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頭痛のツボ|タイプ別に効くツボ・正しい押し方と注意点を専門家がわかりやすく解説
目次
頭痛に「ツボ押し」が選ばれる理由と期待できる効果

多くの人が薬以外のケアを求める背景
「頭痛がある度に薬を飲むのは心配で…」と感じる方は意外と多いです。
最近は、仕事中や家事の合間でもできるケアとして“ツボ押し”に注目が集まっていると言われています。薬は必要な場面もあるとされていますが、「できるなら自然な方法で和らげたい」という思いが、ツボ押しを選ぶ理由の一つになっていると考えます。
特に、当院に来院される方でも、「頭痛薬を常備しているけれど、できれば使う回数を減らしたい」と相談されるケースがあります。そのため、ツボ押しのように手軽で体への負担が少ないケア方法を知っておくことは、大切だと考えています。
ツボ刺激が頭痛に役立つと言われているメカニズム
ツボ押しが頭痛に役立つと言われている理由として、いくつかの視点が挙げられています。
- 血流のめぐりを促す働きがあると言われている
肩や首まわりの筋肉のこわばりによる頭痛の場合、巡りを整えることが楽さにつながる可能性があります。 - 筋肉の緊張をゆるめるアプローチになると言われている
長時間のデスクワークで首や頭まわりに力が入り続けることで、頭痛に影響することがあるため、優しく押してゆるめることが役立つとされています。 - 自律神経のバランスに良い影響があるとされている
呼吸と合わせてツボを押すことで、リラックスしやすくなる方もいて、ストレス由来の頭痛には相性が良いとされています。
当院では、触診や姿勢・首肩の動きの検査を行い、筋肉や関節の状態を確認した上で、必要に応じてツボへのアプローチや筋膜リリースを取り入れることがあります。体の状態を見極めながら行うことで、より心地よさにつながりやすいと感じています。
どんな頭痛のときに向いているケアか
ツボ押しが特に取り入れられやすいのは、次のような頭痛となります。
- 緊張型頭痛(肩・首のこりが背景にあるケース)
- ストレスや疲労による頭の重さを感じるとき
- 目の使いすぎによるズーンと重いタイプ
一方で、突然の強い痛みやしびれを伴う場合などは、別の対応が必要なこともあるため、ツボ押しだけで頑張りすぎず、気になる場合は早めの相談がおすすめです。
当院では、ツボ押しだけに頼るのではなく、姿勢の見直しや首肩の負担を減らすセルフケア、呼吸法なども組み合わせながら、再発しづらい状態を目指すサポートを大切にしています。
頭痛の種類別|効果が期待できる代表的なツボ一覧

緊張型頭痛に合いやすいツボ
「肩や首がガチガチに固まってきて、頭まで重くなる…」こんな経験はありませんか?
緊張型頭痛が気になる時に取り入れられることが多いのが、合谷(ごうこく)・天柱(てんちゅう)・風池(ふうち)です。
- 合谷(ごうこく)
親指と人さし指の骨が交わるところの少し内側にあるくぼみです。押すと、じんわり響く感じが出る方もいます。 - 天柱(てんちゅう)
首の後ろ、髪の生え際あたりの左右にあるくぼみの部分です。指で軽く押し上げるように触れると、気持ち良さを感じることがあります。 - 風池(ふうち)
うなじの中央から、指1本分外側にある場所です。少し上に向かって押すと、スッと抜けるような感覚になる方もいます。
デスクワークで首肩がこりやすい方は、この3つを組み合わせるケアが取り入れやすいと思います。当院では、首肩の動きや姿勢のクセの検査を行い、筋膜や関節の動きを整えながらケアしていきます。
偏頭痛(片頭痛)に取り入れられることが多いツボ
ズキズキするような片側の頭痛には、無理に押すと刺激が強く感じやすいため、やさしく触れるイメージが良いでしょう。
取り入れられやすいのが、太陽(たいよう)・攅竹(さんちく)・完骨(かんこつ)です。
- 太陽(たいよう)
こめかみの少し外側で、目尻と耳の間あたりにあるくぼみです。 - 攅竹(さんちく)
眉頭のすぐ下の骨のキワです。目の疲労がある時にも触れられることがあります。 - 完骨(かんこつ)
耳の後ろの出っ張った骨のすぐ下にある、少しくぼんだ場所です。
片頭痛の場合、強く押さず、呼吸と合わせて短い時間で行うのが取り入れやすいとされています。
目の疲れ・ストレス由来と言われる頭痛に合いやすいツボ
パソコンやスマホ続きで、“頭が重たい”“目の奥がジーンと疲れる”ときに使われることが多いのが、印堂(いんどう)・百会(ひゃくえ)です。
- 印堂(いんどう)
眉と眉の間の少し上にあります。軽く押すと、ぼんやりした目の疲れがスッとやわらぐように感じる方もいるとされています。 - 百会(ひゃくえ)
頭頂部のほぼ真ん中で、両耳の上を結んだラインと顔の中央ラインが交わるあたりです。
当院では、ツボ押しに加えて、呼吸法や姿勢の整え方、ストレッチも合わせてお伝えし、再発しづらい体づくりをサポートしています。
ツボ押しの正しいやり方と効果を高めるコツ

まず押し方の基本ルールを確認しよう
「頭痛にツボ押しが良いらしいけれど、押し方がよくわからない…」という声が多いです。力任せに押すよりも、ちょっとしたコツを意識した方が、スッとラクになりやすいと言われています。基本の目安としては、“軽く心地よい強さ”で5〜10秒押して、ゆっくり離す流れを3セットほどがおすすめされています。呼吸は止めず、吐くタイミングで押すと緊張がゆるみやすいです。「痛気持ちいい」くらいを意識して、強く押しすぎないようにしましょう。当院では、最初にツボ周辺の硬さや左右差を触診し、張りやすい原因が筋肉・関節・神経のどれに関わるのかを確認しながらケアを提案しています。
逆効果になる“やってはいけない押し方”
「強く押せば効くはず」と思ってしまいがちですが、過度な刺激は逆に筋肉が緊張しやすくなります。痛みが増したり、余計に頭が重く感じる場合もあるため注意が必要です。また、同じ場所を長時間押し続けることや、痛みが鋭く出るほど押すのは避けてください。刺激が強すぎると、かえって交感神経が優位になり、つらさが抜けにくくなることがあります。もし押して違和感が強く出た場合は一度中止し、深呼吸でリセットしてみてください。
効果を高めるおすすめのタイミングと工夫
少しの工夫でツボ押しの心地よさが変わることがあります。たとえば、お風呂上がりや首肩まわりを温めた後は、筋肉が緩みやすく刺激が入りやすいタイミングです。深呼吸と合わせてツボ押しをすると、副交感神経が働きやすくリラックスしやすいとも言われています。明るさを少し落とした静かな環境や、好きな香りを使うなど、自分が落ち着く環境で行うのも良いでしょう。
自分で押しづらい時の代用方法
手が届きにくい場所や、うまく押せないツボがある場合は、ツボ押し棒やペンの丸い部分、テニスボールなどを使う方法もあります。「自分で頑張りすぎずにできる工夫」が継続のポイントです。また、当院ではツボだけでなく、頭痛の原因になりやすい首・顎・肩周辺の筋緊張や姿勢のクセを含めて全身を検査した上で、再発予防を意識した施術やセルフケアの提案を行っています。
やっても楽にならない時の原因と見直すべきポイント

ツボ押しが合っていない可能性もある
「ちゃんとツボを押しているつもりなのに楽にならない…」という方、意外と多いです。実は、頭痛のタイプによって向いているケアが違うこともあります。筋肉の緊張が原因の“緊張型頭痛”にはツボ押しが合いやすい一方で、血管の拡張が関わる“偏頭痛”の時は、刺激によって余計にズキズキしやすくなるケースも考えられます。痛みに敏感なタイミングや、脈打つような痛みが強い日は、無理に押さず、まずは深呼吸や静かな場所で休むことも大切です。当院では、頭痛の出方や生活習慣を伺いながら、どのケアが合っているか一緒に確認してからセルフケアをご提案しています。
根本要因にアプローチできていない場合も
ツボ押しそのものより、“頭痛を引き起こしている背景”が整理できていない場合、変化を感じにくいことがあります。例えば、眼精疲労・猫背姿勢・肩や首のコリ・歯ぎしり・ストレスなどが積み重なっている時は、ツボ刺激だけでは追いついていないかもしれません。また、薬の服用頻度が多く続くと、薬の影響による頭痛(MOH:Medication Overuse Headache)が起こる場合もあるとされています。そのような時は、一度薬との付き合い方を見直すことや、環境改善も必要になることがあります。
生活習慣を見直すと変化が出やすいことも
ツボ押しが“効きにくい日”が続く場合、まずは毎日の生活習慣を少し整えるだけでも、頭がスッキリすることもあります。特に、長時間の同じ姿勢や、画面の見続けによる眼精疲労、首肩のこわばり、睡眠不足、水分不足は頭痛の引き金になりやすいです。こまめに水を飲む、1時間に一度体を伸ばす、寝る前のスマホ時間を短くするなど、小さな工夫から始めてみましょう。当院では、姿勢や首まわりの動き、顎や噛みしめのクセなども含めて触診し、原因を一緒に整理しながら改善のサポートをしています。
ツボ押しで改善しない時の来院目安と気をつけたいサイン

まず知っておきたい“来院すべきタイミング”
「ツボ押しを試してみたけれど、なかなかスッキリしない…」という時、実はセルフケアの範囲を超えているサインが隠れている場合もあるかもしれません。例えば、突然ガンッと襲ってくる強い頭痛や、片側だけに鋭い痛みが出る時、手足のしびれ・ろれつの回りづらさ・めまいを伴う時、発熱がある頭痛などは、早めに専門家へ相談することがおすすめです。「いつもの頭痛と違う」「不安がある」と感じたら、無理にセルフケアを続けず、まずは落ち着いて体の状態を確認してみましょう。当院では、来院いただいた際に頭痛の種類を問診や触診を通して整理し、セルフケアの範囲か、専門医との併用が良いかをご案内することもあります。
どこに相談すればいい?科の選び方の目安
頭痛で相談する場所が分かりにくい…という声も多いです。一般的には、頭痛外来や神経内科、脳神経外科などが候補となります。脳の病気が心配な場合は脳神経外科、しびれや神経症状を伴う場合は神経内科など、症状に合わせて選ばれることが多いです。「病院に行くほどかな?」と迷う時は、まず日常の様子や頭痛が出るタイミングをメモしておくと相談がスムーズです。当院では、医療機関での検査が必要と感じた場合は、その旨をお伝えし、併用しながら改善を目指す方もいらっしゃいます。
ツボ押しと専門ケアを併用した方が良い場合
ツボ押しはセルフケアとして取り入れやすいですが、「コリや姿勢・噛みしめ・ストレス要因が強い場合」「慢性的に続く頭痛」「薬の使用頻度が増えてきた場合」は、専門的なケアと組み合わせた方が楽になりやすいことも多いです。当院では、首・顎まわりの筋緊張や姿勢のクセ、呼吸の浅さなども含めて触診し、必要に応じて施術やセルフケアを一緒に考えていきます。“セルフケア→変化が薄い→相談する”という流れが、不安を溜め込まずに進めやすいポイントです。
お悩みの方は、荒川区・文京区 整体oasisへ
なぜ当院で改善できるのか? その理由は、当院のアプローチ方法にあります。
「どこへ行っても改善しなかった…」そんな方こそ、一度ご相談ください。
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LINEからは24時間いつでもお気軽にお問い合わせできますので、ぜひご利用ください!


この記事を書いた人
廣瀬 知志
荒川区・文京区にある整体oasis(オアシス)では、初めてのお客様に、当院にお身体をあずけられるか判断していただくため、初回のお試し価格をご用意しています。
どのコースを選べばよいか迷われる方は、お気軽にご相談ください。お身体の状態を確認し、改善までの期間や、費用感などもおうかがいしながら、最適な計画をご提案します。