ばね指とは
※画像引用元 日本整形外科学会「ばね指(弾発指)」より
バネ指とは指を曲げ伸ばしする時に、カクッカクッと引っかかりを感じて、痛みや、腫れを伴う症状です。
朝などに、指が曲がったまま固まり、無理に伸ばそうとするとバネを弾いたかのように指が急に伸びることから「ばね指」と呼ばれます。
症状が悪化すると自力で指を伸ばすことができなくなり、反対の手を使って指を伸ばさないと、指が曲がったままになることもあります。
男女比でいうと女性の方が発症率が高く、家事や育児をする女性にとってはかなり辛い症状です。
どんな症状が出るの?
ばね指では
✓指の曲げ伸ばしをするとカクッとなりスムーズに動かない
✓指を曲げ伸ばしするとピーンとばねの様に伸びて痛い
✓荷物を持ったり思い物を持ったりする事が出来ない
✓手がどんどん握れなくなっていく
✓指や指の付け根にコリコリとしたシコリができる
以上のような症状があり、特に親指、中指に発症しやすいです。
「ばね指」の原因はなに?
指が動く時、指を動かす筋肉の腱が「腱鞘(けんしょう)」というトンネルのような物に包まれており、通常はその中を腱がスムーズに伸びたり縮んだりします。
バネ指は、その腱やトンネルに炎症が起きて腫れてしまっている状態です。
炎症を起こしたトンネルの中が腫れて、狭くなることでその中を通過する腱がスムーズに伸び縮みできなくなり、痛みやひっかかり、バネのような動きになります。
ばね指になりやすい人の特徴として、仕事や家事、子育て、スポーツ、手芸などで指や手首を酷使する人に多く発症します。
また、妊娠・出産期や更年期に伴うホルモンバランスの変化は腱の動きに影響を及ぼし、バネ指が発症しやすくなります。
当院では「ばね指」に対してこんな施術をします
当院ではばね指に対して
・手や指を動かす筋肉への施術
ばね指は肘から下にある手や指を動かす筋肉・腱に疲労がたまり硬くなることが原因の一つとして挙げられます。
硬く、動きづらくなった肘から下の筋肉に施術をして動きやすくすることにより症状の改善を行います。
・手首・指先の関節への施術
ばね指になると手首や指先の骨の配列が正常な状態から逸脱してアンバランスな構造になります。
指・手首等の関節に施術を行うことによって関節のバランスを整え、症状の改善を行うことができます。
・患部の周辺に存在する神経への施術
ばね指が生じる部位には首~手先にかけて走行する神経の末端が存在します。
その神経周辺の筋肉が硬く緊張することにより神経が障害されてばね指の原因の一つになります。
神経付近の筋肉や神経そのものに直接施術を行うことにより神経の障害を取り除き症状の改善を行うことができます。
・内臓への施術
意外かもしれませんがばね指は内臓の疲労や自律神経の乱れが原因となり生じることがあります。
内臓器の一部と肩・肘・手の神経は密接な関係にあり良くも悪くもお互いに影響し合います。
必要に応じて胃・肝臓・胆嚢・肺・心臓などの内臓の調整を行います。
その他、日々の食習慣を見直すことで症状が改善する場合があります。
現在の食習慣や生活のスタイルをお聞かせいただいたうえで無理のないアドバイスをさせていただきます。
最後に
いかがだったでしょうか?
指を動かすとカクカクして痛みが出る、そんな症状でお悩みの方は「ばね指」の症状が出ているかもしれません。
ばね指は仕事や運動で手先を多く使う人や家事や育児を行う女性に特に多く発症しますが日常生活における影響は多大なものかと思います。
重症化すると病院では手術を勧められるような症状ですが当院の施術で多くの患者さんの症状が改善しています。
手先、指先の痛みやカクつきでお悩みの方はぜひ、当院へご相談ください。