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肉離れ|症状・原因・応急処置から早期回復・再発予防まで徹底解説
目次
1.肉離れとは?――“筋肉のケガ”の正体と起こりやすい部位

肉離れの定義(筋膜・筋線維の損傷〜断裂)
「ダッシュした瞬間に太もも裏がピキッとした」「ふくらはぎに電気が走ったような痛みがあった」――そんな場面は、肉離れと呼ばれる状態に近いと言われています。一般的には、筋膜や筋線維が急な伸張ストレスに耐えきれず、一部が損傷または断裂している状態のことを指すとされています。
とくにスポーツやランニングで多いイメージがありますが、朝突然踏み出した時や階段を上がった時など、日常の中でも起こる可能性があるとも言われています。体が温まっていない状態で無理に力が入ると、筋肉が伸びる瞬間に負荷が強まりやすいようです。
当院では、肉離れを疑う際には患部だけを見ず、周囲の筋膜の滑走・股関節の動き・歩行パターンも必ず確認します。筋肉単体ではなく、連動性の乱れが背景にあるケースも少なくないと感じるためです。
好発部位(太もも・ふくらはぎ・ハムストリングスなど)とその理由
肉離れが特に多い場所は 大腿前面(大腿四頭筋)・太もも裏(ハムストリングス)・ふくらはぎ と言われています。この3つに共通しているのは「負担のやり取りが大きい部位」という点です。走る・跳ぶ・踏み込む・止まる――そのどれもが太ももと下腿の筋肉群に体重と衝撃を預けています。
そして、多くの人が気づきにくいのが 柔軟性の低下と筋力バランスの偏り。
前側の太ももばかり使っていると後ろの筋肉が引っ張られ、逆に裏が強すぎても前が働きづらいなど、バランスが崩れると負担が片側に偏ります。
当院では検査時、
✔ 股関節・膝・足首の可動域
✔ 骨盤の傾き
✔ ハムストリングスと前腿の張力差
✔ 歩行リズム
を総合的に確認し、どの筋にストレスが乗りやすい身体かを見立てて施術につなげる方針です。
「軽度〜重度」の重症度分類と症状の違い
肉離れは大きく分けて
軽度 / 中等度 / 重度
の3段階に分類されると言われています。
| 重症度 | 特徴(一般的に言われている傾向) |
|---|---|
| 軽度 | 違和感・軽い痛み・歩行は可能なことがある |
| 中等度 | 腫れ・皮下出血・押した時の痛みがはっきりする |
| 重度 | 断裂感・くぼみの触知・歩行困難と言われる例もある |
ただし外見だけでは判断が難しい場合もあり、当院では痛みの深度・圧痛点・筋膜の動き・荷重した時の反応など複数の評価を行い、無理のない段階で動きの回復を目指す設計でサポートしています。
急性期は患部を守りつつ、炎症が落ち着くにつれ、呼吸を合わせたストレッチや軽い負荷から徐々に戻すことが改善のポイントと言われています。
一気に運動へ戻すと再負荷になりやすいため、段階を踏むことが鍵になります。
2.肉離れの原因 ― なぜ起こるのか?身体の中で何が起きているのか

急な動作と筋肉への過負荷
肉離れは、多くの場合 伸びようとする筋肉に瞬間的な強い収縮が加わった時 に起きやすいと言われています。
例えば――
● スプリント開始の1歩目
● サッカーのキック
● 段差を一段飛ばして上がる
● ジャンプ後の着地
日常でも起こりうるシーンで、筋肉が伸ばされながら収縮すると「耐えきれない力」が加わることがあるためです。特にウォーミングアップ不足の状態では、筋繊維の柔軟性が確保されていないため、より負荷が高まりやすいと言われています。
当院では問診の際「いつ」「どんな動作で」「どの位置に違和感が出たか」を丁寧に伺い、力の入り方の癖や体重移動のパターンを把握することから進めています。
筋疲労による柔軟性の低下
疲労がたまった筋肉は、伸び縮みの幅が狭くなり、筋繊維が硬くこわばりやすくなることがあります。これが続くと、いざ動こうとした瞬間に負荷が逃げきれず、損傷につながると考えられています。
・長時間の運動
・デスクワークで動かない時間が長い
・睡眠不足や冷え
こういった要因でも筋張力のバランスが乱れることがあり、肉離れの土台になることがあるようです。
当院では施術前にハムストリングスの伸張テストや骨盤角度の評価を行い、疲労の蓄積や柔軟性の左右差を観察します。筋膜ラインに引っかかりがあれば、その滑走を促す施術を組み合わせることもあります。
筋力バランス・姿勢・身体の使い方の癖
前側の太ももだけが強い/ふくらはぎは張るのに裏ももは弱い――
こうしたアンバランスは 一方向にテンションが集中しやすくなる要因 と言われています。
特に多いのは、
✔ 骨盤が前に倒れやすい姿勢
✔ 踏み込みで太ももの前ばかり使うクセ
✔ かかと荷重が強い歩き方
当院では歩行チェックで「体の使い方の癖」を見立て、ただ患部だけに注目するのではなく、連動している股関節・足首・背骨の動きまで含めて施術の方向性を定める流れを取っています。
またセルフケアとしては、太もも裏と前側のストレッチを呼吸と合わせて行い、どちらかに偏らない筋張力を目指す方法をお伝えすることがあります。呼吸を止めず、痛みの出ない範囲でゆっくり行うことが大切と言われています。
3.受傷直後の対処法と避けたい行動

まずやるべき応急対応(RICEを軸に負担を抑える)
肉離れが疑われるタイミングは、多くの場合「強い痛み」「つまるような違和感」「力が入らない」といった感覚が突然やってきます。そんな時は、焦って動き続けるよりRICEと呼ばれる基本的な考え方に沿うと安心だと言われています。
・Rest(安静):無理に歩き続けず動きを減らす
・Ice(冷却):タオル越しに氷で温度を下げる
・Compression(圧迫):腫れが強い場合は軽い圧迫
・Elevation(挙上):心臓よりやや高い位置に脚を置く
これらは負担と炎症の拡がりを抑えるために役立つとされ、受傷直後の初期対応として紹介されることが多い手段です。
当院でも、来られたタイミングが急性であれば、まず負担を減らす環境を作ることを優先します。「何をいつから動かすべきか」も状態の変化を見ながら慎重に判断していきます。
避けたい行動(悪化につながる可能性のあるパターン)
よく耳にするのが「痛いけど伸ばせば良くなるかと思った」「歩けるし動かしてみた」というケースです。しかし受傷直後は筋線維がデリケートな状態とされ、無理なストレッチや急に荷重を増やすことは、損傷を広げるリスクになると考えられています。
避けたい代表例は以下の通りです。
× いきなりストレッチで伸ばす
× 温めて循環を強めすぎる
× 無理してジョギング・急なダッシュ
× 痛みを我慢して筋トレ
痛みの強度や範囲は個人差が大きく、同じ“肉離れ”でも適切な対応が違う可能性があります。当院では、圧痛ポイントの深さ・皮膚の張り感・歩行のズレを細かく触って確認し、施術では筋膜の滑走を邪魔している部分を優先的に整えます。筋肉を直接動かすのではなく、周辺の緊張を緩めて回復環境を整える方がスムーズな移行につながりやすいと感じています。
セルフケアも、急性期は「冷却+無理に動かさない」が基本とされ、痛みの減衰が見られてから段階的に動作を戻していく流れが望ましいとも言われています。
4.回復過程とリハビリの進め方

急性期(受傷〜数日)まず負荷を減らし回復の土台を整える
肉離れが起きて間もない時期は、炎症や内出血がみられることもあり、無理な活動が悪化のきっかけになりやすいと言われています。この段階では 負荷をかけない・冷却・安静 を優先し、筋繊維の修復を妨げない環境づくりが大切とされています。
「動かしたい気持ちはあるけれど、今は休ませる方が結果的に早いかも」
そんな考え方が急性期には合うことが多く、当院でもまず患部の状態を確認したうえで荷重制限の必要性や冷却の頻度をお伝えすることがあります。
亜急性期(痛みが落ち着きはじめる頃)ゆっくりと動作を再開するステップ
数日〜数週間ほどが経つと、ズキッとした痛みが軽減し「少しなら動かせそう」と感じるタイミングが訪れます。この時期には、痛みの範囲を確認しながら 短時間のストレッチ・軽い負荷トレーニング を取り入れると良いとも言われています。
当院では、
✔ ハムストリングスの軽い伸張(呼吸と合わせて)
✔ 骨盤と股関節の連動チェック
✔ 体幹と下肢の力の伝わり方を評価
といった検査を行い、硬さの残る部分や動きが戻りきっていない関節を明確にしながら施術の方向性を考えます。
「動かす→反応を見る→少し進める」
そんな小さな階段を重ねるようなリハビリが特徴で、患者さんの体の声を確認しながら進めることを大切にしています。
回復期(競技・運動への復帰時期)再発予防まで視野に入れた段階づくり
違和感が少なくなってきたら、ここからが再発予防のフェーズです。筋力・柔軟性・バランスのどれかひとつだけではなく、走行フォーム・荷重方向・関節の連動性 を総合的に整えることで、安心して前に進みやすいと言われています。
当院では、
・股関節の可動域と骨盤の安定性
・ふくらはぎ・前腿・裏腿の筋力バランス
・着地の衝撃がどこに流れるか
を細かくチェックします。フォーム動画を撮り動きの癖を確認することもあり、再発しやすい動作傾向を把握してセルフケアへ落とし込む流れを取っています。
セルフケアとしては、スクワットやランジを痛みのない範囲から始め、呼吸を乱さず安定した姿勢で繰り返すことで「使える筋肉」を育てやすいと言われています。無理なく続けられる負荷設定を選ぶことがポイントです。
5.再発を防ぐための予防法とセルフケア

柔軟性と筋力の両立が鍵になると言われている理由
肉離れは、痛みが落ち着いてからが本番とも言われます。というのも、筋繊維は回復しても 柔軟性や筋力バランスが戻りきらないまま運動復帰すると再発しやすい と考えられているためです。
特に太もも前後のバランス、股関節のスムーズな動き、足首の柔らかさが揃って働くことで、走ったりジャンプする時の負担が分散しやすいとされています。当院では、それぞれの部位に可動域差がないか、歩行・片脚立ち・軽い踏み込みの動きから確認することが多いです。
整体で見ている再発予防のポイント(当院の視点)
ホームページにもある通り、当院では電気治療は行わず、筋膜調整や関節の連動性を整えるアプローチを軸にしています。
再発が起こりやすいケースでは、
✔ 骨盤の傾斜が左右で異なる
✔ 股関節伸展の制限
✔ 膝が内外どちらかに流れやすい
✔ 足裏の荷重パターンが偏っている
そんな傾向がみられることもあります。患部だけに注目せず、その動きが生まれる背景を観察することで、負担の抜け道を作るような施術につなげています。
自宅でできるセルフケアとトレーニング
再発予防には、継続できる習慣が欠かせないと言われます。
当院でご案内することが多い内容は以下のようなものです。
● ハムストリングスの軽いストレッチ(呼吸を止めない)
● 太もも前側の緊張が強い人は大腿四頭筋のケアも併用
● 片脚立ちで骨盤がぐらつかないかチェック
● スクワットはゆっくりと、痛みのない角度で
● ランニング復帰は短距離→中距離→スピードの順に
「やるほど体が軽い感じがしてきた」と話す方もいらっしゃいます。できることを少しずつ積み重ねることで、再発を遠ざけやすくなると言われています。
お悩みの方は、荒川区・文京区 整体oasisへ
なぜ当院で改善できるのか? その理由は、当院のアプローチ方法にあります。
「どこへ行っても改善しなかった…」そんな方こそ、一度ご相談ください。
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この記事を書いた人
瑞慶山 良二
荒川区・文京区にある整体oasis(オアシス)では、初めてのお客様に、当院にお身体をあずけられるか判断していただくため、初回のお試し価格をご用意しています。
どのコースを選べばよいか迷われる方は、お気軽にご相談ください。お身体の状態を確認し、改善までの期間や、費用感などもおうかがいしながら、最適な計画をご提案します。