まわり)の動きも重要です。ここが硬いと呼吸が浅くなり、体の中で熱がつくられにくくなります。さらに、ふくらはぎ・足裏・太ももなどの筋膜の張り具合もチェックし、どの部分で血流が滞りやすいのかを探します。
手技による筋膜調整と、呼吸が入りやすい姿勢づくり
検査で見つけたポイントをもとに、筋膜の硬さをやわらげる施術を行います。強い矯正ではなく、やさしい圧で深部の緊張がゆるみやすいように整えていきます。
「呼吸が入りやすくなってきた感じがします」
とおっしゃる方が多いのですが、胸郭の動きが出てくると自然に体が温まりやすい状態に近づいていきます。
骨盤のわずかな傾きが冷えにつながっている場合もあるため、施術ではその日の状態を見ながら、無理のない範囲で姿勢のバランスを整えていきます。
自律神経を整えるためのアプローチ
冷えは、自律神経の働きとも深く関わります。
当院では、呼吸がしやすくなるよう胸郭を広げるアプローチや、全身の緊張をゆるめる手技を組み合わせ、リラックスしやすい環境づくりも大切にしています。
「なんだかポカポカしてきたかも」
という感覚が出やすいのは、この“緊張がほどけて血流が動きやすくなる状態”が影響していると考えられています。
セルフケアまで含めた“冷えに戻りにくい体づくり”のサポート
施術だけではなく、日常に取り入れられるセルフケアもセットでお伝えしています。
- 胸郭を広げる簡単な呼吸法
- 骨盤が立ちやすい座り方
- 足首まわりのやさしいストレッチ
- 冷えにくい歩き方のポイント
こうしたケアは、少ない負担で続けられるため、冷えを繰り返しにくい体づくりに役立ちます。
当院では、来院のたびにその日の状態をチェックしながら、生活習慣や姿勢のくせに合わせて“続けやすいセルフケア”をご提案するようにしています。
病院を受診すべきケースと専門家の併用について

末端冷え性に似ている“危険なサイン”とは?
「ただの冷えだと思っていたけど、これって大丈夫なんですか?」
こうした不安を抱えて来られる方もいます。末端冷え性と似ている症状でも、内科的なトラブルが背景にある場合もあります。
例えば、
- 強い疲労感がずっと抜けない
- 動悸や息切れが出やすい
- 手足だけでなく全身が冷える
- むくみが急に増えた
- 明らかな体力の低下が続く
このような状態は、貧血や甲状腺機能の低下、循環器の問題が関係している可能性があり、まずは医療機関で検査を受けておくと安心です。
整体では医療的な触診・検査はできないため、必要に応じて内科や循環器科の来院をおすすめすることがあります。
何科に相談すべき?
「病院に行くなら、何科なんでしょう?」
こんな質問をよくいただきます。
一般的には、
・貧血の疑い → 内科
・甲状腺の働きが気になる → 内分泌内科
・むくみや冷感が強い → 循環器内科
といった形で相談される方が多いと言われています。
特に女性に多い“鉄分不足”は、血液検査をしないと気づきにくいため、症状が長引いている場合は一度確認しておくと安心です。
整体でできること・できないことの整理
整体では、医師による触診や画像検査はできませんが、
- 姿勢のくせ
- 胸郭の硬さ
- 骨盤の傾き
- 筋膜の緊張
- 呼吸の浅さ
など、「冷えにつながりやすい体の特徴」を丁寧に検査することができます。
手技によって筋膜の緊張をやわらげ、呼吸が入りやすい姿勢を整えることで、体が温まりやすい状態を目指すアプローチが中心です。
ただし、
- 病気の確定
- 薬の処方
- 画像検査
などは整体の範囲外となります。
症状が強い時や、説明できない冷えが続く場合は、医療機関との併用が安心につながると考えています。
当院のスタンスと“併用のすすめ”
当院では、「整体だけでどうにかしよう」と押し切るのではなく、その人の体の状態や生活背景を見ながら、必要に応じて医療機関と併用していくスタンスを大切にしています。
「まず整体で姿勢や筋膜の状態を整える」
「気になる症状は一度医療機関で検査する」
「日常ケアで冷えを戻りにくくする」
この3つをバランスよく組み合わせることが、結果的にストレスが少なく、改善へ向かいやすいと考えています。
当院では、姿勢・胸郭・骨盤・呼吸の状態を毎回チェックしながら、無理なくできるセルフケアや生活の整え方もセットでサポートしています。
お悩みの方は、荒川区・文京区 整体oasisへ
なぜ当院で改善できるのか? その理由は、当院のアプローチ方法にあります。
「どこへ行っても改善しなかった…」そんな方こそ、一度ご相談ください。
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この記事を書いた人
廣瀬 知志
荒川区・文京区にある整体oasis(オアシス)では、初めてのお客様に、当院にお身体をあずけられるか判断していただくため、初回のお試し価格をご用意しています。
どのコースを選べばよいか迷われる方は、お気軽にご相談ください。お身体の状態を確認し、改善までの期間や、費用感などもおうかがいしながら、最適な計画をご提案します。