最近、腰痛でご来院される方が急増しています。
その中でも特に、
- 長時間座っていて立つ時に腰が痛い
- 寝ているだけでも腰が痛い
- 前屈みができない
などの症状でお悩みの方がとても多いです。今回はそんな症状について書いていきます。
座っていて腰が痛むのは椎間板が傷んでいる
《椎間板》という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
これは腰の骨と骨の間にあるクッション材のようなものです。
重たいものをもったり、歩いたり、座ったりした時に背骨にかかる負担を軽減する役割があります。
特に今回のテーマである、
『長時間座っていて、立つ時に腰が痛くて伸びない』
症状についてはこの椎間板が傷んでいる可能性が高いです。
椎間板にも炎症が起きる
いくら椎間板がクッション材といっても、どんな負荷にも耐えられる無敵の組織というわけではありません。
椎間板にも大きな負担がかかりすぎると炎症を起こすことがあります。
特に座っている姿勢というのは椎間板に大きな負担をかけることが知られています。
ずっと座っていることが多い方、あるいは重たいものを持つことが多い方は椎間板に負担をかけやすく、炎症が起きる場合があります。
一度、椎間板に炎症症状が起きてしまうと、おさまるまでは座っているのが辛かったり、腰を伸ばせなかったりします。
重症化すると椎間板ヘルニアに
さらに椎間板の損傷が大きくなると、《椎間板ヘルニア》という状態になります。
これは椎間板が破けて、中身が飛び出してしまい、神経を圧迫してしまう状態のことを言います。本当にひどいと手術になってしまうこともあります。
椎間板を痛めた時の対処法
まず1週間程度は安静がオススメです。
椎間板に炎症がある状態で、運動や無理にストレッチなどを行うことは推奨できません。
湿布を張り、消炎鎮痛剤を飲んでも良いかもしれません。
痛みが少し落ち着いていた段階で整体や施術などを行い痛みを根本的に解決していくのが良いでしょう。
腰痛が再発しないためには?
1週間安静にしても痛みが変わらなかったり、腰痛を繰り返していたり、痛みが普段からなかなか改善しない方は要注意です。
慢性的に腰に炎症が起きていたり、椎間板が損傷している可能性があります。
これを改善するためには施術が必要、例えば背骨・骨盤・股関節といった部位をチェックし、腰に負担をかけている原因を根本的に取り除いていく必要があります。
これは一度近所の治療院でみてもらうことをオススメします。
あまり慢性化させると骨が変形してきたりしてしまう場合もあるので早めの対処が肝心です。
最後に
今回は《長時間座って立つ時に腰が痛くて伸びない》症状についての対処法を書きました。
実は私自身この症状を経験したことがあります。
本当に腰が痛くて仕事にならず、座っているのも辛いので姿勢の置き場所がわからない。特に季節の変わり目ではこういう症状が出やすい傾向があります。
ぜひ皆さんもお身体気をつけてください。
ご不明な点があればいつでも当院のLINEからご相談ください。それでは今回も読んでいただきありがとうございました。