皆さんは、
「特にきっかけがなく、なぜ身体に痛みや不調が出たのかわからない」
「痛みが良くなっても再発を繰り返している」
などの経験がありますでしょうか?
痛みや不調などの症状によるお悩みを根本的に改善していくには、症状が出た原因を知らなくてはなりません。
今回は、症状の原因と考え方についてまとめたので、参考になればと思います。
痛みや不調は日常生活での負担の蓄積が原因
痛みや不調は、外傷などの明確な受傷機転がある場合を除き、生活上での負担が蓄積したことによって生じていると当院では考えています。
皆さんも、肩や腰の筋肉が張っていたり、頭痛がしたり、疲れがとれなかったりなど、日常生活や仕事にそこまで不調はないけど、感じたことがある症状があるかと思います。
その症状こそ、日常での負担が蓄積しているという身体からのサインになります。
このサインを見逃していると、その後も負担が蓄積し続け、限界に達すると病気(疾患)として発症します。
そのため、
・施術やセルフケアで、現状まで蓄積している負担を減らすこと
・負担が蓄積していることや習慣に気づき、日常的に今後の負担を減らしていくこと
が症状改善のために重要です。
当院での症状の考え方
では、日常での負担とはどのようなものがあるでしょうか。
当院では、3つの側面から考えています。
アウター(身体の構造面)
アウター面は、骨、筋肉、内臓、血管、神経、リンパなど、私たちの身体を構成している全ての組織になります。
筋肉や骨格、内臓にゆがみが生じると、姿勢の崩れによって特定の組織に負担がかかります。
同じ場所に持続的な負担がかかり続けることによって、症状が出る原因となります。
インナー(生活習慣)
インナー面は、食事や睡眠、運動習慣、姿勢、お仕事(デスクワークや肉体労働など)などになります。
日々の食事(栄養)や水分摂取量、姿勢などの生活習慣によって、身体の構造面である筋肉や内臓に硬さやゆがみが生じたり、血流障害が生じることで、症状が出る原因となります。
メンタル(思考や感情)
メンタル面は、ネガティブな思考や感情、家庭や職場でのストレスなどになります。
心の状態が普段の生活習慣に影響したり、自律神経に負担をかけることで、構造面の硬さやゆがみが生じ、症状が出る原因となります。
これら3つの崩れで症状が現れますが、一つの原因ではなく、さまざまな原因が積み重なった結果として症状が現れます。
最後に
いかがだったでしょうか?
症状には必ず原因があります。
症状の原因を複合的に考えることで、痛みや不調を根本的に改善していくことができます。また、改善した後も再発せず、お身体を快適な状態に維持していくこともできます。
今回の内容が、ご自身のお身体と向き合うきっかけとなれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。