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息を吸うと左胸が痛いのはすぐ治る?原因と安心できる対処法

目次
「息を吸うと左胸が痛い」と感じたときに押さえるべきチェックポイント

痛みの種類と強さを意識する
息を吸ったときに感じる痛みは、鋭いチクッとした痛みやズキズキする鈍い痛みなど、表現の仕方が人によって異なります。どのような痛み方なのかを自分なりに整理しておくと、体の状態を把握しやすいです。
発症のタイミングや持続時間を確認する
急に強く出たのか、それとも少しずつ違和感が強まったのか。短時間で治まるのか、長く続いているのか。このような経過を観察することで、体に何が起きているのかを考える手がかりになります。
呼吸や咳で痛みが増すかどうか
深呼吸や咳をしたときに痛みが強くなる場合は、胸の周囲の筋肉や肋骨、神経が関係している可能性があります。一方で動きに関係なく痛む場合は、呼吸器や心臓など別の要因が影響しているケースも考えられます。
併せて出る症状に注意する
発熱や息切れ、冷や汗が伴う場合には注意が必要です。胸の痛みに加えてこのような症状があるときは、体からの重要なサインかもしれません。
既往歴や体の特徴も整理する
過去に心臓や肺の疾患があった方、生活習慣病を抱えている方などは、痛みを軽視しないことがすすめられます。当院では、既往歴や日常生活の習慣まで幅広く伺いながら、触診や姿勢・筋肉の緊張度を確認し、筋骨格系の問題かどうかを丁寧に見極めることを大切にしています。
考えられる主な原因と特徴(緊急性別分類)

緊急性が高いケース(すぐに来院を検討すべき場合)
息を吸うと左胸が痛む場合の中には、命に関わるケースも含まれます。例えば、肺血栓塞栓症・気胸・心筋梗塞・大動脈解離などです。これらは突然の激痛や息苦しさ、冷や汗、顔面蒼白などを伴うことが多く、呼吸を浅くしても痛みが強く出るのが特徴です。特に、動くたびに痛みが増す、安静にしても落ち着かない、脈が乱れるといった症状がある場合は、早めの医療対応が必要になります。
このようなケースでは整体での施術は適さず、まずは内科や循環器内科・呼吸器内科での検査が優先です。レントゲンやCT、心電図などで体の内部の状態を確認することが重要とされています。
比較的リスクが低いケース(筋肉・神経・関節由来の痛み)
一方で、肋間神経痛・肋軟骨炎(コストコンドリティス)・筋肉の緊張や姿勢の歪みが関係しているケースも多いと考えられています。このような場合、呼吸や姿勢の変化によって痛みが出たり消えたりしやすい特徴があります。たとえば、デスクワークで長時間同じ姿勢が続いたり、急に体をひねったりした後に痛みが出ることがあります。
当院では、胸郭の動き・肋骨の歪み・姿勢のバランスを中心に検査を行います。触診で筋肉の硬さや左右差を確認し、呼吸筋(肋間筋・横隔膜など)の動きを整えるような施術を行うことが多いです。また、自宅でできるセルフケアとして、浅くなりがちな呼吸を整えるためのストレッチや、胸を開くエクササイズなどを提案しています。
痛みが長引く場合でも、体の使い方を見直すことで改善が見込まれるケースも多いです。痛みが軽くても繰り返す場合は、体のバランスを整える視点から検査を受けてみることが大切です。
「すぐ改善」する可能性があるケースとそのケア法

肋間神経痛・筋肉性の痛みの場合
息を吸うと左胸が痛いとき、筋肉や神経の一時的な緊張が原因で起きていることがあります。長時間同じ姿勢で座っていたり、急な動作をしたあとに胸のあたりがチクッと痛むような場合は、筋肉のこわばりが関係していると考えられます。このタイプの痛みは、無理をせず体を温め、軽くストレッチを行うことで落ち着くことがあります。
当院では、胸郭(肋骨まわり)や背中の筋肉を含めて全体の動きを検査し、筋肉と神経のバランスを整えるように施術を行います。筋肉や関節の調整で、体が呼吸しやすくなる方向へ導くことを重視しています。
肋軟骨炎(コストコンドリティス)の場合
胸骨と肋骨のつなぎ目に炎症が起きて痛みを感じるケースです。触ると局所的に痛むことが多く、深呼吸や体をひねる動作で違和感が強くなる傾向があります。この場合は、体を休めて安静にすることが大切となります。温めるよりも冷やしたほうが落ち着くこともあるため、痛みの強さに応じて調整してみましょう。
プレコーディアルキャッチ症候群の場合
一瞬「胸が刺さるように痛い」と感じるものの、数秒〜数分で自然とおさまることがあります。子どもや若い世代に多く見られ、特定の疾患ではなく一時的な神経反応によるものと考えられています。無理に深呼吸をしたり動かしたりせず、静かにしていると自然と改善していくケースが多いです。
ケアを行うときの注意点
どのタイプの痛みでも、「無理に動かさない」「強く押さえない」ことが基本です。ストレッチも痛みが出ない範囲で行い、姿勢の改善や呼吸のリズムを整えるよう意識しましょう。痛みが続く・増していく場合は、他の原因が隠れている可能性もあるため、早めに医療機関への相談がすすめられています。
受診すべきサイン/診療科と検査方法

緊急性が高いとされるサイン
息を吸うと左胸が痛いとき、次のような症状がある場合は注意が必要です。
- 突然の激しい胸の痛み
- 息苦しさや呼吸困難、冷や汗が出る
- 痛みが強くて動けない、徐々に悪化している
- 発熱・咳・痰・血の混じった痰(血痰)がある
これらの症状が見られるときは、肺や心臓、血管などの疾患が関係している可能性があるため、早めの医療機関での検査が推奨されています。特に「深呼吸しても痛みが変わらない」「横になると苦しい」「胸以外にも背中や肩まで痛みが広がる」といった場合は、内科的な異常のサインのこともあります。
受診科の選び方
まずは内科を受診し、必要に応じて呼吸器内科・循環器内科に案内されるケースが多いです。
胸の痛みは原因が多岐にわたるため、最初に体全体の状態を確認してもらうのが安心です。呼吸器由来(肺や胸膜など)か、循環器由来(心臓や血管)かを区別することが、早期の改善につながる要因となります。
一方で、筋肉や姿勢の影響が疑われる場合には、当院のように、体の構造・動きのバランスを専門に見る施設で検査を受けるのも選択肢のひとつです。触診によって筋肉の硬さや姿勢の歪みを確認し、胸郭(胸まわり)の動きを整える施術を行うことで、筋肉性の痛みが軽減するケースもあります。
主な検査と鑑別のポイント
医療機関では、胸の痛みの原因を見極めるために以下のような検査が行われることが多いです。
- 胸部レントゲン検査(肺や胸膜の異常を確認)
- CT検査(血栓・炎症・気胸などの精密確認)
- 心電図(心臓の働きや不整脈の確認)
- 血液検査・D-ダイマー検査(血液の凝固異常や炎症反応を確認)
これらの検査により、気胸・肺塞栓・胸膜炎・心膜炎などが鑑別されることが多いとされています。
痛みの原因が筋肉や神経の影響である場合も、医療機関の検査を経て安全を確認したうえで整体施術を行うと、より安心して体の改善に向き合うことができます。
再発予防と日常でできるケア・セルフチェック

姿勢と胸郭まわりのケア
息を吸うと左胸が痛い症状は、一時的に改善しても姿勢のクセや筋肉の硬さが残っていると再発することがあります。胸郭(胸まわりの骨格)の動きが悪いと、呼吸のたびに負担がかかりやすくなるため、普段から姿勢を意識することが大切です。
デスクワークでは、肩が内に入らないように背筋を伸ばし、深呼吸を意識してみましょう。また、肩甲骨を寄せるストレッチや胸を開く体操を取り入れることで、呼吸筋の柔軟性を保ちやすくなります。
無理のない動作と呼吸習慣
重い荷物を片側だけで持ったり、急に激しい運動を行ったりすると、胸まわりの筋肉や神経に負担がかかりやすくなります。
さらに、浅い呼吸を続けていると胸郭が固まりやすいため、1日数回は「鼻から吸って、口から長く吐く」呼吸を意識してみてください。横隔膜の動きが整い、自律神経のバランスも保ちやすくなります。
健康チェックとセルフモニタリング
痛みが改善しても、肺や心臓の健康状態を定期的に確認することは大切です。特に、咳や息切れ、胸の圧迫感などが繰り返す場合には、医療機関での検査を受けておくと安心です。
また、自分でできるセルフチェックとして、以下のようなポイントを定期的に確認しましょう。
- 深呼吸したときに左右差がないか
- 胸の動きがスムーズか
- 姿勢の歪みや肩の高さの違いがないか
当院では、姿勢・呼吸・筋肉の状態を多角的に確認し、胸郭の柔軟性を高める施術と日常ケアの指導を行っています。再発を防ぐには、痛みを取るだけでなく、「呼吸しやすい体」を維持することが大切になります。
お悩みの方は、荒川区・文京区 整体oasisへ
なぜ当院で改善できるのか? その理由は、当院のアプローチ方法にあります。
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この記事を書いた人

廣瀬 知志
荒川区・文京区にある整体oasis(オアシス)では、初めてのお客様に、当院にお身体をあずけられるか判断していただくため、初回のお試し価格をご用意しています。
どのコースを選べばよいか迷われる方は、お気軽にご相談ください。お身体の状態を確認し、改善までの期間や、費用感などもおうかがいしながら、最適な計画をご提案します。