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半月板損傷でやってはいけないこと|悪化を防ぐNG習慣と正しい対処法を専門家が解説
目次
半月板損傷で「やってはいけないこと」を知るべき理由

「膝がカクッとする感じがあって、これって半月板損傷かもしれない…?」と不安になる方は少なくないです。痛みがある時期は、つい自己流で動かして様子を見る方も多いですが、負担のかかる動きを続けることで、かえって状態が長引くこともあります。まずは、なぜ“やってはいけないこと”を知る必要があるのか、一緒に整理していきましょう。
なぜNG行動が悪化を招きやすいのか
膝は太ももの骨とすねの骨の間で衝撃を受け止めていますが、半月板はそのクッションの役割を担っています。ところが、膝をねじる動作や急な方向転換、深いしゃがみ込みなどは半月板に負担がかかりやすく、痛みや引っかかり感が強くなる場合があります。「少しくらいなら大丈夫」と動き続けると、かばい歩きのクセがつき、周囲の筋肉や関節にも負担が広がるケースもあります。
当院では、膝だけを見るのではなく、股関節や足首の動きもチェックし、どこに負担が集まりやすいのかを確認しながら検査を行っています。膝の不調が体全体のバランスから起こることも多いです。
時期によって避けるべきポイントが異なる理由
症状の出方には段階があります。
初期は炎症が起きている可能性があるため、無理な屈伸や過度なストレッチは避けたい時期とされています。亜急性期は動かさなさすぎても筋肉が硬くなりやすく、軽いセルフケアが取り入れやすくなる時期です。回復期には再発を防ぐために太ももや股関節まわりを使う練習が大切となりますが、ここで無理をすると再度痛みが出ることもあります。
「痛みが少ない=改善」ではない理由(誤解しやすいポイント)
痛みが落ち着いてくると、「治ったかな?」と感じやすいですが、痛みの有無だけで判断するのは注意が必要です。半月板は神経が少なく、ダメージがあっても痛みが出ない場合もあります。違和感が残っていたり、動きに不安がある状態で負荷をかけると、再び痛みが出る方もいらっしゃいます。
当院では、痛みだけで判断せず、関節の安定性や動きの癖を確認しながら施術を進めていきます。体が無理なく動ける状態を整え、再発しにくい歩き方やセルフケアの方法もお伝えしています。
半月板損傷で避けるべき代表的なNG動作・習慣

「半月板損傷って、どんな動きを避けた方が良いんだろう…?」と迷う方は多いと思います。普段の何気ないクセが膝に負担をかけることもあります。ここでは、日常・スポーツ・仕事や家事の場面ごとに“やってはいけないこと”を整理していきます。「あ、これやってるかも…」という気づきにつながると、体の扱い方が少し楽になるかもしれません。
日常生活で避けたい動き
生活の中には、半月板へ負担が集中しやすい動きが潜んでいます。特に気を付けたいのが、深いしゃがみ込みや正座など、膝を深く曲げた姿勢です。和式生活で床から立ち上がる動作も膝にねじれが生じやすく、違和感につながる場合があります。さらに、階段を急いで駆け上がる、方向を変えながら歩くクセがある方も膝に負担がかかりやすいです。
当院では、膝だけでなく股関節や足首の可動性を確認する触診を行い、立ち上がり方や座り方のクセもチェックしながら検査を進めています。
スポーツ時のNG行動
スポーツ中は、半月板に負荷がかかりやすい動きが多いです。例えば、急な方向転換、ダッシュとストップを繰り返す動作、ジャンプ着地などは、膝に衝撃が加わりやすい場面として挙げられます。「少し痛いけど動けるから大丈夫」と続けると、かばい動作がクセになり、別の部位に負担が広がるケースもあります。
仕事・家事でやりがちな悪化習慣
長時間立ちっぱなし、しゃがんでの作業、重い荷物を膝を使って持ち上げる動作も、負担がかかりやすいです。膝だけで体を支えず、股関節や体幹を使う意識が大切となります。当院では、膝に頼らない体の使い方や、家でできるセルフケアもお伝えしています。
半月板は衝撃吸収の役割を持ち、ねじれや過度な屈曲が負担になりやすいと言われています。体を守る動作を知っておくことで、日常生活が少し楽になるかもしれません。
日常生活で気をつけたい動作の代替案&正しい動き方

「やってはいけないことは分かったけれど、じゃあどう動けば良いの?」という声をよく耳にします。
避ける動作を知るだけでは、結局また同じクセに戻りやすいです。ここでは、日常生活で意識しやすい“代わりの動き方”をお伝えします。少し工夫するだけで、膝の負担が和らぐと感じる方もいらっしゃいます。
階段では手すりの活用とステップ幅を意識
階段を上る時、何もつかまらずにスッと登る方が多いのですが、膝に違和感がある時期は手すりを使うと負担が軽くなります。また、段差を一段ずつ丁寧に上がり、歩幅を少し小さめにすると、膝のねじれが起きにくくなります。下りは特に負担がかかりやすいため、体の軸がブレない幅で降りることがポイントです。
和式生活より椅子生活へ切り替える工夫
床に座る生活は、膝の曲げ伸ばしが多くなり負担につながりやすいです。可能であれば、椅子を使った生活に切り替えてみるのも一つです。最初から全て変える必要はありません。例えば、食事は椅子、くつろぐ時だけ床…と段階的に移行すると取り入れやすい方もいらっしゃいます。
しゃがむ時は“膝ではなく股関節”を使う意識
物を取る時につい膝を曲げてしゃがみ込んでしまう方が多いですが、股関節を後ろに引く“ヒンジ動作”を意識すると膝への負担が減りやすいです。お辞儀のように股関節から体を倒し、お尻を後ろに引くイメージです。膝だけで支えるのではなく、太ももや体幹を一緒に使うことで、体のバランスが取りやすくなります。
重い物を持ち上げる時のコツ
重い荷物を膝で持ち上げようとすると、グッと力が入って負担がかかりやすくなります。床から持つ時は、足を肩幅に開き、股関節を使って体を近づけてから持ち上げるのがコツです。支えながら持つ場所がある場合は、片手で体を安定させるのも一つです。当院の施術では、膝に頼りすぎない体の使い方や、体幹の安定性を高める動きも取り入れています。
日常動作の工夫は、小さな積み重ねが体の負担軽減につながります。無理のない範囲で取り入れてみてください。
自宅でできる対処法・セルフケア(無理のない範囲で)

「病院に行くほどではないけれど、今の膝の違和感を少しでも楽にしたい…」という声も多いです。ここでは、自宅で取り入れやすいケア方法をまとめました。負担をかけずに続けられる範囲で行うことが大切です。
痛みがある時期は“冷やす・支える・やさしく動かす”
痛みが出始めの時期は、炎症が起きている可能性があるため、まずは無理をせずアイシングが良いでしょう。タオル越しに10分ほど冷やし、長時間の冷却は避けることがポイントです。また、軽く包帯やサポーターで圧迫すると安心感につながる方もいます。
ストレッチを行う際は、痛みを強く感じる手前で止める“軽め”がおすすめです。当院でも、痛みのある時期は動きを制限しすぎず、負担の少ない範囲で関節を動かすようお伝えしています。
落ち着いてきた時期は太もも前後の筋肉をやさしく強化
痛みが和らいできたら、太ももの前(大腿四頭筋)や後ろ(ハムストリングス)を使うトレーニングを少しずつ始めると良いとされています。力を入れすぎず、“使う感覚を思い出す”程度から始めるのが安心です。椅子に座ったまま膝を伸ばす運動や、仰向けで膝の下にタオルを入れて押す動きは、負担が少なく行えます。
膝だけでなく“股関節・足首”もケアすると安定しやすい
膝の痛みは、股関節や足首の動きがかたくなることで負担が増えると考えられています。当院では、膝だけでなく体全体のバランスを見ることを大切にしています。股関節まわりをゆるめるストレッチや、足首を動かすことは、膝のねじれを防ぐサポートにつながります。
やりすぎ注意のケアもある
セルフケアは“やればやるほど良い”というわけではないです。痛みがあるのに強く押したり、無理に伸ばすと、逆に負担がかかることもあります。自己流のマッサージで悪化する方もいるため、心配な時は専門家に相談するのも一つです。
改善しない・悪化する場合の来院目安と専門機関の選び方

「しばらく様子を見ていたけれど、なんとなく不安…」「このまま放っておいても良いのかな?」と迷う方は多いと思います。半月板の不調は、自然に落ち着く場合もあれば、長引くケースもあります。ここでは、専門機関に相談した方が良いとされるサインや、迷った時の考え方をまとめました。
病院に行くべきサインとは?
次のような症状がある場合は、専門機関で相談する目安となります。
- 膝が引っかかるような感覚や「ロッキング」がある
- 階段の上り下りで強い痛みが続く
- 歩くと膝が抜けそうな不安定感がある
- 膝が腫れたまま引かない、熱感が続く
特に、膝が急に動かなくなるような場面は、無理に動かそうとせず休めることが大切になります。
どの診療科へ行けば良い?
半月板に関する不調は、整形外科で相談される方が多いです。初回はレントゲンで骨の状態を確認することが多く、必要に応じてMRIで半月板の状態を詳しく見てもらう流れが一般的です。病院でできるサポートとしては、保存療法やリハビリが中心となります。
当院では、病院での検査と併せて、体の使い方やクセを確認しながら施術を行い、再発しづらい動きづくりをサポートしています。
病院で行われる検査やケアの流れ
病院では、問診や触診のあと、必要に応じて画像検査が行われることがあります。保存療法では、痛みが強い時期は負担を減らし、落ち着いてからリハビリで筋力や動きを整えていく流れが多いです。
無理に放置するとどうなるの?
「そのうち改善するだろう」と放ってしまうと、体をかばうクセが強くなり、半月板だけでなく太ももや股関節にも負担が広がる場合があります。結果として動きがかたまり、違和感が続く方もいます。痛みや不安を抱えたまま過ごす期間を減らすためにも、気になるサインがある時は早めに相談することが安心につながります。
お悩みの方は、荒川区・文京区 整体oasisへ
なぜ当院で改善できるのか? その理由は、当院のアプローチ方法にあります。
「どこへ行っても改善しなかった…」そんな方こそ、一度ご相談ください。
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この記事を書いた人
廣瀬 知志
荒川区・文京区にある整体oasis(オアシス)では、初めてのお客様に、当院にお身体をあずけられるか判断していただくため、初回のお試し価格をご用意しています。
どのコースを選べばよいか迷われる方は、お気軽にご相談ください。お身体の状態を確認し、改善までの期間や、費用感などもおうかがいしながら、最適な計画をご提案します。