荒川院へのご予約
スタッフブログ
坐骨神経痛の症状を徹底解説|「おしり〜足の裏」の違和感を見逃さないために
目次
1.坐骨神経痛って何?「症状」と「原因」の整理

坐骨神経痛とは、腰からおしり、太ももの裏、ふくらはぎ、足先にかけて伸びる「坐骨神経」という太い神経に刺激や圧迫が起きた際にあらわれる“症状”のことを指します。
つまり「病名」ではなく、「体が出しているサイン」と言われています(※参考:tanikawaseikei.jp)。
多くの人が感じるのは、片側のおしりや脚の痛み・しびれ・重だるさなど。座っていると悪化する、立ち上がるときにズキッとくる、長く歩くと脚がしびれてくる──といった形で現れるケースも少なくありません。
また、神経の通り道に沿って症状が出るため、「おしりが痛い」「太ももの裏がつっぱる」「ふくらはぎが重い」など、感じ方には個人差があります。
特に長時間のデスクワーク、猫背姿勢、運動不足による筋力低下がある人は、神経への負担がかかりやすい傾向があるとも言われています。
坐骨神経痛を引き起こす代表的な原因
代表的な原因として挙げられるのが、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症です。
ヘルニアは、背骨の間にある「椎間板」が外に飛び出して神経を圧迫する状態を指し、脊柱管狭窄症は、神経の通り道(脊柱管)が加齢や姿勢不良で狭くなることで、神経が圧迫されるものです(※参考:aidstation.net)。
また、急な負担よりも、日常生活の“ちょっとした姿勢のくせ”が積み重なって起こることも多く見られます。
例えば、片側に重心をかけて立つ、足を組む、長時間同じ姿勢で座る──これらは骨盤や股関節のバランスを崩し、神経を引っ張るような状態につながりやすくなります。
なぜ「症状」であり「病名」ではないのか
「坐骨神経痛」は“病気の名前”ではなく、“痛みの出方を表す言葉”です。
その背景にはさまざまな原因が関わっており、神経自体に問題があるわけではないことも多いと言われています(※参考:tanikawaseikei.jp)。
例えば、腰やおしりの筋肉が過緊張を起こして神経を圧迫しているケースや、骨盤の傾きによって神経がねじれて刺激されている場合もあります。
このように「どこで」「何が」神経を刺激しているかを突き止めることが、改善の第一歩になります。
当院が考える“坐骨神経痛のとらえ方”と検査・施術
当院では、坐骨神経痛を「神経だけの問題」とは捉えていません。
筋肉・筋膜・骨格・姿勢のバランスを総合的に見て、どこで神経に負担がかかっているのかを検査します。
施術では、電気治療は行わず、手技による筋膜リリースや骨盤調整を中心に行います。
股関節や骨盤の可動性を高め、体全体のバランスを整えることで、神経への圧迫を減らしていく考え方です。
また、セルフケアとしては、おしりや太もも裏をゆるめるストレッチ、骨盤を安定させる呼吸法、正しい座り姿勢の練習などを提案しています。
これらを続けることで、「再び痛みが出にくい体づくり」を目指すことができると言われています。
この症状が出たら知っておきたいこと
「おしりの奥が痛い」「脚の裏がしびれる」「座っているとつらい」などのサインは、体が“負担をかけすぎている”という警告のようなものです。
無理を重ねず、早い段階で体の状態を整えておくことが、長引かせないためのポイントになります。
2.どんな症状が出る?典型パターンと見逃しやすいサイン

坐骨神経痛の症状は、人によって感じ方が異なりますが、典型的なパターンとして「おしりから太ももの裏、ふくらはぎ、足先」にかけて痛みやしびれが出ることが多いと言われています。特徴的なのは“神経の通り道”に沿って症状が現れる点で、片側にだけ出るケースがほとんどです。特に長時間の座位や立位、歩行の途中などで悪化しやすい傾向があります。
また、「ビリビリ」「チクチク」「ズキン」といった神経特有の痛みのほか、脚の重だるさ、力が入りづらい感覚などを訴える人もいます。痛みが腰だけでなく、おしりや足の裏にまで広がることもあり、初めのうちは「筋肉痛かな?」と勘違いする方も少なくありません。痛みが強くなくても、“姿勢を変えるとしびれる”“朝起きると脚が重い”といったサインは、神経への圧迫が始まっている可能性があります。
よく見られる症状パターン
- おしりの奥の痛みや圧迫感
長時間座っていると悪化するケースが多く、骨盤まわりの筋肉が硬くなっていることが多い。 - 太ももの裏のしびれ・重だるさ
坐骨神経が通る経路に沿ってしびれが出る典型例。歩くと脚が重くなる人も。 - ふくらはぎや足の裏の違和感
末梢側まで症状が広がると、感覚の鈍さや“足裏に薄い膜が張ったような感覚”を感じる場合もある。
これらの症状は、姿勢や動作によって強まる・弱まるという特徴があります。たとえば、前かがみになると悪化するのは椎間板ヘルニア型、反らすと痛みが出るのは脊柱管狭窄症型の傾向と言われています。
当院で行う“症状の見極め”と検査ポイント
当院では、単に「痛みの部位」だけを見るのではなく、どの動作で神経が刺激されているかを重点的に確認します。
検査では、立位・座位・仰向けなど複数の姿勢を取りながら、骨盤の傾き、股関節の可動域、太もも裏の筋膜の張り、体幹のバランスなどを総合的にチェックします。
特に、坐骨神経を圧迫しやすい梨状筋(おしりの奥の筋肉)や、骨盤と背骨をつなぐ深層筋(腸腰筋)の硬さは重要な観察ポイントです。
施術では、電気治療は用いず、筋膜リリース・姿勢調整・骨盤の安定化を目的とした手技を中心に行います。これにより神経へのストレスを減らし、日常動作の中でも負担がかかりにくい状態をつくっていきます。
早期対応が大切な理由
坐骨神経痛は、初期段階では「我慢できる程度の違和感」で済むことが多く、放置されやすい症状です。しかし、慢性化すると神経過敏や筋力低下、歩行障害につながることもあるため、早い段階で体のバランスを整えることが大切だと言われています。
違和感が続くときは、無理に我慢せず、まずは体の状態を確認しておくことが安心です。当院では、症状の強さだけでなく、再発しやすい生活習慣や姿勢のクセも一緒に確認し、長期的に改善へ導けるようサポートしています。
3.なぜ症状が出る?体のメカニズムと整体的な視点

坐骨神経痛は、単に神経そのものの異常ではなく、神経を取り囲む筋肉・骨格・姿勢のバランスが崩れた結果として現れることが多いと言われています。
坐骨神経は腰から骨盤、おしり、太ももの裏を通って足先まで伸びており、この経路のどこかで圧迫や刺激が起こると、痛みやしびれを感じるようになります。
体の構造から見る「神経圧迫」のメカニズム
腰椎(腰の骨)は、体を支える軸として大きな負担を受けています。
この部分で「椎間板」が変形したり、骨のすき間が狭くなったりすると、神経の通り道(脊柱管)が圧迫され、痛みやしびれが出やすくなります。
代表的な例が椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症で、これらは加齢だけでなく、長時間の座位や前かがみ姿勢のクセ、筋力のアンバランスによっても起こりやすいとされています。
また、筋肉の硬さも重要な要因です。特に、おしりの奥にある「梨状筋(りじょうきん)」が硬くなると、坐骨神経を圧迫しやすくなり、これを梨状筋症候群と呼びます。
このように、神経の圧迫ポイントは“骨”だけでなく、“筋肉や筋膜”にも隠れていることが多いのです。
整体的に見る「全体バランスの乱れ」
整体の観点から見ると、坐骨神経痛の根本には「姿勢」と「動きのクセ」が深く関係しています。
例えば、骨盤が後ろに傾く姿勢が続くと、腰やおしりの筋肉に過度な緊張が生まれ、神経を圧迫しやすくなります。
反対に、前傾姿勢が強い人は、太ももの前側が硬くなり、骨盤が前に引っ張られることで神経ラインが引き伸ばされることもあります。
当院では、こうした姿勢・骨盤・股関節の連動を重視して検査を行います。
体のどこにねじれや制限があるのかを見極めることで、「神経への負担が生じている原因」を丁寧に探していきます。
当院の検査・施術の流れ
当院では、電気治療を使わず、手技による筋膜調整・姿勢矯正・骨盤バランスの再教育を中心に行います。
初回では、姿勢写真の確認、骨盤・股関節の可動検査、触診による筋膜の硬さチェックなどを行い、どの部位が神経を圧迫しているのかを見つけ出します。
施術は強く押したりボキッと動かすものではなく、筋膜の動きを引き出して体の自然な可動性を取り戻すことを目的にしています。
また、施術後には、自宅でできるセルフケアもお伝えしています。
おしりや太もも裏をゆるめるストレッチ、深呼吸を取り入れた骨盤リセット法、座り姿勢の見直しなど、日常生活で取り入れやすい方法を提案しています。
体の状態を「整える」ことと「維持する」ことの両方を意識することで、再発しにくい体づくりを目指します。
まとめ
坐骨神経痛の症状が出る背景には、神経だけでなく「姿勢・筋肉・骨格の連動」が深く関係していると考えられています。
一時的な痛みの緩和だけでなく、体全体の使い方を見直すことで、根本的な改善へとつながりやすくなると言われています。
4.自分でできる症状緩和・セルフケア5選+NG習慣

坐骨神経痛のつらい痛みやしびれを軽くするためには、神経そのものよりも「周囲の筋肉・姿勢の負担」を整えることが大切だと言われています。整体の現場でも、日常動作や姿勢を見直すことで症状が落ち着くケースは少なくありません。ここでは、当院で実際に指導している“無理なく続けられるセルフケア”を紹介します。
① おしり・太もも裏をゆるめるストレッチ
椅子に座り、片脚を前に伸ばしてつま先を上に向け、体を軽く前に倒します。
おしりの奥から太もも裏にかけて「伸びて気持ちいい」と感じる程度で20〜30秒キープしましょう。
このストレッチは、神経を圧迫しやすい梨状筋(おしり奥の筋肉)の緊張を和らげるのに効果的とされています。
② 骨盤を立てて座る意識を持つ
長時間の座り姿勢は坐骨神経痛の大敵です。
背もたれに体を預けすぎず、骨盤を立てて座るように意識するだけでも、腰まわりへの圧迫を軽減できます。
当院では、タオルを軽く丸めて座面の後方に入れる「骨盤サポート座り」をおすすめしています。
③ 温めて血流を促す
筋肉の硬さによって神経が圧迫されている場合、冷えは痛みを強める原因になります。
おしりや腰を温めることで血流が改善し、筋肉のこわばりがやわらぐ傾向があると言われています。
ただし、急に強い痛みが出た直後は冷やす方がよいこともあるため、判断に迷う場合は一度専門家に相談を。
④ 呼吸を整えて体をゆるめる
呼吸が浅くなると、体幹の筋肉(特に横隔膜や腹横筋)が硬くなり、姿勢を支える力が落ちやすくなります。
深呼吸を意識しながら、息を吐くときにお腹を軽く引き締めるようにすると、インナーマッスルが自然に働き、姿勢の安定につながります。
当院ではこの呼吸法を「骨盤リセット呼吸」と呼び、セルフケアの基本としてお伝えしています。
⑤ 寝姿勢を見直す
寝具の硬さが合わないと、寝ている間にも腰やおしりに負担がかかります。
柔らかすぎるマットレスは体が沈み込み、反対に硬すぎるものは筋肉が常に緊張した状態になります。
横向きで寝る場合は、膝の間にタオルやクッションを挟むと骨盤のねじれを防げます。
避けたいNG習慣
- 足を組む、または片脚に重心をかけて立つ
- 長時間の座りっぱなし、立ちっぱなし
- 痛い部分を強く押す、無理にストレッチをする
- 冷たい床に直接座る・寝転ぶ
- 「そのうち治るだろう」と放置する
これらは、坐骨神経へのストレスを増やす原因になりやすいとされています。
少しずつ体を動かしながら、「負担を減らす生活習慣」を整えていくことが改善への第一歩です。
当院のセルフケアサポート
当院では、施術だけでなく**「自分で整える力」を身につけるサポート**にも力を入れています。
姿勢のクセや筋膜の動きを検査した上で、患者さんの生活リズムに合わせたストレッチ・座り方・呼吸法を提案します。
「その場しのぎではなく、再発しにくい体づくり」を目指す整体を行っています。
5.当院でのアプローチとその流れ/次の一歩へ

坐骨神経痛の症状は、神経そのものの問題よりも「姿勢・筋肉・骨格バランスの乱れ」が背景にあることが多いと言われています。
当院では、その場しのぎのケアではなく、“再発しにくい体”をつくるための整体アプローチを大切にしています。
当院の考え方と特徴
坐骨神経痛の症状を根本的に改善していくためには、神経を圧迫している原因を正確に見極めることが必要です。
当院では、電気治療や強い刺激のある施術は行わず、筋膜・骨盤・姿勢の調整を中心に、体の自然な動きを取り戻すことを目的としています。
また、施術は「痛い部分」だけでなく、腰・骨盤・股関節・太ももなど、神経が通るすべてのラインを一つのつながりとして捉えます。
おしりの奥(梨状筋)や太ももの裏、足首などの筋膜の動きを整えることで、神経への圧迫を和らげ、体のバランスが整いやすくなると考えています。
検査ポイントと施術の流れ
施術前には、立位・座位・仰向けなど、複数の姿勢で体を観察し、以下のポイントを検査します。
- 骨盤の傾き・ねじれ
- 股関節の可動域と左右差
- 筋膜の張り(おしり・太もも・ふくらはぎ)
- 姿勢や重心のくせ
これらを踏まえ、施術では「筋膜リリース」「骨盤矯正」「姿勢調整」を組み合わせて行います。
施術中は、痛みを伴う無理な動きはせず、体の反応を見ながら穏やかに整えていくのが特徴です。
また、施術後にはセルフケアとして、
- 椅子に座ったままのストレッチ
- 呼吸と連動した骨盤のリセット法
- 正しい座り方・歩き方のアドバイス
など、日常生活の中で実践できる内容を提案しています。
3ヶ月のサポートで「再発しない体づくり」へ
当院では、症状が落ち着くまでのケアだけでなく、3ヶ月間の体質改善プログラムを用意しています。
この期間では、
- 正しい姿勢の習慣化
- 栄養・生活リズムの見直し
- ご自身で体を整える知識の習得
などをサポートし、卒業後も再発しにくい状態を維持できるようにサポートしています。
整体によるケアと、セルフケア・知識の両輪でサポートすることで、痛みを繰り返さない体づくりを目指していきます。
まとめと次の一歩
坐骨神経痛は、我慢してしまうほど改善が遅れやすい症状です。
「少し違和感がある」「長時間座ると痛む」など、軽い段階で体の状態を整えておくことが、早期改善と再発予防につながると言われています。
体の状態を見直すことで、日常生活がより快適に、安心して過ごせるようになるはずです。
まずは一度、自分の体のバランスをチェックしてみてください。
お悩みの方は、荒川区・文京区 整体oasisへ
なぜ当院で改善できるのか? その理由は、当院のアプローチ方法にあります。
「どこへ行っても改善しなかった…」そんな方こそ、一度ご相談ください。
お電話ならすぐにご予約の空き状況をご案内できます。
LINEからは24時間いつでもお気軽にお問い合わせできますので、ぜひご利用ください!


この記事を書いた人
瑞慶山 良二
荒川区・文京区にある整体oasis(オアシス)では、初めてのお客様に、当院にお身体をあずけられるか判断していただくため、初回のお試し価格をご用意しています。
どのコースを選べばよいか迷われる方は、お気軽にご相談ください。お身体の状態を確認し、改善までの期間や、費用感などもおうかがいしながら、最適な計画をご提案します。