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腰痛が左側だけに急に出た女性に考えられる原因とは?症状の特徴・対処法・受診目安まで専門家が解説
目次
「腰痛が左側だけ急に痛い」女性に多い症状とまず押さえたいポイント

急に左側へ出る腰痛の“よくある痛み方”とは?
「昨日までは普通だったのに、今朝起きたら左側だけズキッと痛む」「前にかがむ瞬間だけ鋭く響く」「歩き出しが重だるい」──こういった声は意外と多いです。特に女性の場合、家事や育児、デスクワークなどで同じ姿勢が続くことで、片側に負担が集中しやすいと考えられます。また、体のねじれや片足重心のクセなどが積み重なると、急に痛みが出るきっかけとなります。
当院でも、急に左側へ痛みが走った方の体を検査すると、腰だけでなく股関節や肋骨まわりの動きが硬く、骨盤の向きが偏っているケースが少なくありません。腰そのものより、周囲の関節や筋膜の硬さが影響していると考えられています。
左側に痛みが出やすい理由
左側の腰に負担がかかる理由はいくつかあります。
- 利き手・利き足で片側に荷重が偏る
買い物袋を同じ手で持つ、子どもを同じ腕で抱える、座る時に同じ方向へ体を傾けるなど、日常のクセが大きく影響してきます。 - 骨盤のねじれや肋骨の硬さ
当院の検査では、痛む側の骨盤が後ろへ倒れたり、反対の肋骨が固まっているパターンがよく見られます。これによって片側の筋肉に過度な負担がかかることがあります。 - 呼吸の浅さや体幹の安定不足
呼吸が浅いと肋骨がうまく動かず、腰まわりの緊張につながります。
こうした小さな積み重ねが、ある日「急に痛い」と感じるきっかけになることもあります。
“危険な腰痛”のサインを見逃さないために
ほとんどの腰痛は大きな問題につながらないと言われていますが、なかには医療機関での確認が必要なケースもあります。
次のような状態は注意が必要です。
- しびれ・足の力が入りづらい
神経が過敏になっている可能性が示唆されています。 - 発熱を伴う腰痛
内臓や感染症関連の影響が疑われる場合があります。 - 安静にしても痛みが強まる、夜間に痛みで起きてしまう
炎症が強い・別の原因がある可能性があるとされています。 - 腹痛・吐き気・尿に違和感を伴う場合
腎臓・尿路・婦人科系の原因が関係していることもあります。
すぐに怖がる必要はありませんが、こうしたサインがある場合は早めに相談することがすすめられています。
女性に多い“左側腰痛”の主な原因|筋肉・関節・内臓・婦人科の可能性

日常動作による筋肉のこわばり
左側だけ腰が急に痛くなる女性の多くは、日常の動作に左右差が積み重なっている可能性があります。「気づいたら左側ばかりに荷重をかけていた」「抱っこをいつも同じ腕でしていた」という方は少なくありません。
当院で体を確認すると、痛みが出ている側の腰だけでなく、股関節や骨盤まわり、肋骨の動きが硬くなっているケースもよく見られます。これらが筋肉の緊張につながり、急な痛みを引き起こすきっかけになると考えられています。
ぎっくり腰・仙腸関節障害など急性の関節トラブル
「前にかがんだ瞬間」「物を持ち上げた瞬間」などに左側へ痛みが走る場合、ぎっくり腰のような急性症状が背景にあることもあります。
また、女性は骨盤まわりの靭帯が影響を受けやすいと言われており、仙腸関節が硬い・片側だけ動きが悪いという特徴が痛みにつながりやすいです。当院でも、触診で骨盤のわずかな傾きや動きの左右差を確認することがあります。
腎臓・尿路結石など“内臓由来”のケース
腰痛の多くは筋肉や関節の影響だと考えられていますが、まれに腎臓や尿路など“内臓由来”の可能性が示唆される場合があります。
特に以下のような特徴があるときは注意が必要とされています。
- 叩くと響くような痛み
- 発熱や悪寒
- 尿に違和感がある
- 痛みが姿勢と関係なく続く
これらがすべて危険というわけではありませんが、筋肉由来とは痛み方が異なると言われています。
生理・排卵・子宮まわりの影響
女性特有の要因が腰痛に影響することもあります。生理の前後や排卵期は、骨盤の奥にある靭帯が引っ張られることで、左側だけに違和感が出るケースもあると言われています。
当院でも、生理周期と症状の変化をヒアリングしながら、骨盤や股関節の動きが過敏になりやすい時期を一緒に確認することがあります。
自宅でできる応急ケアと、やってはいけない対処法

痛みが急に出た直後:まずは“冷却・安静・姿勢調整”が基本
「朝起きた瞬間に左側がズキッとした…」「座ろうとしたときに急に痛んだ…」という場合、まずは無理に動かさず、落ち着いて体の状態を確認することが大切になります。
一番最初にするべきことは冷却です。痛みが出た直後は炎症が強まりやすく、アイスパックや保冷剤をタオル越しに10〜15分ほど当てておくと負担を抑えやすくなります。
また、姿勢を整えるだけで痛みが軽くなるケースもあります。当院では「一番痛くない角度を探す」ことをおすすめしており、楽な姿勢を見つけたら無理に動かず短時間休むようお伝えしています。
ベッドに横向きで寝て、軽く膝を抱える姿勢は腰まわりの緊張がゆるみやすいです。
痛みが少し落ち着いてきた段階:軽いストレッチや“温め”を検討
数時間〜1日ほど経ち、痛みのピークが過ぎてきたら、軽いストレッチで血流を促すのもおすすめです。
ただし「完全に痛みが引く前の温め」は症状を強める可能性があるため、痛みの度合いを確認しながら段階的に試すことが大切です。
当院では、急性期後のセルフケアとして次のような軽い動きを提案しています。
- お腹を大きくふくらませる腹式呼吸
- 痛くない範囲の股関節回し
- 背中の丸め伸ばし(キャット&カウの軽い動き)
これらは腰そのものではなく、周囲の関節を動かして緊張を分散させる目的で行います。
やってはいけないNG行動
急に痛みが出た時、多くの方が「早く何とかしよう」と強いケアをしてしまいがちですが、次のような行動は避けた方がよいです。
- 勢いよく前屈して伸ばすストレッチ
- 痛い部分を強く押し込む・揉み込む
- 長時間同じ姿勢でいる(デスクワーク・悪い姿勢のまま休むなど)
- 痛みを我慢して家事や仕事を続ける
特に「押せば楽になる」というイメージで強く刺激すると、筋肉が逆に緊張しやすくなる場合もあります。
一時的にラクになる“安全性の高いセルフケア例”
当院ではご自宅で実践しやすく、体への負担が少ないケアを案内しています。例えば、以下のような方法があります。
- ゆっくりとした深呼吸で肋骨を動かす
呼吸が整うと腰まわりの筋肉がゆるみやすくなります。 - 骨盤を軽く左右に揺らす“ペルヴィックロッキング”
痛みがない範囲で行うことで、腰へかかる局所的な負担を緩和しやすいです。 - 背中全体を支える姿勢づくり(クッションやタオルを使用)
座り姿勢が整うだけでも、片側の負担がぐっと減るケースがあります。
これらは大きく動く必要はなく、体の緊張をゆるめる目的で取り入れるケアとしておすすめです。
左側の腰痛が続く・繰り返す女性に必要な“根本ケア”の視点

片側だけ痛む人に共通する体の特徴とは?
左側だけ腰痛が続く女性の多くは、体の使い方に左右差がある可能性があります。「気づけば左側にばかり体重をかけていた」「カバンをいつも同じ肩に掛けている」「座る時のクセが固定されている」という方は少なくありません。当院でも、痛む側の骨盤がわずかに傾いていたり、反対側の肋骨が固まって動きづらくなっているケースが見られます。
また、股関節の左右差や呼吸の浅さも腰痛に影響しやすく、痛みの出ている側の股関節がうまく曲がらない、体幹が安定しづらいといった特徴も確認されることがあります。
姿勢・呼吸・骨盤まわりの動きをチェックすることが重要
「姿勢」「呼吸」「骨盤の動き」は互いに影響し合うため、どれか一つでも崩れると腰に負担がかかりやすくなります。
特に呼吸が浅いと肋骨が十分に動かず、背中〜腰まわりが緊張しやすいです。当院では、まず呼吸の深さや肋骨の広がり方を簡単に確認し、必要に応じて呼吸の指導を行うことがあります。
姿勢については、座っているときの骨盤の角度や、立ったときの片側荷重の癖をチェックし、痛みの原因になりやすい「反り腰気味」「片側だけ後ろに倒れる骨盤」「背中が固まって胸が開かない姿勢」などを一緒に見極めています。
生活習慣のクセで負担が偏る理由
腰痛が続く背景には、日常の何気ない動作が大きく関係してきます。
例えば、
- デスクワークで同じ方向に体を傾けやすい
- 洗い物・料理・掃除など家事で片足に体重をかけがち
- 子育て世代で抱っこが同じ腕に偏りやすい
- ソファで横座りの姿勢が多い
といったクセがあると、知らないうちに片側への負担が蓄積していきます。
このような日常動作の偏りは、骨盤・肋骨・股関節の位置を少しずつずらし、結果として左側だけの腰痛につながることがあります。
整体でアプローチできる内容
当院では、痛みがある場所だけではなく、以下のような“全体の連動”を確認する検査を行います。
- 骨盤の傾き(左右差・前後の角度)
- 股関節の動き(曲げる・ひねるなどの可動域)
- 肋骨の可動性(呼吸と連動して動くか)
- 体幹の安定性(呼吸時に腹圧が入りやすいか)
- 日常動作での癖(立ち方・座り方・歩き方)
これらを踏まえて施術では、
骨盤と股関節の微調整・肋骨まわりの緊張をゆるめる手技・呼吸が入りやすい体づくり
といったアプローチを組み合わせています。
また、ご自宅で続けられるように、座り方の工夫や軽いセルフケア、呼吸の整え方などをお伝えし、再発しにくい体づくりをサポートしています。
病院へ行くべきサインと、整体でできること・できないこと

受診すべき症状の目安
左側の腰痛が続くと「整体で様子を見てよいのか」「病院へ行くべきか」を迷う方は少なくありません。一般的には、
- 発熱を伴う腰痛
- 少し動くだけで強い激痛が走る
- 寝ている間も痛みが強くなる“夜間痛”
- 下肢のしびれや力の入りづらさ
- 腹痛や吐き気など内臓の症状を同時に感じる
といった場合は、医療機関での確認が必要と言われています。これらは筋肉や姿勢だけでなく、内科・婦人科系の要因が隠れている可能性もあるからです。
何科を受診すべき?
どこへ行けばよいか迷う場合、まずは 整形外科 が一般的です。特に、しびれ・強い痛み・事故後の痛みなどがあるときに向いています。
下腹部の違和感や月経に伴う痛みを感じる場合は 婦人科 で相談することもあります。
発熱・倦怠感・内臓の不調を伴う場合は 内科 を選ぶケースも多いです。
痛みの背景は人によって異なるため、「どの症状がどの科か」を完全に切り分けるのは難しいものの、上記はよく用いられる目安として知られています。
整体で対応できる範囲と、医療との併用について
整体では、
- 姿勢の偏り
- 骨盤の傾き
- 肋骨や股関節の可動域の低下
- 筋膜の緊張
- 呼吸の浅さ
など、体の使い方に由来する負担へアプローチすることが中心となります。
一方、骨折・感染症・臓器系の疾患など「医療判断が必要なケース」には整体のみでは対応できません。この場合は、整体と医療機関を併用することで、安心して改善に向かいやすくなります。
当院でのサポート
当院では、来院時に
- 触診による筋膜・関節の動きのチェック
- 骨盤・肋骨・股関節の連動
- 呼吸の深さ
- 日常動作のクセ
といったポイントを細かく確認し、左右差の原因を整理しながら施術を進める方針を大切にしています。
施術では、無理な刺激を避けながら、骨盤まわり・肋骨・腰部の動きを整え、負担が偏らない体の使い方に近づける方向でアプローチします。
さらに、家で続けられるセルフケア(呼吸・姿勢・骨盤の簡単なエクササイズ)もお伝えし、「痛みが落ち着いた後も再発しにくい体づくり」を一緒に作る流れを大切にしています。
お悩みの方は、荒川区・文京区 整体oasisへ
なぜ当院で改善できるのか? その理由は、当院のアプローチ方法にあります。
「どこへ行っても改善しなかった…」そんな方こそ、一度ご相談ください。
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この記事を書いた人
廣瀬 知志
荒川区・文京区にある整体oasis(オアシス)では、初めてのお客様に、当院にお身体をあずけられるか判断していただくため、初回のお試し価格をご用意しています。
どのコースを選べばよいか迷われる方は、お気軽にご相談ください。お身体の状態を確認し、改善までの期間や、費用感などもおうかがいしながら、最適な計画をご提案します。