TFCC損傷とは
「TFCC」とは「三角線維軟骨複合体」のことで手首の外側(小指側)に位置する靭帯と軟骨で構成される組織です。
TFCCは、前腕(肘から下)の骨と手部の骨を繋ぎ、手首の関節の支持・安定させるのに役立ちます。
転倒し手を強く床に着いたり、手首を捻ったり、骨折したりするとTFCCが損傷することがあります。
また、加齢による組織の摩耗によってTFCCが損傷することもあります。
TFCC損傷の症状
✓手首の外側(小指側)が痛む
✓手首を捻る様に動かすと「コキコキ」と音がする
✓手首を捻る様に動かすと痛む
✓握力が低下する
✓手首の不安定感がある
軽度のTFCC損傷であれば自然に治ることもありますが重度のTFCC損傷の場合、治療せずに放置すると手首の関節が弱化したり不安定になったりする可能性があります。
TFCC損傷の原因と病態
「TFCC」とは医学用語で「三角線維軟骨複合体」を意味します。
TFCCは靭帯と軟骨で構成されており、前腕の2本の骨(橈骨と尺骨)、及び手首の外側(小指側)の支持・安定に働きます。
TFCCの存在により、手首を回したり、物を握ったりすることができます。
TFCC損傷は加齢による組織の摩耗や弱化が見られる50歳以上の人に好発しますが、外傷の度合によって誰にでも起こる可能性があります。
TFCC損傷の主な原因は外傷です。
手首の関節に強い圧迫力と捻じれが伴った際に発生し、手首の骨(尺骨や橈骨)の骨折が生じる場合もあります。
典型的な例として転倒して手のひらを床に強く着く、野球やテニスなどのラケットやバットを使うスポーツや、体操競技などで手首を酷使した際にTFCC損傷が生じます。
TFCC損傷への施術
TFCC損傷は外傷により発生するケースが多く見られます。
転倒やスポーツ活動など、負傷原因の明らかな急性のケガの場合は速やかに整形外科を受診してお医者様の指示に従うことを推奨します。
上記の前提の上、慢性的に手首の外側(小指側)に痛みがあり改善しない、過去にTFCC損傷と診断を受けたという方はぜひ、当院へご相談ください。
TFCC損傷を経験した方の特徴として手首周辺の骨配列の乱れが見られます。
当院ではTFCC損傷への施術として手首周辺にある手根骨・尺骨・橈骨と呼ばれる骨や関節に施術を行います。
アンバランスな手首周辺の骨配列を整え、患部周辺の血行不良・酸欠状態を解消することによって痛み症状の改善を行うことが出来ます。
さいごに
TFCC損傷は外傷により発生するケースが多く見られます。
負傷原因が明らかな急性のおケガをされた場合は速やかに整形外科を受診してお医者様の指示に従うことを推奨します。
早期の内に病態を把握し、正しい処置が出来れば多くの場合は手術を必要とせず症状が回復すると言われています。
上記の前提の上、慢性的に手首の外側(小指側)に痛みがあり改善しない、過去にTFCC損傷と診断を受けたという方はぜひ、当院へご相談ください。