荒川院へのご予約
スタッフブログ
親指の付け根が痛い|考えられる原因と自分でできるケア方法を整体院が解説
目次
1.なぜ親指の付け根が痛くなるのか?主な原因と背景

「親指の付け根が痛い」と感じたとき、多くの人は真っ先に手の使いすぎを思い浮かべると思います。ただ、指先だけではなく手首・前腕・肩の力みが影響することもあると言われていて、必ずしも一箇所だけが原因とは限らないようです。まずは、親指付け根の関節(母指CM関節)がどんな役割を持っているかを知ると、痛みの理由が少し整理しやすくなります。
親指付け根の構造と負担がかかりやすい背景
親指の付け根にある「CM関節」は、物をつまむ・スマホを握る・ペットボトルを開けるときなど、日常の細かい動作を支える重要な関節です。動きの自由度が高い一方、負担も蓄積しやすく、年齢や生活習慣によって炎症が起きる場合もあるようです。特に、料理や掃除、パソコン作業が続くと、知らないうちに親指周りの筋肉が頑張り過ぎていることも。毎日当たり前のように使う場所だからこそ、気づいたときにはひどくコリ固まっていた、なんて方も少なくありません。
よくある原因① 母指CM関節症と言われている状態
親指の付け根の軟骨がすり減ってきたり、関節への力のかかり方が偏ることで痛みにつながるケースがあり、その代表的なものとして「母指CM関節症」と呼ばれる状態があります。加齢による変化・長期間の使いすぎ・女性ホルモン低下との関係も指摘されることがあり、物をつまむ動作やビンのフタを開ける場面でズキっとした痛みが出る方もいると言われています。初期では違和感程度でも、無理が重なると痛みや力の入りにくさにつながる可能性があり、早い段階での対策が安心材料になりやすいです。
よくある原因② ドケルバン腱鞘炎(腱・腱鞘の炎症)
もう一つよく知られているのが「ドケルバン腱鞘炎」と呼ばれる腱の炎症です。親指を広げたり、荷物をつまんで持つ動きで痛みや腫れを感じやすく、スマホの連続操作やパソコン作業、育児中の抱っこで同じ負荷が続くと起こりやすいとも言われています。こちらは関節の摩耗というより、腱と腱鞘の擦れがストレスになるイメージに近く、痛みが鋭い・押すと響くような感覚を伴うケースもあります。
その他に考えられる背景
親指の付け根の痛みは、過去の打撲や骨折の影響、関節リウマチ、神経障害など複数の要因と結びつく可能性があるとされています。「特に心当たりがないのに痛みが強い」「腫れや変形が目立つ」「力が入らない」などの場合は、早めの相談が安心につながるかもしれません。放置すると手全体の使い方が変わり、肩こりや肘の張りにも広がりやすいと言われています。
なぜ中高年・女性に多いのか
中高年以降の女性に多いとされる背景として、加齢に伴う関節の変化、女性ホルモンの低下で関節が乾燥しやすいこと、長年の家事作業の積み重ねなどが関係していると考えられています。「昔から使ってきた体だからこそ、今になってサインを出している」という視点を持つと、ケアの重要性が見えてくるはずです。
2.痛みの種類・タイミングで見分ける ― 母指CM関節症と腱鞘炎の違い

親指の付け根が痛いと一言で言っても、痛み方・動かしたときの反応・時間帯によって背景が異なると考えられています。多くの方が同じように「ズキッ」と感じるわけではなく、朝だけこわばる人、力を入れたときに痛む人、安静にしていても重だるさが残る人などパターンはさまざまです。この違いに気づくと、自分の体が何を訴えているのかが少し整理しやすくなると思います。
母指CM関節症と言われるケースの特徴
母指CM関節症と呼ばれる状態では、つまむ・握る動作で痛みが出る方が多いと聞きます。例えばビンのフタを開けるとき、洗濯ばさみを挟むとき、スマホを長時間片手で持つときなど、親指にグッと力をかける場面で違和感が強くなりやすいようです。初期では軽い痛みや重だるさで済んでも、関節の軟骨が消耗しやすい年齢に差し掛かると、動かしたあとの疲労感が抜けにくいという声もあります。慢性的に負担がかかると、指先だけではなく手首や肘にも影響が波及すると言われていて、長期的なケアが重要という考え方もあります。
腱鞘炎(ドケルバン)が疑われる痛みの傾向
一方で、腱や腱鞘の擦れで起こるとされるドケルバン腱鞘炎では、「動かす瞬間に鋭く痛む」「指を開いたときにズキっと響く」といった訴えが多い印象です。スマホ連打・料理の刻み動作・赤ちゃんの抱っこで親指が沿った状態が続くと症状が出やすいとも言われており、押すと局所にハッキリ痛みが出る人もいます。力を抜いて軽く動かしたときに痛みが出るか、負荷をかけたときにだけ痛いのか、この違いを観察すると自己判断の材料にはなりやすいです。
判断のポイントは「痛む瞬間」と「どう楽になるか」
両者を見分ける際、ひとつの目安として
- つまむ動作で痛い → 母指CM関節症の可能性
- 親指を広げたり反らすと痛い → ドケルバン腱鞘炎の可能性
と言われることがあります。ただし断定はできないため、痛みの変化を数日単位で観察し、生活動作との関係を整理していくことが重要と考えられます。「朝は軽いのに夜に悪化する」「温めると少し楽」「押すと局所が響く」など、感じたことはメモしておくとケアのヒントになりやすいです。
3.自宅でできるケア・予防法 ― 無理しない手の使い方とセルフケアの提案

親指の付け根が痛いとき、まず「どこに負担がかかりやすい動きなのか」を知ることがケアの第一歩になると言われています。意外かもしれませんが、親指だけを考えるより、手のひらの使い方や腕のねじれ、肩の力みを一緒に見直すほうが楽になるきっかけにつながりやすいようです。「親指に問題があると思っていたけど、前腕がパンパンだった」という方も少なくありません。
日常動作の工夫で負担を減らすという考え方
まずは、親指に力を集中させない生活動作を意識します。
例えば、
- フタを開けるときは手のひら全体を使う
- スマホは片手で支えず両手で持つ
- つまむ動作をできるだけ減らす
といった工夫だけでも負担が変わると言われています。
「え、そんなことでも違うの?」と思われるかもしれませんが、細かい癖が積み重なって痛みにつながるケースは意外に多いです。
親指まわりのストレッチ・軽いほぐし
自宅でできる簡単なケアとして、親指の付け根〜手のひら中央にかけて軽く円を描くようにほぐす方法があります。
また、親指をゆっくり外側に広げていき、痛みの出ない範囲でキープするストレッチも役立つと言われています。
ここで大切なのは「強く押さない」「無理に引っ張らない」ことです。
刺激が強すぎると防御反応で筋肉が固まりやすく、逆効果になってしまうこともあります。
当院が重視する“腕〜肩”のチェックポイント
当院では親指に痛みがあっても、まず手首の角度・肘のねじれ・肩の位置を確認しています。
理由としては、
- 肩が前に入ると前腕が張りやすくなる
- 手首が内側に倒れやすいと親指の付け根に力が集中しやすい
といった全体の力の流れが関係しているためです。
「親指だけを押しても変わらなかったのに、肩をゆるめた途端に楽になった」というケースもあり、人によっては体全体のバランスが改善のヒントになると言われています。
セルフケア継続のコツと“やりすぎない”姿勢
セルフケアは短時間でOKです。
1日30秒〜1分のほぐしをこまめに行うほうが、長時間まとめて行うより体が反応しやすいとも考えられています。
もし「今日は逆に張ってきたかも…」と思ったら、無理せず休むこともとても大切です。
痛みが続く場合は、生活の使い方を一緒に見直す必要があるかもしれません。
4.こんなときは注意 ― 専門機関相談の目安と整体でできること

親指の付け根の痛みは、多くの場合「生活の負担」や「使い方のクセ」が関係していると言われています。ただ、なかには放っておくと悪化してしまうケースもあり、早めに相談した方が良い状態も存在します。「少し痛いだけだから…」と我慢してしまう方も多いのですが、体が出しているサインを見逃さないことが、結果的に安心につながることが多いようです。
痛みが続く・腫れが強いときは注意が必要
例えば、
- 何もしていなくてもズキズキする
- 親指の付け根が明らかに腫れてきた
- 触ると熱を持っている
こうした変化が数日〜数週間にわたり続く場合、関節や腱に強いストレスがかかっている可能性があると言われています。また、物を握ろうとした瞬間に力が抜ける、カクッとする、変形してきたように見えるなどの違和感があるときも、放置せず相談すると安心です。
過去のケガ・リウマチなどの影響が疑われるケース
親指の付け根の痛みは、過去の突き指・骨折の影響、関節リウマチ、神経の問題など、別の背景とつながる場合もあります。特に「朝だけこわばる」「左右差が大きい」「小さな関節がいくつも痛む」といった特徴があるときは、専門的な視点が必要になることがあります。気になる変化が続く場合は、早めに相談することで状況が整理されやすくなると言われています。
整体で対応できること・できないこと
当院では、親指だけを触るのではなく、手首・前腕・肩・姿勢まで含めて体の使い方を見ています。親指にかかる負担は、多くの場合「上半身の力の流れのクセ」から生まれるため、腕全体のねじれや肩の巻き込みを調整することで、負担が軽くなるパターンが多いと言われています。
ただし、
- 強い炎症
- 骨折の疑い
- 明らかな変形
- リウマチが疑われる状態
といったケースは、整体だけで改善を目指すのが難しいこともあるため、必要に応じて医療機関との併用をおすすめしています。
整体の役割は「負担を減らす環境づくり」と「再発しにくい使い方の提案」が中心で、決して無理な施術を行うことはありません。
早めに相談した方が安心につながる理由
「もう少し様子を見よう」と思っているうちに、手の使い方のクセがさらに強くなってしまう方も少なくありません。早い段階で相談いただくと、痛みに合ったケア方法や生活動作の調整ができ、回復のきっかけがつかみやすいと考えられています。親指の痛みは小さなサインに見えても、体のバランス全体が影響している場合もあるため、気になるときは早めのチェックが安心です。
5.整体的な視点から考える対処法と再発予防 ― 当院のサポート内容

親指の付け根の痛みは、指そのものだけを見ていても、根本的な原因が見えにくいと言われています。実際、当院に来られた方の多くが「親指の痛みなのに、肩や肘まで固くなっていた」というパターンを抱えていました。手先の問題に見えても、体全体の使い方が影響していることが少なくありません。
まず体全体のバランスを確認する理由
当院では、最初に親指だけでなく手首の角度、肘のねじれ、肩の位置、背中の張りなどを細かくチェックしています。親指の付け根に負担が集中する背景のひとつに、「手首が内側に入り込みやすいクセ」や「肩が前に巻き込まれている姿勢」があると言われており、この癖が続くと前腕が張りやすくなり、結果的に親指の筋肉が働きっぱなしになります。こうした体のクセを紐づけて確認することで、痛みの根っこが見えやすくなることがあります。
当院が行う施術の特徴
施術では、強い矯正は使わず、手首〜腕・肩〜背中までの筋膜や関節の動きをやさしく整えていきます。姿勢が前に倒れやすい方には肩甲骨の動きを引き出す調整を行い、前腕が固まりやすい方には筋膜リリースを中心にしたソフトな手技を使うことが多いです。
「親指だけ押しても変わらなかったのに、肩と腕を整えたら楽になってきた」という声もあり、体全体のつながりを見ながら負担を取り除くことが、当院では重視されているポイントです。
自宅で続けられるセルフケアと使い方の見直し
施術後は、再発を防ぎやすくするためのセルフケアをお伝えしています。
例えば、
- 親指に力をかけすぎない持ち方
- 手首をまっすぐ保つコツ
- 肩が入り込みにくい姿勢作り
など、日常で気づきやすいポイントから始めてもらうことが多いです。
また、短時間のほぐしや軽いストレッチを、無理のない範囲で日常に取り入れていくことで、痛みの再発予防につながりやすいと言われています。
当院のサポート体制(3ヶ月の定着ケア)
当院では、ただ施術をして終わりではなく、日常生活のクセや体の動かし方を整えるところまでサポートしています。3ヶ月の継続ケアでは、
- 姿勢や使い方の改善
- セルフケアの定着
- 食事や生活習慣のアドバイス(栄養・体の回復力)
などを組み合わせ、痛みが戻りにくい体づくりを一緒に進めていきます。
体の理解が深まると、自分で調整できる範囲が増え、再発しづらい状態を保ちやすくなると言われています。
お悩みの方は、荒川区・文京区 整体oasisへ
なぜ当院で改善できるのか? その理由は、当院のアプローチ方法にあります。
「どこへ行っても改善しなかった…」そんな方こそ、一度ご相談ください。
お電話ならすぐにご予約の空き状況をご案内できます。
LINEからは24時間いつでもお気軽にお問い合わせできますので、ぜひご利用ください!


この記事を書いた人
笠井 将也
荒川区・文京区にある整体oasis(オアシス)では、初めてのお客様に、当院にお身体をあずけられるか判断していただくため、初回のお試し価格をご用意しています。
どのコースを選べばよいか迷われる方は、お気軽にご相談ください。お身体の状態を確認し、改善までの期間や、費用感などもおうかがいしながら、最適な計画をご提案します。