シンスプリントってなに?
シンスプリントとは運動中、運動開始時にスネの内側・下1/3の辺りに痛みがでるスポーツ障害です。
専門的には脛骨過労性骨膜炎(けいこつ かろうせい こつまくえん)とも呼ばれます。
病態はランニングやジャンプ動作の反復によるオーバーユース(使い過ぎ)で、スネの骨(脛骨)に付着する筋肉や骨の表面(骨膜)が炎症した状態です。
ちなみに「shin」は英語で「スネ=脛」のことです。
どんな症状が出るの?
シンスプリントの症状として下記の様な特徴があります。
✓運動中、走っているとスネの内側に痛みがある
✓スネの内側の筋肉を押すとものすごく痛い
✓運動後にスネの内側がジンジンと痛む
✓安静時でもズキズキと痛みを感じる。
シンスプリントの症状は運動時や運動後にスネの内側・下1/3辺りにズキズキと痛みが生じます。
患部を押すと強い痛みがあり、重症化すると痛みの出る範囲がスネ全体に徐々に広がっていきます。
痛みが出る部分は疲労骨折が起こる可能性もあるためにしっかりと鑑別を行わないといけません。
シンスプリントになる原因となりやすい人の特徴
ランニングやジャンプ動作の反復による足の筋肉のオーバーユース(使い過ぎ)で陸上競技やサッカー、バスケットボールなどのスポーツ競技を行う人に多く発症します。
足の筋力が弱い症例が多く、競技を始めたて中高生に起こりやすいことから「初心者病」とも言われます。
またシンスプリントになりやすい人の特徴として土踏まずがなく、足が平らになった「へんぺい足」があります。
「へんぺい足」の人は地面から足に伝わる衝撃が上手く吸収出来ず、足に負担がかかりやすい為、発症しやすいとされています。
当院ではこのように施術します!
シンスプリントは足が平らになったへんぺい足の人に多く発症すると言われています。
へんぺい足の人の足部を後ろから見てみると個人差はありますが、イラストの様にアキレス腱から踵のラインが外側に反っている状態になっています。
※右のへんぺい足を後ろから見た図
この状態になるとスネの内側にある長趾屈筋、後脛骨筋といった筋肉が常に引っ張られている状態になり、筋肉の動きが悪くなります。(下記イラスト参照)
※右足を内側から見た図
その結果、筋肉や筋肉が付着する骨膜、及びその周辺に負担が蓄積して痛みが生じます。
当院では動きの悪くなったスネ内側の筋肉や足首・踵周辺の関節に施術をして患部に負担がない状態をつくり、症状の改善を目指します。
最後に
いかがだったでしょうか?
シンスプリントはスポーツ競技を行う中高生に多く発症し、その競技活動の妨げになります。
お医者様に安静を指示されても競技の練習が休めず症状が長期に渡ってしまう、という方は少なくありません。
シンスプリントと診断を受けてなかなか治らない、普段痛みを我慢して競技の練習している、早く練習に復帰したいというお悩みをお持ちの方はぜひ、当院へご相談ください。