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顎関節症

顎関節症とは「あごが痛い」「口が開かない」「口を開け閉めすると音がする」といった症状が出る疾患です。

顎関節症の症状

顎関節症の症状として

✓硬いものを噛むとあごが痛い

✓口を大きく開くことができない

✓あごを左右に動かすことができない

✓あごがだるい

✓口を開け閉めするとき、カクカクと音がする

上記の様な症状があります。

顎関節は耳の穴のすぐ前方に位置するため「耳の痛み」や「耳鳴り」を伴う方もいらっしゃいます。

 

顎関節症の病態

顎関節症は下記の4つのタイプに分類され、それぞれ病態が異なります。

タイプⅠ:咀嚼筋(そしゃくきん)障害

咀嚼筋障害顎関節を動かす筋肉の痛みによるものです。

咀嚼筋(そしゃくきん)と呼ばれる口を閉じる筋肉と首まわりにある口を開く筋肉のバランスが悪くなり生じます。

 

タイプⅡ:関節包、靭帯損傷

顎関節の周りにある関節包や靭帯などの組織が傷ついたものです。

硬いものを噛む、あごをぶつけるなど、外傷に起因することが多いです。

外傷なので基本的に安静にしていれば症状は軽快します。

 

タイプⅢ:関節円板障害

関節円板障害顎関節は頭の骨(頭がい骨)の中にある唯一の関節で、頭の骨と下あごをつないでいます。

そして骨と骨の間には、骨が直接接触しないように、「関節円板」と呼ばれるクッションのような組織が挟まれています。

この関節円板の位置がずれてしまい、音がしたり、口が開かなくなるといった症状が出ます。

 

タイプⅣ:変形性顎関節症

あごの骨の変形によってあごの動きが悪くなり、痛みが出るものを言います。

この場合はお医者様による処置が適応となります。

 

顎関節症になりやすい人

✓片側でものを噛む癖がある人

✓歯ぎしりをする人

✓噛み合わせの悪い人

✓歌手など口を大きく開く、発声をよく行う職業の人

✓食いしばりで奥歯がすり減り、ものを噛む位置が後退している人

✓精神的な悩みやストレスを抱えている人

20~50歳の方に多く、男女共に起こります。

思春期~更年期は特に女性に多いといわれています。

 

歯ぎしりや食いしばりは無意識のうちにストレスを解放しようとして睡眠中に起こるといわれています。

その為、物を噛む、口を大きく開けるといった原因のほかに精神的ストレスが影響して顎関節症になることがあります。

 

顎関節症の施術

顎関節症施術

まず顎関節症には上述した通り、4つのタイプがあります。

タイプⅣ(変形性関節症)は病院の受診が必要となりますが、それ以外の症状は整体で改善することが十分可能です。

当院の顎関節症への施術としてまず、咀嚼筋(そしゃくきん)とよばれる口を閉じる筋肉や首周りにある口を開く筋肉に対して筋緊張緩和を目的とした施術を行います。

また顎関節の動きは頭の位置や頸椎(首の背骨)バランスが大きく影響します。

その為、首や背中など、顎関節以外の部位の筋の緊張状態、関節可動域、骨配列のバランスを検査して必要に応じて筋肉・関節の硬さや骨の配列を整える施術を行い症状の改善を目指します。

 

最後に

顎関節症の症状があると食事や発声など普段から行うなんてことのない動作に大きな影響が出ます。

顎関節症は精神的なストレスが影響して発症することがあるため、痛みとストレスが交互に折り重なって長期的な症状になることも珍しくありません。

あごの痛みや違和感、口が大きく開けない等のお悩みをお持ちの方はぜひ、当院へお問い合わせください。

 

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